続いて 2007年型、エクスプローラー
もうご存知だとは思いますが、「 アイアンマン (IronMan) 」エディションが加わります。
これは米国フォード車が、アイアンマン・ワールド・ チャンピオンシップ (トライアスロン世界大会) の
スポンサーとなったことによる 記念モデル車であり、エクスプローラー XLTがベース・モデルと
なっています。
濃いオレンジカラーにつや消しブラック・グリル、6本ホィールの18インチを履き、 さらに前部バンパーには
シルバー・カラーのガードをつけ、アイアンマン・ロゴ・ プレートで差別化。
写真を見た限り、まるでガンダムかランド・ローバーを連想させる 風貌となっており、好き嫌いの
はっきり出るモデルと言えそうです。
一方 2007年型エクスプローラーそのものは小さなマイナー・チェンジのみ。 グレードは XLT、
エディバウアー、リミテッドの 3種類で、全種に共通すもの点では ありませんが、下記のような変更が
なされます。
* 現行やや不便な前部ドア閉口ハンドルが、扱い易いようにカップ・ホルダーも 含めて改良・設置場所変更。
* ボディ・カラーに新しく 3色追加。
(1) カーボン・クリアコート・メタリック
(2) オレンジ・フロースト・クリアコート・メタリック (アイアンマンのみ)
(3) ホワイト・サンド・トリコート・クリアコート・メタリック
* 座席カラーがベージュから黒を基調とした渋め色に変更。
* オプションでエディバウーアーとリミテッドには電動格納ランニング・ボードの選択が可能。
.こんなところでしょうか。 2006年型とほとんど変わりませんが、シート・カラーは 少し高級感が
出たのではないかと思います。
なお 2006年 第 4世代モデルは、全米ハイウェー安全局によるクラッシュテストに おいて、ドライバーと
助手席の前面および側面衝突実験で、最高格付けである 「 5つ星 ☆☆☆☆☆ 」を獲得しています。
今年で 16年目を迎えるエクスプローラー、簡単ですが下記のような経緯を辿り 現在に至っています
1990年 : ブロンコ II の後継車として、1991年型モデルで登場。 4L V6, OHVエンジン。
初のSUVセグメントとなる。 第 1世代。
1991年 : 日本へ輸入開始。
1993年 : リミテッド誕生 また映画「ジュラシック・パーク」にも出演を果たす。
1995年 : 角型から丸型デザイン・ボディに大きく変更。このモデルが第2世代となる。
5速オート・マチック車投入。
1996年 : 5.0L V-8エンジン搭載車登場。 AWD (All-wheel drive 電子制御パートタイム方式) も設定。
日本および旧英国圏諸国へ右ハンドル車を投入。
1997年 : 4.0L SOHC V-6 エンジン搭載車デビュー。
1999年 : ボディ・デザイン マイナー・チェンジ。
2001年 : エクスプローラー・スポーツ・トラック登場。
2002年 : フル・モデル・チェンジ 新プラットホームで後輪独立懸架 4.6L SOHC V-8
エンジン搭載、サード・シート仕様の第 3世代誕生。
2003年 : フォード社 100周年を記念し、限定センテニアル・モデル発売。
2004年 : ヨン様ブームが巻き起こり、同年 6,7月で 290台が販売される。 普通の月の倍以上。
2005年 : AdvanceTrac および Roll Stability Control を標準装備。
ミズリー州ハーゼルウッド工場の老朽化、およびオーストラリア、ニュージーランドの輸入停止で
右ハンドル車 製造中止。
2005年 : 新フレーム、新後輪サスペンション、その他安全基準を取り込んだ第 4世代登場。
(正確にはボディ形状の変更がほぼ同一のため、第 3.5 世代が正しいかも)
6速オート・マチック車投入。 2006年モデル 北米トラック・オブ・ザ・イャーの最終選考会に
ノミネート。
未だ第 1世代の箱型モデルが活躍しているエクスプローラーは、想像以上に丈夫な車だと思われます。
ただ来年から日本の法律、輸送車両の保安基準 (視界基準) 改正により、 ボンネットの先に補助ミラーが
つく可能性が高いため、現行のエクステリアが お好みの方は年内のご購入がいいのかもしれません。
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