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ポルシェ・カイエン S と、911 カブリオレ。  ヨメと家族とポルシェたちに囲まれ、仕事に精出すサラリーマンの ぬる湯 顛末記。
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Posted by - 2024.04.27,Sat
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Posted by フラン - 2008.12.09,Tue

 
下の写真、先週末に途中まで帰り道が同じだったアイさんに撮って頂いただいたものですが、
走行中の自車の後ろ姿を見る機会があまりなく、嬉しくなっちゃいます。

また箱根オフでも BG さんから頂いた同じく後ろ姿や、軽井沢でちんはらさんから頂いた
信号待ちの写真などなど。 停まっている自分の写真は山ほどあるのですが、
走行中のものは
少ないため、ホントありがたいです。
 

20081207_Daikoku_021.jpg
 
 
走行しながらたまに思うこと、どのようにスボイラーが上がっていくのでしょううか。
その瞬間を、是非見てみたいと思うことがあるものの、こればかりは如何ともしがたく....。
 
 
先週の大黒 SA でも、「ポルシェの各モデルは前から見るとほとんど同じになのに、
後ろから見ると
それぞれ個性があるねぇ」との感想が、誰からともなく出でいました。
素のカブリオレのため、
屋根からタイヤ・ハウスにかける曲線とボリュームが いまいち
はっきり出ないものの、それでも
なかなか 大きなヒップであることに、改めて気が付きます。
 
 
また後ろから自車を見たとき、どんな人物が乗っているのか判らないのもいいですね。
精悍でない顔立ちを隠すことが出来ますし、何より修正を加える必要がありません。
「たわし」 がハンドルを握っていることを悟られないため、嬉しい限りです (笑)
 
 
 
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Posted by フラン - 2008.12.08,Mon

先週金曜日 出張帰りの当日に、業界内の親睦会を兼ねたちよっと早い忘年会がありました。
前日中州で深夜残業、本日もまた深夜残業近くまで やらなければならないかと思うと、
週末まぎわで体力が残り少ない我が身には、結構なハードル。
参加予定をすでに示しているものの、お疲れモードが漂う金曜日の夜。

羽田空港から会社に戻り 集まり場所を確認してみると、あまり地の利の良くない高輪プリンス・ホテル
近くのレストラン。 わっ、遠いなぁと思いながらもグーグル・マップで場所をチェック。
そしたらなんと、東京タワーの近くではありませんか。 開催時間はちょっと遅い午後 8時。
ならカメラを出張場所に持参していたこともあり、一丁参加の決意がメラメラ。
懇親会よりも、夜の被写体に絶好な、東京タワーの なめ回しを思い付きました。


会社を 6時過ぎに離れ、現場に直行。 飲み会まで、まだ一時間ほどの余裕があります。
三脚はなかったのですが、手振れに気をつけ被写体の試し撮りのスタートです。 ( 全て ニコン D700 です )


20081208_Tower_001.jpg



東京タワー、「何年前に登ったのだろう」 と、感慨にふかりつつ現場に接近。
なっなんなと、黒山の人だかりです。 意外なほどの、多くの観光客。
映画が出来たことも影響しているのか、観光バスも 続々駆け込んで来ます。


20081208_Tower_002.jpg



タワーの真下に行くと人だかりの中、聞こえてくる声の約 1/3 は、アジア諸国の言語です。
海外からも、多くの観光客を集めています。


修学旅行でも東京タワーを訪れ、その後 2,3回登ったのでしょうか。 未だ大人気の観光スポットです。
この光を見ると何故かわくわくし、憧れるのですよね。
新幹線で帰ってきた時、はたまた車を利用時、首都高速途中で真正面にに見える東京タワー。
「やっと東京だ」の思いが、必ず頭や心の中に湧いてきます。 
東京で生まれていないにもかかわらず、東京に住んでいる証の原点かもしれません。

♪ 最終電車で 君にさよなら    いつまた会えると 聞いた君の言葉が
  走馬燈のように めぐりながら  ボクの心に 灯を灯す....

