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ポルシェ・カイエン S と、911 カブリオレ。  ヨメと家族とポルシェたちに囲まれ、仕事に精出すサラリーマンの ぬる湯 顛末記。
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Posted by - 2017.10.24,Tue
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Posted by フラン - 2009.01.13,Tue

しばらく取り上げていなかったこともあり、久方ぶりに原油価格の動向です。
 
 
12月に入り、各所のガソリン・スタンドのガソリン価格が目に見えて下がり始め、関東の
ただ下げ足が速過ぎるようで、行きつけのガス・スタンドのお兄さんは、「仕入れ価格よりも
販売価格の下げが早く、経営は大変 」 と嘆いていらっしゃいます。
 
 
言われてみれば関東近郊の一般道を少し走ってみると、閉店したスタンドがあちこちに
見受けられます。 価格が上がるときも下がるときも極端な動きをするので、ガス・スタンドの
経営は本当に大変なのではないでしょうか。
 
 
それでは昨年一年の原油先物 ( WTI ) 価格推移を振り返ってみると、下記のとおり。
チャートはニューヨーク商業取引所 (NYMEX) における、2月限 原油先物価格 (WTI) の推移です。 


20080112_Clude_oil.gif
                                         ( 引用 : WTRG 社 Web )

 
昨年春から右上がりで上昇を続けた原油価格先物は、 7月 11日、1バレル (約 159 リットル)
148.17ドルの最高値を付けたあと急反落。 その後 9月 15日、リーマン・ブラザースの破綻を
きっかけに本格的な金融不安が広がり、原油価格の下落に拍車。 10月初旬には 1バレル
80ドルの大台をも割り込んでしまいました。

 
その後上げる場面もなく年末まで下げの勢いは停まらず。 12月 24日にはなんと
35.13ドルという昨年の最安値を記録。 7月の高値から ▲ 76.3 % の大幅下落を演じて
してしまいました。
この過程において、下げの要因となったのが、商品ファンドやヘッジファンド、また個人を含む
投機的な資金の利益確定売りが続いたこともありますが、そこにはもう一つの面白い売り手が
見え隠れしていたようです。

 
ちょっと古い話で恐縮です。 その売り手とはメキシコ政府。 メキシコは世界台 6位の
産油国なのですが、同国の財政収支における原油売上代金が歳入の 約 40 % を占める
産出予定の 3億 3,000万バレルに及ぶ原油を 1バレル 70ドルのプット・オプション
( 70ドルで売る権利) を買い、 今年 1月~12月までの石油販売代金を固めてしまいました。
(一部デルタ・ヘッジもしているとのこと)

 
これは実質原油先物を売る行為とほぼ同じであるものの、今年原油価格が 70ドルを超えた
場合、70ドルでしか売ることが出来ません。 ただその水準を大きく下回った現在の
原油価格、メキシコ政府のしてやったりの顔が浮かんでくるようです。 このように産油国自らが
売りヘッジで原油先物市場の売り手となっていたことが昨年 11月に発表され、市場は
もう一段の売りに拍車がかかりました。 産油国自らが原油価格を押し下げる行為に
出ていたなんて、誰も想像しませんよね。 そりゃ他の投資家が慌てて売りに回るのは、
経済の原則であることに間違いはないでしょう。

 
さらに昨年11月および12月、急速に悪化していく米国景気を背景に次々と発表される
同国主要経済指標は、いずれも何年振りという悪化した数値の数々。 これと平行しドル安が
一気に進んだこともあり、12月 24日に原油先物価格は 昨年一年間の最安値である
1バレル 35.13ドルまで売り込まれてしまいました。



* NYMEX  2月限、WTI原油先物価格 過去 1年間 の日足グラフ 
                  ( 2008年 1月 2日 ~ 2009年 1月 13日 時間外取引 )

20080112_Clude_oil_01.jpg
 
                                         ( 引用 : Bloomberg 社 ) 
 

