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ポルシェ・カイエン S と、911 カブリオレ。  ヨメと家族とポルシェたちに囲まれ、仕事に精出すサラリーマンの ぬる湯 顛末記。
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Posted by - 2019.10.16,Wed
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Posted by フラン - 2008.06.27,Fri
 
最初に今回の記事アップ関しましては、昨日S-GO さんから頂いた情報に補足説明を加え、簡単に
まとめてみました。 ボクスター・ファンにとっては大きなニュースであったために、かなり驚きました。
S-GOさん、貴重なお知らせを頂き、大変ありがとうございます。

その内容は、下記のようなポルシェ社の事業戦略が描かれていました。 
 
 
 
工場の設備不足から、これまでフィンランドのメツッオ社 (Metso Corp) グループ傘下の
バルメット
( Valmet Automotive ) 社で組み立てられていた ボクスターおよびケイマンの
製造を 2012年で終了。
新たに、オーストリアのマグナ・シュタイア社 (Magna Steyr Fahrzeugtechnik
AG &
Co. KG) で委託生産すると、ポルシェ社は公式に発表をしています。


    20080627_Val.JPG
 
 
ポルシェ社は昨年 10月 17日、1997年から 11年間続いていたボクスター、また 2005年から
始まったケイマンの委託生産契約を、2011年まで延長したばかり。 2010年にはフル・モデル・
チェンジが予測されているだけに、突然の報道と言っても過言でないかもしれません。
バルメット社は 2007年までの 11年間に 20万台以上のポルシェ・ブランドの車を製造。
800人の従業員を要し、昨年のポルシェ社への売上高は 8,500万ユーロとなっていましたが、
両社の事業提携関係は 2011年を持って終了となります。
 
 
そして ボクスター / ケイマンの製造委託はフィンランドからオーストリア・グラーツ市 ( Graz ) に
ある、Magna Steyr AG社が引き継ぐことになります。  
グラーツ市は
オーストリアの南東部に位置し、ドイツ・ミュンヘンから約 500km。
そこが何処であるかピンと来ませんが、俳優でありカリフォルニア州知事である
アーノルド・シュワルツネッカー氏の故郷と表現したら、少し親しみが沸くのではないでしょうか。
 
 
さて、ボクスターおよびケイマンの組み立てを受け持つことになった Magna Steyr社ですが、
社歴も古く その品質管理には十分な技術が揃っているようです。 操業はなんと1864年。
軍事と木材製品会社として創業され、1900年代初期に自動車関連部品製造などを開始。
その後 Steyr-Daimler-Puch AG と会社名を変更。第 2次大戦後に軍事車両製造と平行し、
電子製品などを含む多角製品製造会社となりましたが、1998年にカナダ・オンタリオ州にある

logo_magna.JPG北米最大の自動車部品サプライヤー、
Magna International Inc. Group が同社を買収。
同 Magna Int’l の傘下企業に入りました。 


magna_steyr_logo_J.JPGさらに 2001~2年、Magna Steyr と
社名
および組織を変更し、現在へと
至っています。


          20080627_Magna_Steyr_02.JPG


 
またこの Magna Steyr社は1970年代から各自動車メーカーの委託生産を本格的に開始。
著名なところでは、1979年メルセデス G-クラス。  またイラク戦争で英国軍が使用した 4輪駆動
トラックやBMW X3モデル。 サーブ 93 コンバーチブル (GM用)。 最近ではメルセデス E-クラスの
SUV、クライスラー・ボイジャー・ミニバンなど、年間 8万 ~ 10万台に及ぶ異なったブランドの
製造を手がけています。


               20080627_Magna_Steyr_01.JPG

 
 
さらに Magna Steyr社は今後 2年の間に、MINI の SUV、アストンマーチン・ラビード、
プジョー 308 RC Zなどの製造契約を、すでに各自動車メーカーと締結済み。 
そして 10年間の製造契約、ボクスターおよびケイマンの組み立てが、加わる
計画となっています。
 
 
現在フィンランド・バルメット社で組み立てられているボクスターとケイマンは、ポルシェ社の
ドイツ・ツッフェンヘンハウゼン工場で作られたエンジンや各種パーツが一旦同工場に輸送され、
完成車両となって戻ってくる工程を取っています。 Magna Steyr社に変更になったとしても、
これまでどおりエンジンはポルシェ社の工場で作られると思われますので、
その性能に
大きな違いは生まれないと考えられますが、品質はむしろ向上する可能性が
大きいようです。
 
 
オーストリアのマグナ・シュタイア社 (Magna Steyr ) は、2007年時点で従業員数は約 1万人。
上記 BMW、メルセデス、サーブばかりでなく、部品供給先として、アウディ、VW、ボルボ、
欧州フォード、スマートなどと提携。 ポルシェ社もルーフ部門やその他パーツの供給で
既に取引関係が結ばれています。 また昨日発表になったポルシェ社のプレス・リリースでは、
「マグナ・シュタイア社はより高度な開発と技術力を兼ね備えていることもあり、将来両社の
シナジー効果を踏まえ、今回提携に踏み切った」と述べています。
 
 
ただユーザーにとって一番気になるところは、今後のモデルチェンジの動向です。 まもなく
2009年モデルのボクスター/ケイマンのマイナー・チェンジが発表される予定ですが、
来年下期に 2010年モデルのフル・チェンジが公表されるとの観測が強く出ています。
マグナ・シュタイア社にその組み立てが移管されるのであれば、設備も一新
されることになり、ここで再度の大幅モデル・チェンジがなされることになることも予測されます。
 
性能や品質について疑問が生じることは少ないと思いますが、良い悪いは別にして 組立工場の
変更はボクスター・ケイマンそのものへのイメージが、随分違ったように感じるかもしれません。
 
 
さて、ボクスター・ケイマンに付与される 17桁で表示の VIN Code の 製造工場立地都市を
表す11番目の英文文字は、果たしてどうなるのでしょうか。 現在バルメット社の
所在地であるフィンランド・ウーシカウプンキ市 ( Ussikaupunki ) の 「 U 」 の文字が入って
いますが、2012年以降は マグナ・シュタイア社のあるオーストリア・グラーツ市 (Graz) の
頭文字をとり、「 G 」 で表現されそうですね。 Germany の G でもありますので、丁度良い
数字並びになるような気がします。
 
 
新しい展開が判明しましたら また追加記事を載せたいと思います。 暫くお待ち下さいね。
 
皆様方には良い週末を !

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