マイ・ペースが歌っていた 「 東京 」 が、知らずと口をついて出てきます。


20081208_Tower_003.jpg



もう設立 50年だそうですが、威風堂々の姿を改めて拝見させていただきました。
東京タワーは、1958年、10月 14日に営業を開始したそうですね。

ちよっと興味を持ったこともあり、50年前の日本、 1958年 (昭和 33年) 当時の日本を知りたく、
ネットでサーフィン。  ちょっと羨ましくなるような時間の流れが、そこに現れていました。


20081208_Tower_007.jpg


みんな明日を信じ、燃え盛っていた時代なのでしょう。 1958年、当時の日本です。

* 日本の GDP  + 11.5 %。  デフレーター + 1.6 %。 名目 GDP は、 + 18.8 %。
  ( インフレ無き、超高度成長。 あり得ない姿なのではないでしょうか )

* 1958年の大卒初任給 : 1万 3,467円。   平均所帯主収入 :  3万 4,663円。

* 1958年、新発売となったグッズと価格。
  チキン・ラーメン  35円。  スバル 360  36万 5,000円。 ホンダ・スーパー・カブ。
   ( 現在の初任給から引き直すと、インスタント・ラーメンって結構高いようです)

* 主な物価 : 喫茶店のコーヒー  50 ~ 60円。 現在は約 10倍の 600円。
         ガソリン 1L : 38円。  
         国内乗用車保有台数 : 22万 5,357台 ( カローラ・サニーの登場前でした )

* 日経平均株価 : 955円。 (1958年から岩戸景気が始まり、42か月続いたそうです)

* この年設立された著名会社 : イトー・ヨーカ堂、全日空 (合併により)


さすがに日経平均株価 955円には、隔世の感を覚えます。 ただ GDP + 11.5 % に関しては、
明日を計算、また期待出来る年代だったのでしょうね。 
苦しくもあり、反面楽しみが見える一番良い時期だったかも知れません。


近くの銀杏の樹 ( ISO 3200、ストロボなしです )


20081208_Tower_005.jpg



東京タワー 真正面にあるレストランのウィンドウ。 綺麗です。


20081208_Tower_004.jpg



その後定時に飲み会に出席してみたら、みんな暗~い。 出てくる話は、不況感漂う言葉ばかり。


             20081208_Tower_008.jpg


常に勇ましい姿を見せてくれる東京タワー、全体像を見ると美しくもあり、また なんか寂しくもありでした。

Posted by フラン - 2008.12.07,Sun

 
紙ふうせんの 曲目タイトルのようになっていまいましたが、素敵な日曜日でした。
このあいだ BG さんに企画して頂いた軽井沢オフ。 綿密なスケジュールで参加させて頂いた
私も大満足。 その時一緒に来て頂いた、ちんはらさん。 実は約一年前からグーグルで私が
勝手にお話し始め、BG さんにお世話になった軽井沢で初めてお会いしました。
 
いろいろと親しくさせて頂き、ちんはらさんの未体験エリア。
大黒 SA をちょこっと覗いてみてみたいとのご要望に、ほんじゃあ行きますか ! で
今日のスケジュールは決定です。大黒 SA お散歩 ご機嫌さんの集まりに行ってきました。
 
 
今日も元気だ、私もピカピカ・タンクローリーと ご一緒です。
 
 
20081207_Daikoku_001.jpg 
 
 
 
どこまでも続く直線道。 カリフォルニアの青い空 ( イーグルスの歌か ? )  のように高速道は真っ直ぐ。
中央車線、時速 200 km /h の走行です。 右の追い越し車線は、 300 km / h 。
な~んて、ありえません。 私の走っている左端走行写真は、まったり 80 km / h の日本の高速道。
 

20081207_Daikoku_002.jpg
 
 
ヨメに一言、「おっ、綺麗な富士山、シャッター・チャンス 」。  
ヨメ曰く、「カメラ変わったから 操作が分からない。 とりあえず、シヤッターを押せばいいのね」。 
で撮れた富士山。  煙突なければ最高でしたが、冬の季節は富士山の綺麗な姿を拝むことが出来ます。
 

20081207_Daikoku_003.jpg

 
 