ただ今年に入り、イスラエル/パレスチナの紛争が激化。 中東諸国に緊張感が走ったため
原油価格は反発。 その後 1月 6日には 50.47ドルと 1ヵ月半振りの 50ドルの大台を
ブレークして買い込まれましたが、先週金曜日発表になった 12月の米国失業率が + 7.2 % と
約 15年振りの大幅悪化。 さらに非農業部門雇用者数の ▲ 52.4万人減で、景気後退が
本格化し始めたことを市場は再確認。 さらにボーイング社 4,500人の人員削減など、
大手企業の経営も急速にスランプが目立ち始めたことで、石油需要の先細りが推測され、
原油価格は再び下落トレンドを形成。 昨日 1月 12日の終値は 1バレル 37.59ドルまで
下げています。



* NYMEX  2月限、WTI原油先物価格 過去 5日間 の日足グラフ 
                ( 2009年 1月 7日 ~ 1月 13日 時間外取引 )

20080112_Clude_oil_003.jpg
 
                                        ( 引用 : Bloomberg 社 )
 
 
昨年強気見通しで話題となっていた ゴールドマン・サックス社の原油価格の直近見通し
( 1月 12日レポート ) では、 世界的な景気後退と在庫増で今年第 1四半期の原油価格は
1バレル 30ドルに低下と予測。  ただOPEC諸国の減産などが効果を上げ、今年末には
1バレル65ドルへと上昇するであろうと見込んでいるようです。
 
 
一方ニューヨーク商業取引所 (NYMEX) における原油価格先物では、ちょっと気になる
価格が形成されています。 原油先物の取引期日は 2017年の 8年先まで上場されて
いますが、昨日 1月 12日の各期日、1バレルあたりの原油先物価格各終値は、
 

*  NYMEX  WTI原油先物価格、各年限取引 終値 ( 2009年 1月 12日現在 )
 
2009年   2009年 以降   2009年 以降  
  2月限 37.59 ドル 2010年 12月限 64.63 ドル 2014年 12月限 74.37 ドル
  3月限 43.65 ドル 2011年 12月限 68.24 ドル 2015年 12月限 75.92 ドル
  6月限 50.91 ドル 2012年 12月限 70.63 ドル 2016年 12月限 77.23 ドル
  9月限 54.44 ドル 2013年 12月限 72.76 ドル 2017年 12月限 78.33 ドル
12月限 57.17 ドル        



期近物である 2009年 2月限の取引価格が 37.59ドルと、期先物である将来の各年限の
取引価格を極端に下回っています。  これは現在の世界の経済環境が最悪期で、石油
消費が低迷し、在庫が増えると見られていることが大きな要因になっているようです。

 
ただ今年後半から景気回復が始まるか、あるいは OPEC諸国などの減産が継続されると
仮定した場合、その効果が現れ将来的に原油価格は上昇すると原油先物価格は物語って
いるのではないでしょうか。

 
 
過去を調べてみると、この 1リットル 106.80円近辺のレギュラー・ガソリン価格であったのが
1996年 (平成 8年) 5月という、実に 13年振りの低い価格となっています。

 
1 リットル 2ケタ台が視野に入ってきたガソリン価格。 しかしながらここまで下落しているのにも
かかわらず、週末の高速道は結構空いていますね。 経済環境の悪化で、全体的に省エネ
意識が定着したままなのでしょうか。

 
近々高速料金が何キロ走っても 1,000円に改定される予定です。 またどっと車が増える
かも知れませんが、
少しくらい渋滞しても、賑やかなほうが良いのかもしれませんネ。
 

 
私の場合は幸いなことに、カイエン S に搭載されているほとんど空のガソリン・タンクの状態から、
2度の給油をしなければならない (給油価格が 5桁を超えることは、法律で禁止されているとのこと)
煩雑さも、まもなく解消されそうです。



 
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Posted by フラン - 2008.10.07,Tue

 
米国サブ・プライム問題が世界各地に飛び火し、株式・各商品価格などが再び急落。 ニューヨーク
商業取引所 (NYMEX) における原油価格先物 ( 11月現) の昨日引け値は 1バレル 87.81ドルと
前週末比 ▲ 6.07ドルの大幅下落。 ついに今年の最安値である 85.48ドルにあと 2.33ドルという
水準まで売り込まれてしまっています。

