約 3年半に渡りお世話になった取引先の担当者の方が、人事異動で新しい方に交代されるとの
電話を頂いたのが一週間前。 新任の方との名刺交換を兼ねて、ご挨拶の顧客アポ。
久方ぶりの外出となった、ぽかぽか日和の本日午後。
道路が思った以上にがらがらで、丸の内に到着したのが予定時刻の 15分前。 なにか時間を
潰そうとしても中途半端な待ち時間に、オープンしたばかりの新 丸ビル前で日光浴をするように
ぼーっとたたずんでいました。
そこへ何故か意識をしてしまうユニフォームを着た 2人連れが通り過ぎて行き、一台の業務用
ライトバンの前で歩行がストップ。 どうやらこのクルマに対しロック・オン状態になったようです。
それは言わずと知れた交通監視員の方々の お仕事風景。
法律で決まっていることであり、違法駐車を監視されている方々に なんの意見もありません。
ただもしワタシがこのライトバンの当事者とすれば、どれくらいの時間でアウトになるのか
ちょっと知りたく、しげしげと見つめることに意識が定着です。
それまでぼーっと監視員の方々を見つめていた時間を 45秒とすると、 13時 44分頃から
そのチェック行動が開始されたと思います。
* 13:45 pm : 二人でぐるぐるクルマの前を回り始め、A監視員さんはハンディ・パソコンのようなものに
データの打ち込み。 B監視員さんは、クルマ前方からデジカメで写真を 2回撮影。
今度は後部に回り込み、これまた 2回撮影。
* 13:46 pm : 両監視員ともドライバーの帰還を待つかの如く前後左右を見渡し、キョロ キョロ。
* 13:47 pm : Bさんが巻き尺を取り出し、横断歩道までの距離と左の歩道までの長さを計測。
Aさんはパソコンにまた何かを打ち込み続けています。
* 13:48 pm : 再度該当車の側に立ち、あたりを 眺め回し。 腕時計を見ながらドライバーを
お待ちになりながら、時間が過ぎたのでしょう。 時計を指さし突然クルマ前方へ移動。
* 13:49 pm : Aさんは鞄の中から黄色い警告用紙を取り出し、記録の記入。 そしてフロント・ガラスに
駐車違反用紙の貼着。 Bさんはそれをデジカメで 2回撮影。 この一連の行動が
まさに電光石火。 撮影が終わるやいなや、風が吹き抜けるように次の場所へと移動して
行かれました。
終了時刻: 14時49分40秒。 その全部の処理に、5分とかからないようです。
見事な腕前。 短時間の駐車でも、太刀打ちが困難のことを改めて認識した昼下がりの丸の内近辺。
駐車違反の手続き行程が気になり、仕事の終わった会社内でちょっと調べてみたのですが、
違反で免許証に付与された点数の減点はないものの、反則金は普通車で 15,000 円。
ゴールド免許は青色免許に変更される可能性も残るようです。
反則金を支払わないと督促状が送付され、さらに無これ視すると預金や給料の差し押さえ。
平行して車検受付の拒否に至るとのこと。
都内の駐車料金が高いとはいえ、5分で 15,000円を取る所は何処にもありません。
どんな時でも有料駐車場を利用した方が、はるかにお得を実感した帰宅時の地下鉄車内。
来年 6月から、後部座席のシート・ベルト着用も義務付けられます。
心地よい日差しを浴びながらも、ちょっと考えさせられる午後の外出となりました。
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