そうこうしているあいだに、大黒 SA に近づいてきました。


20081207_Daikoku_004.jpg


まだ 9時半。 早い到着に私は余裕でお迎えできるのかと思いきや、
ありゃ ちんはらさんはすでに ご到着済みで、逆に迎えて頂きました。 お待たせし、すんません。
 
 
久方ぶりのご挨拶のあと、暫く たわいもないお話。 その後奥様のご登場。
後でご紹介させて頂きますが、ちんはらさん、アイさん、そして今回お会いできなかった
people-ossanさんや 173さんの各奥様、皆さん素敵なご伴侶。
で それ以上に主婦軍団は すぐに輪になり、まったり時間を楽しんでいらっしゃいます。 
 
 
ちんはらさんが 2ヶ月前に買われたカメラがストに入られたということで、私の幻灯機で試し撮り。 
ここでちんはらさんご家族を、煽りイカ。  ニコン良いです。 キャノンは空の色が良いです、などなど。
以下、ご夫婦が試し撮りなさったショットを、アップさせて頂きますね。 ご参考になるでしょうか。
初めてお会いしましたが、想像通り 清楚で素敵な奥様です。 ヨメもうっとり。

(軽井沢での写真、大変ありがとうございました。 顔ばっちり、ピントドンびしゃの画像。
我が家の玄関入り口、真正面に飾りつけさせて頂きました)


Cannon 40D

20081207_Daikoku_007.1.jpg



同一構図で Nikon D700

20081207_Daikoku_005.jpg


以下、Nikon D700で、ちんはらさんみずからの撮影。 


20081207_Daikoku_007.jpg



20081207_Daikoku_006.jpg


こちらは、Cannon 40D
 
20081207_Daikoku_007.2.jpg


その後mu1763さん、少し間をおいてアイさんのご到着。 mu1763さんには、突然お声がけしまして
申し訳ございませんでした。 と返しつつ  mu1763さんは、なんと我々よりも早く大黒 SA に
いらっしゃっていました。

その頃素敵な奥様連合は、井戸端会議で高笑いの一時を送っていたようです。
抜けるような晴天。 冬間近ながらも、ぽかぽか陽気の昼下がり。


20081207_Daikoku_008.jpg



20081207_Daikoku_009.jpg

 

mu1763さん、凄い方です !  綿密な計画でボクスターを導入され、たまのサーキット走行。
何でもトライしてみたいと、いろいろなアイデアをお持ちです。 次はトイ・プードルを飼おうかとの将来像。 
これは私も、見習わなければなりません。 手に届く夢があると、日々楽しく過ごすことが出来ます。
mu1763さん、今の計画を、是非実現して下さいね。 

大黒でお別れした後、偶然にもある SA で再度お会いし、お話しさせて頂きました。
(スポイラー、華麗にあがっていました~。 )


20081207_Daikoku_010.jpg

 
 
そしてアイさんご夫婦にも来て頂きました。
このご両人、笑顔が最高なんですよね。 本当はマスクをはずしたいくらい。

(この写真、ほとんど 100km / h 走行途中。 しかもカメラマンは、ど素人のヨメです。
最近のカメラって、正確にピントが合います 700D )


20081207_Daikoku_011.1.jpg



20081207_Daikoku_011.jpg 
 

お会いしたきっかけは、私がボクスターに乗っていた時、とある SA で こんにちわ のご挨拶からでした。
それから一年、親しくさせて頂いています。 いつも笑顔のご夫妻、自然な素振りが素敵な 良きご夫妻です。
指を指すご主人のその先に、未来が見えているようで、うらやましいなぁ。
 
 
なんか たらたら走っている間に、見慣れた光景を通過。 今週も 良い半日送ることが出来ました。


20081207_Daikoku_012.jpg
 
 

またお会いできればと思っています。 
皆様 まだ時間はありますが、良いお年をお迎え下さいね。
 
来年また、再見  !
 