( 今年一年間の原油価格先物推移 2008年 11月限原油先物価格  出所: WRTG社 )

20081007_oil01.gif
 
 
今年 1月 7日の全国平均ガソリン店頭価格は 1リットル 154.30円。 また同日のドル / 円レート
引け値は 1ドル 109.18円。  当時と昨日とでは環境が全く違うため、厳密に比べることが
出来ませんが、昨日のドル / 円は 101.82円。 この 1バレルあたりの先物原油価格と
為替レートを
指数化し比較すると、1月のガソリン店頭価格より現在の店頭価格のほうが
約 4.4 % 高いことになります。  
 
現在約 160円のガソリン価格は、 153円前後でもおかしくないとは思いますが、そこはそれ
いろいろな商品の価格が下がる時には、各企業の行動は超鈍足。 まるでセカンド・ギア程度の
スピードしか出さないため、価格引下げにはかなりの時間が掛るでしょうね。 ただ世界の
原油価格は
順調に低下、また円高局面が続いているため、今後日本国内のガソリン価格も、
確実に下落して
行くのは間違いないのではないでしょうか。
 
 
ではなぜこのような状況になったのか、ちょっと振り返って見ましょう。 今年 4月 11日に
「目で見るサブ・プライム問題」というタイトルで記事アップしたことを記憶していらっしゃる方も
多いと思います。  米国内で不良住宅ローン貸し出し (一定年限が経過した後、金利が大きく
引き上げられる住宅ローンなど) が急増。 払いきれなくなった個人住宅ローンの借り手が
住宅を
担保に取られ、虫食い状態となった米国コロラド州、デンバー市の一部
です


12984da3.jpeg
 
 
この不良貸出ローンの残高を、証券化した金融商品が支払い不履行で劣化。 証券価格の
急落や
買い手不在となったため、これら金融商品を抱え込んだ投資家や証券会社の財務内容が
急速に悪化。
このあたりの詳しい経緯とその金融商品の内容は説明が長くなることと、他に詳しいWebがたくさん
ありますので割愛させていただきますが、では現在 世の中はどうなっているのでしょうか。
 
ここから先は、現在の目で見る世界の金融・商品市場の動きです。
 
 
 
まず 5月 30日に JPモルガン・チェース銀行に買収された、全米第 5位のベアー・スターンズ
証券会社の財務内容悪化から始まりました。 
その後下記チャートが、昨日までの米国ダウ工業株 30種平均指数のチャートです。


( 過去一年間の 米国 Dow 30種平均指数 推移   2007.11 ~ 2008.10   出所: Yahoo )  

f47e41d3.png
 
 
 
そして 9月 15日、米国大手証券の一つである、リーマン・ブラザース証券会社の会社更生法
適用申請 ( Chapter 7 ではなく Chapter 11 適用でした )。
今年のリーマン・ブラザース・ホールディング社の、株価推移です。 現在同社の株価は、
なんと 10セント台の その価値ほぼゼロとなっています。


( Lehman Brothers Holding Co.  2007.11.01 ~ 2008.09.30 株価推移)

6c927f71.png


 
その 2日後の 9月 16日、米国大手保険会社である AIG が政府に増資救済を要請。 9月17日、
米国連銀は最大850億ドル (約 8兆 7,600万円 ) の融資を決定。 金融市場は一時安定化した
方向に向かいましたが、同社の株価は未だ低空飛行。 過去一年間の AIG社株価推移です。

( AIG  2007.11.01 ~ 2008.09.30 株価推移)

589c9506.png

 
 
一方商品市場では、上記動きと重なるかのように、春先からエタノール需要で上昇トレンドを
描いていた、
トウモロコシ先物価格が夏前から下落に転じ....


