「人生色々、会社も いろいろ」」と昨年流行語大賞にもノミネートされた答弁をなされたどこかの
国の総理大臣もいらっしゃいましたが、その「色々」についてのニュース。
昨年米国内で新車購入をした消費者は、果たしてどのボディ・カラーを選んだのか…。
Power Information Network 社が、今年 1月19日にその調査記事を配布しています。
もっともホットなカラーとなったのが、なんと「シルバー」で、以下はその内訳です。
1) シルバー 24.1 % 6) レッド 10.3 %
2) ブラック 16.7 % 7) グリーン 5.7 %
3) ブルー 12.7 % 8) ベージュ 4.3 %
4) ホワイト 11.8 % 9) ゴールド 2.6 %
5) グレー 10.5 % 10) ブラウン 0.7 %
日本でもシルバーは人気色として毎年常に上位に位置していると思いますが、米国の消費者も
似たような行動をとっているようです。 でも日本で販売されるエクスプローラーに肝心の
シルバー色が無いのか、不思議でなりません。 事実私の知っている EX乗りの方の中で、
シルバー色を持っていらっしゃるのは、釣りのお好きなお一人だけです。
各自動車関係者の話によると、シルバー色を選んだユーザーの大半が、
1) このところケータイ、CDプレーヤー、デジカメ、PC、家具などの多くの商品に、メタリック・カラーが
流行っており、現在の生活にうまく溶け込んでいること。
2) テロ警戒感やイラク戦争などで米国社会そのものが派手さを避け、慎み深い生活に変化したこと。
3) 清潔感を連想させること。
などを理由にシルバーに決定する人が多いといいます。
さらにシルバー以外でも淡い色やメタリック・カラーを好む車購入者が増えてきている様で、スポーツ・
カー購入者 (いまだ原色が一番の人気カラー)以外のオーナーに顕著に現れているようです。
ただメーカーの一部はこの流行がいつまでも続くとは考えておらず、次のカラーを模索中のところが
あるようで、メタリックにもう一段の輝きを与えるべく光るコンパウンドを混入し、宝石の光反射の
ような色を開発中といいます。
一方 SUV購入者は以前のオフ・ローダーからファミリー・ユーザーにすでに購入者層の変化が
移ってしまったことを含め、おとなしい色を選択する人が増加しているとのこと。
またフォード社は 2003年モデルのエクスプローラー 8色ボディ・カラーの一つ、「レッド」に輝く
コンパウンドを混入し始めてから赤そのものに深みと輝きがいっそう加わったことで、この色を
選択する購入者が急増しているとコメントしています。
反面若年層向けには、それなりの自己主張が色によって示されなければ購買意欲に結び
つかないということで、たとえばブラックやホワイト・カラーにはよりメタリックな輝きを持つよう工夫が
なされており、毎年進化しているといいます。「光る黒、光る白」といったところでしょうか」。
こうした塗装技術の変化が特にグレードの高い車に見受けられ、ブラック・カラー車の販売は
シルバー色とほとんど同率まで伸びているといいます。
しかしながら米国では歴史的に見てもブルーが依然重要な位置を占めており、メーカーの中には
将来を見据えブルーでないブルー色、特に淡く、見た目輝きを放っているものを研究中。 またある
メーカーは、近いうちに茶色もしくはゴールド、ただ薄い両色が再度流行ると読み、近く市販に
向けて考慮しているということです。
もう一度自分の EXを下記のWEBで眺めてみませんか ?
* 日本版用
* 米国版用 (特に輝くコンパウンドの入ったレッドに注目)
一昨日、所用で丸の内に出かけました。 東京駅のど真ん前、仲通りに新しくなったガラス張りの
三菱信託があります。 そのビル前に大宮ナンバーのホワイト・カラー EXが停車していました。
ビルの谷間に車体とボディ・カラーがうまく溶け込み、すごくいい絵になっていたので、しばらく
見とれてしまい棒立ち。 自分の車を見た時に感じないものを、他の人の同じ車で思わず感じて
しまうことって、たまにあるのですよね。
今の EXを買ったとき、ヨメは「なかなかいいブラックじゃない !」って言っていたのが、最近は
「 黒より白がいい。買い換えて白にしない ? 」 と、しばしば言うようになりました。
特に関東地区限定発売の特別仕様が出たときには見積まで作ってもらい、あやうく多重債務者に
陥る寸前までに話が先行したのがついこの間。
恐ろしやこのブーム....。
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