 
Posted by フラン - 2008.12.06,Sat

 
木曜日、年末を控え 福岡にご挨拶の出張。  そこで考えたのが、彼女と同伴旅行。 もうウキウキ。 
お付き合いをしてまだ 二週間くらいしか経っていないため、もう少し親しくなることが出来ればと。
思い切って「旅行に行こうか」とお誘いしてみたところ、すぐさま 「 OK 」の返事。 
もう やった~ の世界です。
 
ただこの相手、少し重いのです。 また知り合ったばかりで、彼女のことを完全に
熟知していなかったこともあり、現地でのスケジュールをビシッと決めなければなりません。
楽しいながらも、ちょっとした緊張感。
 
 
「 うワっ ついに出張を兼ねた、凄い旅行スケジュールが実現した 」 と思いつつも、
夜のことを考えると、いったいどうして良いのやら。 
何とか無難に過ごすことが出来ればと思い、羽田空港で一緒にチェック・イン。


ところが どういう訳か私は検査ゲートへ、彼女は狭い X線ボックスをくぐり抜けます。
あれ、彼女って....?
 
  
その相方は、ニコン D700 でした。 今回二回目のデート。 しかも旅行同伴。
スタイルはよいのですが体重があるため、持ち歩くのも しょっぱなから苦労の連続です。
やっぱりカメラは、軽い方が楽ですよね。
さぁこれから機内で、取扱説明書を熟知しなければ と決意。
 
まず羽田で一枚。

20081204_Kak_001.jpg

 
 
現着です。 その後各クライアントにご挨拶したあと自由時間出来たため、博多の街の撮影を決行。 
クリスマスの飾り付けが、年末を表しています。 
ただ D700の詳細設定はまだ全くしていませんので、初期のまま。  
 
 
腕なしで撮りまくり。
 
20081204_Kak_002.jpg


 
年末の博多です。

20081204_Kak_003.jpg
 
 
 
木・金と ご挨拶を各社で繰り返し、夜は中州で深夜残業。
 
 20081204_Kak_004.jpg



翌日 ようやく帰京の船に乗り、雲の上をまったり。
 
20081204_Kak_005.jpg


 
西へ向かうジェットが横切っていきます。

20081204_Kak_006.jpg

 
 
帰りの機内でちょっとしたハプニング。 飛行時刻に強風が押し寄せ、共存しなければならないような
環境下に入ってきたようです。
 

紀伊半島を過ぎたあたりで、機内アナウンス。
「皆様 当機は後 6分で乱気流に遭遇いたします。 機体の揺れが生じるかも知れませんが、
飛行に支障はございません」
( あと 6分という正確なアナウンスは、きっと電卓で計算していないことは分かりました。
ただ “覚悟せいよ” とも受け止められる言葉に、機内は し~ん )  これから厚い雲に突入です。 
機体はジャンボと違い、小柄なB-767。 揺れそうな予感....。 
 
その後アナウンスが続いている最中、突然ぐらぐらっときました。 
機体が数秒くらい急降下。 エレベーター以上、ジェット・コースター未満の速度で落下。 
乗客の女性の方が小さく、「 きゃ~ 」っという叫び声。 その声とともに、機内はもう一段の
静寂に包まれます。 外は厚い白い雲、これから どないやねん。


20081204_Kak_007.jpg
 
 

結果何事もなく羽田空港に到着。 電車に乗り換え、浜松町で外に出ると、かなりの強風。
歩道に置いたビジネス・バッグも、バタンと倒れます。
 

このあと会社に戻り、もう一仕事。 
今夜は業界のお仲間懇親会が高輪プリンス・ホテル近くで予定されているため、
少し調整を入れたニコン D700 を、東京タワーを被写体に試そうかな~っと....。


来週月曜日、アップさせて頂きます。

 
Posted by フラン - 2008.12.03,Wed

 
米国景気の低迷を受け、新車の販売で苦境に陥っている米国ビッグ・スリー。
11月 20日にとり行なわれた議会公聴会で 総額 250億ドルの融資支援を訴えたものの、
その計画に説得力が乏しく、各自動車メーカー再建策の議会提出を求められたのが昨日
12月 02日。 くしくも同日、11月の米国自動車販売台数の発表日と重なってしまいました。


20081201_Road.JPG


 
 
11月の米国自動車販売台数は、今年の販売低迷を象徴するかのようにさらに悪化。
ビック・スリーは元より大手日本メーカー全てを含み、前年同月比 3 ~ 4割も販売台数を
落とすという最悪の結果。 特に GM とクライスラー社は手元資金のひっ迫のニュースが
流れたこともあり、ユーザーが激減。 前年同月比 4割以上の販売減に陥ってしまっています。
 