20081007_5Corn.png

 
 
 
同じ穀物先物価格に含まれる、小麦先物価格 も同時期から下落トレンドに突入。


20081007_6Weat.png 
 
 
ついでに日本の日経株式指数も、一時的にせよ本日 1万円を割り込みました。 
悲壮感と現金化を急いだ
売りが続き、ほとんどの銘柄は大きく下落。

20081007_4Nikkei.png

 
 
同様に金価格も下落を続けましたが、いざというときの財産保全として使えるため、一時反発。
ただ 「 Cash is King = まさかの時には現金頼み 」 のことわざ どおり、その後金価格も
下げ続けています。


20081007_7Gold.png

 
 
そして原油先物価格も同様の動き。 ここまで各商品価格が下落を続けると、原油先物も
下落トーンに拍車がかかり 大きく後退。 ついに今年上昇した価値であったバブルの価値を、
ほとんど全て吐き出してしまうという、強烈な推移を示しています。


( 原油先物価格推移 2008.0101 ~ 2008.10.06   出所: Bloomberg社 )

20081007_8Oil_001.JPG


 
まさに「落ちてくるナイフを掴むな ! 」 の実践です。
 
 
その後火の粉は、欧州金融市場に飛び火。 せっかくオーストラリア準備銀行が基準金利を
7.0 % から 6.0 % へと、予想もしない大きな緩和措置を採ってくれたものの、今日も英国系
某大手銀行の財務の困難の噂が流れたり、アイスランド国内の市中銀行の全てが、
国の管理下に入るといった状況で、欧州時間の著名銀行の株価は、再び急落、
 
 
世界各国の景気後退よりも、メルト・ダウンによる一連の金融・商品市場のパニック売りは
まだまだ続きそうな予感。 さすがに原油価格は年内 1バレル 50ドルに達することはないと
思いますが、原油価格は今年の安値を更新するのではないでしょうか。
 
 
日本は大丈夫か ?  
 
次々と判明する世界の金融機関の混乱。 自分の生活環境において今年は小さな出来事
でしょうか。  ただ来年早々、結構深刻な問題になるかも知れません。 
 
いやはや、人ごとでは無くなってきたようです。
 

Posted by フラン - 2008.09.17,Wed

いやはや、大変な世の中になってきたものです。 十数年前、バブル経済崩壊後の日本経済の
衰退を再現するかのように、今米国では金融市場が大混乱。 米国個別金融機関の内情や
政府救済措置は割愛することにするとして、大幅株価下落と共に今週に入り原油先物価格も大きく
値を落とし、ついに 1バレル100ドルの大台を下にブレーク。 引けは 91.15ドルと前日比
▲ 4.56ドル安。 今年 1月 30日以来 8ヶ月振りの安値を記録し、また 7月 11日に記録した
147.27ドルから ▲ 56.12ドル安。 38 % もの下げとなり、今年一年かけて上昇した
プレミアム分を
全て吹き飛ばしたことになってしまいました。


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                                             ( 出所: UTRG 社 )
 
20080917_Oil.jpg

                                             ( 出所: Bloomberg 社 )
 
 
 
米国商業取引所 (NYMEX) における原油先物価格 (WTI) は、先週金曜日の 9月12日、
1バレル 101.18ドルで終了。 かろうじて 3ケタ台に踏みとどまっていました。 
これは週末米国南部にハリケーン、「アイク IKE」 が上陸する予定となっており、メキシコ湾岸の
製油設備に被害が出ると見られていたのですが、9月初旬に米国を襲ったハリケーン
「グスタフ」同様いつの間にか熱帯低気圧になり、最小限の被害に留まるという 買い手にとっては
完全な裏目。 更に追い打ちをかけるかのように、米国金融機関のサブ・プライム問題から
もたらされる不都合が、大きくクローズ・アップされてしまいました。
 
原油先物の買い手は思惑が外れ、急遽のポジション解消に相殺。 さらに先週末から米国
大手証券の破綻や合併、大手生保の緊急融資要請などが加わり、今度は世界の株式市場が
大暴落。 米国を筆頭に世界各国が本格的な景気後退に陥るとのシナリオが重なり、
原油先物市場にも余波は止まらず。 原油価格の
大きな下落要因となってしましました。  
また破綻した証券会社を経由した原油先物の整理売りや、自己ポジションの解消売りが、
まことしやかに
噂として流れていたのが 今回の原油価格の下落に繋がっていたのでしょうか。
 
 
 
