さてここからは興味ある方のみご覧下さい。 その前に、
* これ以下の文章はすべて聞き取りの話なので、一切の証拠並びにそれを実証する文章は
なにもありません。
* 下記文章により、仮に利害関係が生じたとしましても、一切の責任は負えません。
単なる誰かの BBSへの書き込みとのご理解をもってお読み下さい。
それではここから先は、推定文章のみです。
ある方が、「えらいこっちゃ? 今後エクスプローラーは左ハンドルのみの販売となる」という投稿で
某 のBBSに掲載されたのが 2月 6日。 実は私も興味があり、某方と違うルートでこれを確認
してみました。 何せ事情が事情なもので、コンタクトした人は「事情通の人」としてご理解
頂きたいのですが、下記の予測・推定を頂きました。
ヒロシさんのおっしゃるとおり、どうやら今年をもって右ハンドルのEXはなくなり、左ハンドルに
なる可能性が強そうです。
* 今年のフォード社のエクスプローラーへの営業戦略として、まず左ハンドルの特別仕様車を投入。
以外とこれが当たっているようですね。 当初輸入された左ハンドル車はかなりの確率で契約
締結。 今年 3月に 8台入港するようですが、これを逃せば左ハンドルの EXを買いたい人は
5-6月に入港予定の 40~数十台到着を待たなければならないようで、すでに争奪戦となる
可能性が高いようです。
* 一方それじゃあ、通常販売の右ハンドル車はどうなるの?
今年一杯は通常通り販売されることは左ハンドルと平行して、間違いないと思います。
ただ 06モデルが新しく発表されるのが、今年秋口。 日本でそれが発売されるのが来年の
今頃になると思います。 ただいつも通りよくあることとして、次のモデルの市場感触を計る
ために特別仕様車が発売となりますが、恐らく今年秋口くらいから 05モデル併用の 06モデルが
出てくると思います。 これがひょっとすれば左ハンドルを先取りしたモデルになる可能性があり、
その後は....、 と言うことかもしれません。
来年の今頃日本で発売される 06モデルのエクスプローラーは左ハンドルのみとの可能性が結構
高いようです。
* まず本国事情
この日記の 1月でもお知らせしましたように、右ハンドルのEXを組み立てているミズリー州ハーゼル
ウッド工場は老朽化と売り上げ不振が年々顕著になってきていることもあり、早ければ 2007年に
閉鎖の憂いとなっています。 残るはケンタッキー州、ルイスビル工場。 言わずと知れた米国内
専用の左ハンドルのみ。
さらに追い打ちをかけるかのように昨年からの大型トラック市場における日本メーカーの攻撃。
一台あたり数千ドル以上を稼ぐことが出来るゾーンの狙い打ちが始まったため、さすがのビック 3も
限界点。 社内雇用しながらの失業者を多く抱え込み (この問題に関しては近日中にアップします)、
コスト削減が急務となっています。
* 右ハンドル車は予想以上のコストがかかる。
モデルチェンジ毎に内外装の金型制作となるのですが、必要以上のコストが発生。 冬ソナブームで
突然売れ始め、前月比倍以上の販売台数を記録したエクスプローラーと言われつつも、70台の
販売台数が百何台になったという小さい倍増。 これだけの販売で果たして会社が満足するだけの
利益を出していると言えるのでしょうか。
仮に私がフォードの社長であれば、「そんなもんどうでもいいやん」との結論を出すでしょうね。
昨年フル・モデル・チェンジされたマスタング。 なぜに未だに日本への輸入計画が出ないのでしょう。
もちろん本国で爆発的な売れ行きのため、日本に回す余裕がない、との理由が一番当を得て
いますが、どうやらそれだけの理由でもないようです。 恒久的に売れると判断するのなら、すぐにでも
輸入手続きを取りたいところですが、いかんせんスポーツ・カー。 到底何十万台と売れていくモデル
ではないですよね。
実はこの左ハンドルのマスタングでさえ、日本仕様に変更するために一台あたり 40-50万円の追加
費用がかかるとのこと。仮に 1,000台輸入したとすれば、その付加費用だけで約 4億円。
独立採算性を取る現地法人にとってはかなり痛い出費だと思いません? 現在某輸入車専門
業者で販売されているマスタングは 400万円を超えます。 現地価格では 300万円を切る程度の
価格。 果たして 400万円を超えるスポーツ・カーを必要とする日本のユーザーは一体何人いる
のでしょう。 これをエクスプローラーに置き換えてみたら....。 結構費用のかかる車です。
* 日本以外の右ハンドル規制国への対応は?
偶然ながらも年末にロンドンに行く機会がありましたが、EXを見かけたのは第 2世代の 96-7モデル
のみ。第 3世代の 2002年モデルは全く見かけませんでした。 もしかしたら輸入されているかも
知れませんが (調べていませんのでご理解を)、気配すら見受けることが出来ませんでした。
* ではオーストラリアは?
これは判断出来兼ねます。 ただ現状を言うと現在のオーストラリアではあのエスケープが爆発的な
売れ行きとなっており、どちらかと言えばEXは蚊帳の外。 アジア・オセアニア地区のF社会議に
おいてもエスケープの記録的販売が幸いし、オーストラリア地区の権威はうなぎ登りで、鼻高々の
出席という噂。 ガソリン価格が現在のように 40ドルをキープし続けるのであれば、EXはどうでも
いい車種と判断されていく可能性が強いかも知れませんね。本当に必要なのであれば、現地車
組み立てをしているケンタッキー州ルイスビル工場の臨時生産で十分補完できると思われます。
* 肝心の日本では
ホントかどうか知れませんが、FJLは、エクスプローラーおよびエスケープは成熟したブランドと
判断していらっしゃる様子で、欧州フレーバーの車をもっと売りたいみたいかも。 そこそこ利益の
出る車はこれで良しとし、フェスタ、フォーカス、モンデオなどの売り上げ増が次期ターゲットとの
ことみたい。
* では 今後EXはどうなるの ?
今年がキー・ポイントです。 通常であれば(過去)、特別仕様車などが発表・販売されたとき、その
限定車に対しては A4のコピーをまとめた(留めた) 簡単な整備マニュアルが現地から送られてきた
経緯があるようです。 しかし今回の左ハンドル限定車においては、なんと豪華おもて表紙が付いた、
それはそれは権威高き整備マニュアル(整備従業員用でオーナーマニュアルではありません) が
送られてきています。
これは何を意味するか。 徳川家康ではありませんが、「騙すのならまずは身内から」などという
大げさなものではなく、本社から「徐々に慣れて行ってねー」っという情報発信かも知れません。
あるいはコスト削減で、現地使用マニュアルをそのまま送ってきた可能性も否定できませんが...。
長持ちする整備マニュアルが、なぜにわずか 200台限定輸入車に必要なのでしょうか。
* それでどうなるの?
断定することは出来ませんが、今年一杯で右ハンドルが無くなる可能性があり得る可能性が強い
かも。 来年の今頃には判明しているでしょうね。 仮定を信じる信じないを別にして、今後左ハンドル
のみになるとすれば、中古車市場では絶対的に右ハンドルの玉不足が生じる可能性が大です。
それを期待する訳ではありませんが「私の右ハンドルを大切に乗ろうかな~」っと改めて思った、
今宵 某知人と長電話したときに感じたひとときでした。
つき並みですが、このたわいもない意見には、皆さんの自己判断でお願いしますね。
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