 
 
G   M
▲ 41.2 %
ト ヨ タ
▲ 33.9 %
レクサス
▲ 34.7 %
フォード
▲ 29.8 %
ホ ン ダ
▲ 31.6 %
アキュラ
▲ 38.9 %
クライスラー
▲ 47.1 %
ニッサン
▲ 42.2 %
インフィニティ
▲ 28.0 %
 
 
 
11月は 3日に米国大統領選挙が実施されたこと。 また 11月 21日には、米国株式市場が
景気悪化と信用不安を背景に急落。 ダウ工業平均株価が 7,449.38ドルと 2002年 3月の
水準にまで下落し、今年の高値 1万3,279.54 ドル (1月 2日) から 44 % も下げたこと。
さらには 11月 20日の米国議会公聴会で、米国ビック・スリーが予想以上の資金難に陥って
いることが表面化。 いずれの材料も新車販売に水を差す出来事となり、景気低迷で販売減の
最中 一層拍車のかかる呼び水となったことが、全ての自動車メーカーの大幅販売減へと
影響したようです。
 
 
11月の米国自動車販売は 74万 6,789台と 13ヶ月連続の減少。 75万台を割り込むのは
1982年 1月以来 実に 26年振りのことで、年間販売台数は約 1,020万台 (季節調整済み) 。
昨年一年間の販売台数は 1,610万台と、過去 9年間連続 1,600万台を維持していたことから
比較してみても、如何に今年の販売台数が急減しているか感じ取ることが出来そうです。
 
各社メーカー別では、
 
G M
11月、同社は新車購入者に対して赤札販売を開始。 特別キャッシュ・バック販売を展開した
にもかかわらず、乗用車 ▲ 44 %、トラック ▲ 39 % と、前年同月と比べ、 約 40万台もの
販売減。 この特別セールは来年 1月 5日まで続けるとしていますが、破綻懸念の観測が
消えないこともあり、販売増に繋がるとする見方は少ないようです。
 
一方昨日 GM社が米国議会へ要請した支援融資総額は、全体で最大 120億ドル
(約 1兆 1,200億ドル)。 さらに自動車業界全体が落ち込んだ場合を想定し、60億ドルの
支援を要請しています。 融資申請が承認されれば資金繰り確保のため、年内に
とりあえず 40億ドルを引き出すとのこと。
 
融資承認の代償として、再建案を提出。 その一例として、最高経営責任者の年俸を
1ドル、および取締役の年収の引き下げ。 労働組合との再交渉。 また前回の公聴会で
槍玉に上がった自社ジェットの廃止などの計画を決定。 ハマー・ブランドの早期売却。
サーブも売却の検討を否定できないとしています。
 
 
フォード
ビッグ・スリーの中で一番落ち込みが小さかったのですが、それでも前年同月比
約 ▲ 30 % 減。 その要因としてフォード各車の品質と安全性が向上し、最近複数の
団体から賞が授与れていること。 例えば全米自動車保険協会 (IIHS) から” Top Safety
Picks 最高安全トラック賞”など。 さらに 11月から 2009年モデルの F-シリーズ・
トラックが販売開始となり、約 5,000台納車されたことや、ゼロ・金利キャンペーンが効いた
ようです。 ただ全体の販売台数は、先月同様の落ち込みが続いています。
 
またフォード社も米国議会に最大 90億ドルのつなぎ融資を提出。 ただ実際申請を
行わないこともありうるとしています。 フォード社は今年 2つの工場、来年から2011年
までに4つの工場閉鎖を計画。 平行して約 600店のディラーも閉店。 ボルボ社の売却や
社用ジェット機の廃止を示唆。 ムラリー CEO も、1ドル年俸の受け入れや、次の公聴会には
ジェットでの乗り入れを止め、10時間かけて(約 700 km) ハイブリッド車で議会に向かうと
しています。
 