さらにこういうときは悪材料が重なるもので、下記のようなニュースも原油先物売りに働いたようです。
 
* OPECが今年の世界石油需要見通しを、日量 8,679万バレルと、これまでの見通しから
  約 12万バレル引き下げたことで (今年に入り 6回目の下方修正)、世界の石油需要減退が
  顕著になってきたこと。 (09/16)
 
* 今年 4月にブラジル沖で海底油田が発見され、推定埋蔵量は 330億バレル。 世界第 3位と
  なっています。 これに合わせサウジアラビアがブラジルに対し OPEC加盟を打診したところ、
  ブラジルはそれを拒否。 ブラジル国内で精製した後、海外に輸出すると述べたこと。 (09/16)
 
* インドネシアが外資導入などの遅れを取り戻すため、4月に OPEC加盟脱退を表明。 9月 9日、
  OPECが正式に加盟停止を決定した。
 
ことなどで、OPEC加盟国の足並みの乱れと共に非 OPEC加盟国の力が今後広がり、原油価格に
影響が
出始めると思われること。  下記のグラフは世界の原油に占める OPEC加盟国の生産量
推移
ですが、OPECの生産占有率は 45 % 前後と、全体をコントロールするまでには至っていません。


            ( 世界の全石油産出量における、OPEC諸国の占有量推移)
20080917_OPEC.jpg
                                         ( 出所: Reuters社 )
 
 
また昨日 9月16日、原油価格動向にはほとんど強き見通しを持っていたゴールドマン・
ザックス社が
レポート」 を公表。 今年の原油価格 3ヶ月見通しを 1バレル 149ドルから
115ドルに下方修正。 
6ヶ月見通しも 148ドルから 123ドルに引き下げ、さらに 2009年の
原油価格の平均を 148ドルから
123ドルにその価格予測を引き下げたことも、今後の原油
価格の上昇を抑える要因に働いてくると
思われます。

 
それ以上に景気の先行きの見通しに不透明感が漂う現状、車を買っている場合ではないですよね。
また不況下の最中、政府支出によるお金の使い先で 一番出費が嵩むのが建設や整備にかかる
燃料費だとか....。  世界各国、ここを締めると原油価格はもう一段の急落となるでしょう。
不況感に対する緊張が増幅するのは、我慢できる範囲かも知れません。
  
 
本日原油価格の夜間取引では、米国政府が国内一部金融機関を救済するという報道で株価が反発。
それに合わせ原油先物価格も、昨日米国引け値である 91.15ドルから 95.00丁度まで買戻しが
かかりましたが、その後欧州時間に入ると同時に再び反落。 現在 93.50ドル前後の推移と
なっています。
 
原油価格推移のチャートだけを見ると、今度は 1バレル 100.00ドルが大きな抵抗線に変わって
しまったみ
たいですね。 恐らくここしばらくは、引き続き低調な推移が続くのではないでしょうか。
 

 
秋の紅葉シーズンが佳境に入る頃、ガソリン・スタンドの価格表は 1リットル 150円台になって
いるのは
ほぼ確実。 ひょっとすれば 140円台を見ることが出来るかもしれません。
 
各地に向かう高速道路がまた混み始めるかも知れませんが、それも良しとしましょうか。 
最近日増しに強まっていく暗いニュースを吹き飛ばすように、少しは活況な生活感に満ちた明るい
光景が必要な日本かも知れません。
 
 
さっ、ガソリン価格も下がりそうですので紅葉輝く秋の季節に、高速道を走りましょうか。
「乗って なんぼ」 のマイ・カーですからね。
 
Posted by フラン - 2008.09.02,Tue

今日はびっくりの一日であったかも知れません。

政局のごたごたが表面化した割りには株価もしっかり 円も堅調で、拍子抜けするような光景と
なったというのが現状でしょうか。 ところが原油先物市場では、とんでもない光景が見受けられました。
なんと WTI (米国産標準原油) 先物価格が、底を抜けたような急落を演じてしまいました。

