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ポルシェ・カイエン S と、911 カブリオレ。  ヨメと家族とポルシェたちに囲まれ、仕事に精出すサラリーマンの ぬる湯 顛末記。
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Posted by - 2024.04.26,Fri
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Posted by フラン - 2005.03.05,Sat


         10008366408.jpg


さて8年ほど前、初めてエクスプローラーを購入しょうと思いディーラーでカタログをもらって
みたものの、
一つの疑問が頭の中をぐるぐる。  XLT、エディ・バウアー、それとLimited 3つのグレードの中で
 「エディ・バウアー Eddie Bauerとは一体何やねん ? と思ったこと....。


ファッションに全く興味のない私はディーラーの営業の人が、「アウトドア用品専門の
企業名ですよ」と
教えてくれるまで、なんか「犬が吠えているのを形容しているような
濁音」に、変な感覚に陥って
いました。 そこでこのエディ・バウアーとフォード・エクスプローラー歴史を少々。


エディ・バウアー (以下 Eddieと省略)
は、創業者の名前そのものが企業名に
なっており、あの
イチローが活躍しているシアトルのオルカス島で1899年に創業。 
当時はラケットのガット張りや
ゴルフ・クラブなどを手作りでお店を構えたのが最初。 
それが徐々に大きくなり 94年の米国不況で
お金を使わないアウトドア・ライフが
流行り始め逆にEddie社は急成長。 同年同じ衣料小売業
シュピーゲル社に買収
されされた後、1997年には北米に500店舗を超えるまで発展、翌年には
日本でも
30店舗を構える巨大企業となりました。 

ただ急拡大を目的とした営業方針をとったことにより、顧客獲得のためのクレジット・
カードを
乱発したことの反動で支払い不能の顧客が続発。 結局親会社の
シュピーゲル社は会社更生法を
申請しましたが、Eddieブランドはその後も健在。 営業を続けながら会社の再建を目指しています。
現在はアウトドア用品のほかに
タウン・ファッションに力を入れ、またインターネット販売が
好調とのこと。

日本では住商オットーと組み、北海道 札幌支店から福岡粕屋ダイヤモンド・
シティ店 (キャナルシティ
博多店もありますよね)まで、全国展開をしています。 
ちなみに日本では 1994年東京自由が丘に
第一号店を開きました。 また同社は
1936年に世界で初めてダウン・ジャケットを開発、販売した
ことが有名です。


一方のフォード社、車の販売力強化を模索する中、ブランド・イメージを作りも狙い、
そのころから
米国内で流行り始めたアウトドアに着目。 同一路線を走り急成長する
Eddie社とのコラボ
レーションを決定しました。 実際に両者が業務提携をしたのは
1983年とかなり早い時期。 当時
何と 2000年までの 17年に渡る 「エディ・バウアー
ブランド仕様の長期契約を結びました。

Eddieの冠を持つフォード・エクスプローラー、初めて世の中に現れたのが1990年。
1991年モデルと
してですが、当初の発売はわずか 3グレード (2ドア車には Sportという
ブランドがありました)。 XL、
XLT、および Eddie Bauerでしたが、デビュー当時から
すでに Eddieブランドは存在していたのです。
また Eddieブランドは、エクスプローラーだけではなく、1983年の両社業務提携直後から、
ブロンコ、
ブロンコ II、アエロスター・ミニバン、F-シリーズ・トラック、および
エクスペディションのグレードに
採用されています。

一方ブランド効果によるフォード社の販売力にはやはり相当な影響があったようで、
1990年米国
全体の SUVの年間販売台数は 92万 5,000台とそれほど大きな数値では
ないのですが、それに
占めるフォードの Eddie ブランドだけで 4万 2,475台と、全体の
4.5 %を占める好調な販売と
なりました。 さらに 1998年、米国ではブームにより SUVの購入が急拡大。年間で 275万台もの
販売を記録しましたが、エクスプローラーとエクスペディシヨンの両車種でなんと 65万 7,191台
(全体の 23.9 % ) の販売を記録。 その中でEddieブランド
14万 7503台 (エクスプローラー
および エクスペディション 販売総数の22.4 % ) という、とてつもない販売記録を樹立
しました。

当時、米国内を走っているSUVのうち、10台に 2台はExplorerかExpeditionだったのです。
現在でもエクスプローラーが米国でもっとも売れていると言われるゆえんがここにあります。


2,000年に終了した Eddieブランドの使用が再契約されたかどうかは今回時間がなく、
調べることが
出来ませんでしたが、すでに米国車社会に深く浸透した Eddieブランド
消滅することは当面
なさそうです。

( 上記写真: 2004 エクスペディション Eddie Bauer 5.4L )


また昨年 JD Power & Associates調査会社によるアンケートの結果として、米国、日本
および
欧州の消費者は、車、ステレオ、タイヤなどを購入するとき、その 68 % がブランドを
重視すると
答えており、また 53 % がステレオ・ブランド = コラボレーションを重視すると
しているとのこと。


スーパーでダイコンを買うときも しげしげと見つめてしまう私もブランド重視派か ? 
いえ、関西人だけだったりして....。

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