2005年 1月 9日、デトロイトで開催されている北米国際自動車ショー記者専用閲覧会で、
2005年のカー・オブ・ザ・イヤーにクライスラー「300 / 300C」、北米トラック・オブ・ザ・イヤーに
エクスプローラーの兄弟車 ?? であるフォード「エスケープ・ハイブリッド」を選出しました。
この選出には米国およびカナダのモーター・ジャーナリスト 48名が参加。 今回の 特色として
昨年のトヨタ・プリウスに続き、2年連続省エネルギー車が勝ったことです。
米国では昨年のガソリン価格の急騰がじわりと家計を圧迫し始めており、車をゲタ 代わりに使う
一般家庭はガソリンあるいはジーゼル車から、ハイブリッド車への 乗り換えが今後かなりの勢いで
増えてくると予測されています。
北米カー・オブ・ザ・イヤーは 1994年から始まっており、新聞、雑誌、テレビ 解説者などの各著名
担当者 48名で構成されており、前年 12月に新車 17台の乗用車と 12台の SUV・トラックをまず
各自が選出。12月13日に人気の高かった モデルの中から最終リストを作成し、デトロイトにある
Deloitte & Touche 会計 事務所に提出するという厳格な選考方法をとっています。
48名の選考担当者は協会から 25ポイントを与えられ、最終選考リストに残った 車に自由に投票。
ただ一モデルに最大 10ポイントしか投票できないシステムと なっているため、最高得点獲得
モデル車は 480点(10ポイント X 48名) という ことになります。
2005年の乗用車部門では、クライスラー 300が 313ポイントを獲得。次点がフルモデル・チェンジで
登場したフォード・マスタングが 256ポイント、 3位がシボレー・コルベッティの 108ポイントでした。
一方の SUV・トラック部門は、フォード・エスケープ・ハイブリッドが 232ポイントで 一位。 次点が
ランド・ローバー LR3の 163ポイント。 3位がフォード・フリースタイルの 148ポイントと、乗用車部門も
含め、われらフォード社が大健闘した今年の選考会 だったようです。
ちなみに過去のカーおよび SUV・トラック・オブ・ザ・イヤーは、
2004年 トヨタ・プリウス フォード・F-150
2003年 ミニ・クーパ/クーパ S ボルボ・ XC90
2002年 ニッサン・アルティマ トレイルブレィザー
2001年 PTクルーザー ホンダ・アキュラ
2000年 フォード・フォーカス ニッサン・エクステラ
1999年 VWニュー・ビートル グランド・チェロキー
1998年 シボレー・コルベッティ ベンツ ML 320
1997年 ベンツ SLK フォード・エクスペディション
1996年 クライスラー・ミニバン フォード・ F-150
1995年 クライスラー・シリウス シボレー・ブレィザー
1994年 ベンツ C-クラス ダッジ・ラム
となっています。 上記写真はフォード・エスケープ・ハイブリッド仕様。続く、クライスラー300 と、
2位になった新マスタング です。 でも過去の SUV・トラック・オブ・ザ・イヤーに F-150 が 2回も
入っているなんて、なんか購買意欲をそそりますよね。
今から金貯めよっ。
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