下記は過去 5日間の WTI 原油先物価格限月チャートです。 また Bloomberg社からお借りしています。
1バレル当たり 116ドル ~ 118ドルで推移していた原油先物価格が、日本時間午後 6時過ぎには106ドルを
割り込むという、急落に近い推移となってしまいました。 
今年 7月に記録した 1バレル 147.27ドルから比べると、39 % 以上の下落です。 先週金曜日の
引け値である 115.46ドルから比べても、一日で 約 9.0 % 以上の下げを演じています。



20080902_GIP.jpg

                                                 出所: Bloomberg 社

これにはちょっとした布石があり、原油先物を購入した投資家の目論見が見事にはずれたようです。

米国全体というより米国南部と中南米地域のメキシコ湾では、先週から今週にかけて、 「グスタフ」という
ハリケーンに見舞われてしまいました。 ただこのグスタフ、当初甚大なる被害を及ぼすと言われて
おきながら、その強さを表すカテゴリーが 4  (カテゴリー 5が最大) であったったにも拘わらず、
いつのまにかカテゴリー 2 に変わり、熱帯低気圧となってしまいました。 

メキシコ湾岸で原油産出をしているオイル・シールドを張り巡している各会社は、その設備を停止するも、
あまりに勢力の弱いグスタフの通過に拍子抜け。 「全面操業再開には今週末には可能」と短期間での
回復を宣言したため、さあ大変。
さらに IEA (国際エネルギー機構) 加盟国が、「グスタフの影響で原油産出に被害が増大した場合、
SPR (戦略石油備蓄) の放出もありうる」としたことで、市場は弱気が台頭して先週金曜日の取引が
終了しました。

ところが米国にとって時期悪し。 今週月曜日の 9月 01日、 Labor Day で全面祝日で動けない
状態が続いていたのです。 
そこに降って沸いたようなハリケーン 「グスタフ」 の最小被害状況。 原油先物市場の買い手は
2005年 メキシコ湾岸の石油設備に壊滅的被害を与えたハリケーン 「カトリーヌ」 と同じ惨状を想像し、
原油先物のロング・ポジションを維持。 しかしながらハリケーンの被害が最小限に留まったため、
原油先物夜間取引 (東京時間夕刻) で売りが嵩み、心理的抵抗線であった 110ドルを割り込んだことで
ストップ・ロスの売りがかかり、一気に下落して行ったというのが真相でしょうか。


さらに本日はオーストラリア準備銀行が基準金利を 25 bp 引き下げ、7.0 % へと誘導しました。
実に 6年と 9ヶ月続いた景気成長の後退です。 これで資源国通貨であるオーストラリア・ドルが急落。
その資源最前線となるる原油価格にとって、これまた痛いニュースとなりました。


まだあります。 韓国ウォンの大幅下落。 これは英国 Times紙が記事にしたのですが、「 韓国政府
(韓国中銀) がサブ・プライム問題で毀損した金融商品 ( FNMAや FHLMC の固定利付債) を大量に
保有し、売るに売れなくなっている。 韓国ウォンの介入資金がなくなりつつあり、7月に約 200億
米ドルを使って韓国ウォンを買い支えたにも拘わらずその効果はほとんどなく、今後の手段が
限定的になる 」 と報じたこと (その後韓国中銀と政府は、この記事内容を全面否定) で、
将来の経済環境の悪化を連想。 さらにオリンピック後の中国の景気後退などなど。

日本の内閣宰相交代による景気低迷に加え、OECD (経済開発協力機構) が先ほど発表した
主要各国の経済成長見通しは、全て後ろ向きです。 英国に至っては、今年第 4四半期、先進国で
唯一の - 0.4 % のマイナス成長。 日本の GDP は当初予測の + 1.7 % から + 1.2 % へと
下方修正。 米国の成長率も今年 + 1.8 %、欧州域内も当初見通しの + 1.7 % から + 1.3 % へと
同じく下方修正です。 G-7 全体の今年の成長率予測は、わずか + 1.4 % 。
世界各国の経済が疲弊し始めている最中、原油の消費は今後低下すると見て良いのでは。