 
クライスラー
前月比 ▲ 9.0 % 減。 前年同月比 ▲ 47 % 減と大幅減少。 GM同様破綻観測が
マーケットを
支配したこともあり、過去前例のない落ち込み。 クライスラー社は他社との
合併を模索。 
実際 60億ドルの政府支援を想定した再建計画を提出したものの、正式な
支援は未提出。 
来年営業収支は黒字化可能と予測していますが、ハイブリッド車開発と
製造のために、
政府支援が前提と述べています。


 
ト ヨ タ
[ トヨタ部門 ]
総自動車販売台数: 11万 4,084台 ▲ 33.8 % 減  (前年同月比)
乗 用 車   :     6万 8,013台 ▲ 31.1 % 減 
ライト・トラック:     4万 6,071台 ▲ 37.4 % 減
[ レクサス部門 ]
総自動車販売台数:   1万 6,223台 ▲ 34.7 % 減  (前年同月比)
乗 用 車   :        8,941台 ▲ 40.0 % 減 
ライト・トラック:        7,282台 ▲ 26.9 % 減
 
これまで好調であった ヤリス ▲ 16.6 %、カーローラ ▲ 12.8 %、カムリ ▲ 28.8 % がいずれも
2ケタ台の減少となったほか、その他大半のモデルが 3割以上の落ち込み。 プリウスも
8,660台と前年の 1万 6,737台から ▲ 48.8 % 減。 
トラック部門ではセコイヤが + 51.9 % 増と健闘。 ランド・クルーザーが ▲ 69.7 %減と
落ち込んだ
反面、レクサス部門のLX が取って代わり、+ 497.2 % 増の 424台を販売。 
ただレクサス部門も
全体の数値は、他のメーカー同様3割を超す販売減に見舞われています。
 
 
[ ホンダ部門 ]
総自動車販売台数:  7万 6,233台 ▲ 31.6 % 減  (前年同月比)
乗 用 車   :     4万 5,225台 ▲ 30.7 % 減
ライト・トラック :     3万 1,008台 ▲ 32.9 % 減
[ アキュラ部門 ]
総自動車販売台数:      7,888台 ▲ 38.9 % 減  (前年同月比)
 
フィット ▲ 8.4 %減、パイロット + 4.5 % 増と引き続き堅調な販売が続いているものの、
アコード ▲ 38.1 %減、オデッセイ ▲ 45.7 % 減などが大幅な販売減となっています。 
シビック・ハイブリッドも息が切れたのか ▲ 29.6 % 減と、省エネルギー車まで販売の
落ち込みが及んでいます。
 
 
ニッサン
[ ニッサン部門 ]
総自動車販売台数:  3万 8,974台 ▲ 44.7 % 減  (前年同月比)
乗 用 車   :     2万 3,734台 ▲ 39.4 % 減 
ライト・トラック:     1万 5,240台 ▲ 50.7 % 減
[ インフィニティ部門 ]
総自動車販売台数:       7,631台 ▲ 28.0 % 減  (前年同月比)
 
米国で販売されているニッサン車全モデルの中で、11月唯一販売台数を伸ばしたのが
SUV であるムラーノの 4,162台。 前年同月比 + 4.7 % 増と、この環境の中大健闘。
ローグも ▲ 2.6 % と好調。 しかしながらフロンティア、タイタン、パスファインダー、
アルマダなどが軒並み 7割以上の減となったこと。 乗用車部門のアルティマやマキシマが
それぞれ▲ 38.9 %、▲ 45.3 % と大幅減が重なり、全体の販売台数は 44.7 % の大幅減。
370Zが発表間近だったことも重なり、350Zは前年同月の 1,285台から 450台へと
▲ 65.0 % 減。 また注目の GT-Rは、11月 208台の販売台数となっています。
 
 
 
11月の米国自動車販売は、ネガティブな要因がいくつも重なった結果でしょうが、関係者の
あいだでは起爆剤になるような話題がなく、むしろ年末から来年に向けてビッグ・スリーの
手元資金動向に懸念が残ると見ています。 政府救済が行われるのかどうか、不安材料が
日増しに高まっていることや、クリスマス休暇などで販売機会が少なくなるなど、新車販売
台数の減少は、当面続く可能性が高いようです。
 
 
下段は各メーカーの米国における 11月 新車販売台数です。
 
                                              - to be continued -

 
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フラン
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