さてこれで原油価格が再び上昇するのでしょうか。
先進主要国の経済成長が低迷し、中国経済もオリンピック終了前から景気は頭打ち。 資源国である
カナダやオーストラリアの通貨は売られ、次期通貨統合国であるポーランドなどは、インフレとミサイル
配備でロシアの脅威がさらに充満。 言わずと知れた米国はサブ・プライム問題がますます悪化。 
英国の景気はすでに後退。 ドイツは国内第 2位と 3位であるコメルツ銀行とドレスナー銀行の
合併話がスタートしたばかりで、まるでバブル崩壊後の 混乱した日本のようです。


9月 9日に OPEC総会が予定されています。 イランは減産を強く求めていますが、協調路線を
取り始めたリビアから 早々と、「 なにも決まらないであろう、増産もないし さりとて減産も..」 との
コメントが流れています。 チャベス・ベネズエラ大統領のことは考えないこととして、OPEC各諸国も
ある面 一種の迷路に陥り始めたのかも知れません。


世界の原油価格、まだ下に行きそうです (あくまでも個人的想像ですが) 。 特に 1バレル 100ドルを
割り込むのであれば、心理的要因で、更なる売りが加速するかも知れません。


原油価格が急上昇している今年初夏、日本の石油元売り会社は毎月 リッター当たり 10円以上の
値上げでお答え頂きました。 8月は原油価格が下がっているにも拘わらず、またまた値上げの意思表示。
ここまで原油価格も下がっており、円の水準もブレがありません。
さっ 石油元売り各社はきっちり、ガソリン価格の大幅値下げをしてくれるのでしょうか。


最後に今年一年間の、原油先物価格推移のグラフを載せておきますね。 
原油価格は、こんなに下がっています。  今年 7月に記録した、1バレル当たり 147.27ドルから
39 % 以上も下落している 9月です。  石油各社に企業の社会貢献という言葉、存在していますかねぇ。

(大変恐縮ですが、チャートは また Bloomberg 社からお借りしています )


20080902_GPC.jpg

                                        出所: Bloomberg 社

さて日本の石油元売り会社におけるガソリン価格の大幅値下げは、10月 ? それとも来年でしょうか。
関心事はただ一つ。 リッター当たり、早く 150 円を下回ってくれることだけなんですよネ。


Posted by フラン - 2008.08.07,Thu


ガソリン・スタンドに行く度に、値段が上がるガソリン価格。  さすがに原油価格もまた大きく上昇して
いるのかと思いきや、原油先物価格は反発する場面も少なく、引き続き順調に下がり続けています。
何故に日本のガソリン小売価格は上昇しているのか、説明が付かないところまで来たようですね。 

昨日 8月 6日の
ニューヨーク商業取引所 (NYMEX) における9月限月原油先物価格 (米国産
標準原油 WTI ) は
1バレル一時安値 117.11ドル 前日比 ▲ 2.06ドルと、今年 5月 6日に付けた
117.71ドル以来
3ヶ月振りの安値を記録。 ただ米国時間午後にドルが反発したため、引けは
118.58ドルと
持ち直しましたが、それでも前日比 ▲ 59セント安で終えています。


               [ 過去 1ヶ月の原油先物価格推移 2008.07.07 ~ 2008.08.06 ]  

  20080807_Oil_month.jpg
                                              [ 出所 : Bloomberg 社 ]

このところの原油価格の動きは、今年 7月 11日に 1バレル 147.90ドルの最高値を付けたあと、
急落に転じ、昨日は 118.58ドル。 わずか 1ヶ月で 24.7 % も下落するという過去例を見ない
下げとなる、軟調な推移の一途。
 
 
それでは今後どの水準まで下落するのか、頼りない頭で推測をして見ましょうか。 前提条件として、
外部要因の大きなニュースがほとんどなく、あくまでもチャートのトレンドに合わせたのみと仮定し、
チャートにご興味のある方でしたら直ぐに判って頂ける、フィボナッチ・リトレースメントを使って
みたいと思います。 それでは今年の原油価格の高値と安値から。 NIMEX 原油先物市場における
WTI の高値は、今年 7月 24日に記録した 1バレル 147.27ドル。 一方同安値は、 1月 22日の
85.92ドルとなっています。
 
  # 9月限 WTI 今年の高値 : 147.27 ドル (2008年 7月 11日)     0.0 % )
  # 9月限 WTI 今年の安値 :   85.92 ドル (2008年 1月 22日   100.0 % )
  
     *  0.0 % 戻し : 147.27 ドル   (2008年 7月 11日の高値)
     * 23.6 % 戻し : 133.00 ドル   (2008年 7月 17日に、このラインを下回る)
     * 38.2 % 戻し : 124.00 ドル   (2008年 7月 24日に、このラインを下回る
)
     
* 50.0 % 戻し : 116.73 ドル   (2008年 8月 06日の昨日、 117.11ドルと接近)
     * 61.8 % 戻し : 109.46 ドル
     * 76.4 % 戻し : 100.48 ドル
     * 100.0 % 戻し :  85.92 ドル   (2008年 1月 22日の安値)

                      [ 2008年 1月 02日 ~ 8月 6日までの WTI 原油価格先物推移 ]

  20080807_Oil_year.jpg
                                       [ 出所: Bloomberg社 ]

現在の原油価格は、今年6月 5日のトリシェ欧州中銀による利上げ示唆発言で、ユーロ急騰とともに
ジャンプ・アップした原油価格の下値抵抗線である、1バレル 122.27ドルを既に下回っています。
さらにフィボナッチの大きな下値抵抗線であった、 38.2 % 戻しである 124.00 ドルをも 7月 24日に
あっさりとブレークしたことで下げに拍車。 
 
そしてフィボナッチの 50 % 戻しが 116.73ドルで、昨日はこの手前ギリギリの 117.11ドルで
反発しましたが、まさにチャートに沿った下落トレンドの動きをしています。 現在 118.50ドルの
原油価格が、この 50 % ラインを割り込むのであれば、次の下値抵抗線である 61.8 % 戻しの
110.00 ドルの大台割れが、視野に入ってくる可能性が高まるかもしれません。 
 
 
米国景気もまだまだ不透明感が払拭されていませんし、中国もオリンピックが終われば景気後退
サイクルに入ると思われます。 さらにこれまで資源国通貨として買いが先行していたカナダ・ドル、
およびオーストラリア・ドルが急落しています。 オーストラリアは 9月に 50 bp の利下げが実施
される公算が高いこともありますが...。 この環境下の中、再び原油が買い上げられるとする
材料が、地域的な政治困難勃発を除けば少なくなってきたような気がします。 原油価格は
もう一段、
下値を模索する動きに出ても決しておかしくないかも知れません。
ただこれはあくまでも勝手な推測ですので、遊び半分の気持ちでご理解下さいね。
 
 
 
しかしここまで原油先物価格が下落しているにもかかわらず、日本の国内店頭ガソリン価格はまだ
上昇していますねぇ。  8月 5日に石油情報センターが発表した、8月 4日におけるレギュラー・
ガソリンの全国平均小売価格は 1リットル当たり185円 10銭と、前週比 4円 40銭も上昇しています。
ちなみに最高値は、長崎県の 193円 50銭で、最低価格が沖縄県の 174円 30銭です。 沖縄県
の小売価格以下のガス・スタンドで給油をしていらっしゃる方は、大変ラッキーなのではないでしょうか。
 
世界の原油価格が下落しているのにもかかわらず、日本ではさらに上がり続けるガソリン価格。
タイム・ラグと円安が影響していると言えばそれまででしょうが、恐らく石油各社はガソリン需要が
ピークを
迎える来週のお盆シーズン過ぎから値下げに入るのではないかと思うのは、ちょっと歪んだ
見方で
しょうかねぇ ?  原油価格が上昇している時、ガソリン価格を上げるときには即効値上げに
走ったと
記憶しているのですが、価格が下がるときは、何故にこうも店頭ガソリン価格の引き下げが
遅いのでしょう。
  
 
♪♪ なんでだろ~ なんでだろ~  のフレーズはちと古いですが、
なんか納得出来ずに、今週末も近くのガス・スタンドに 給油に向かうことになりそうです。  
 
 
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