2002年、フォード社とオートバイで有名なハーレー・
ダビッドソン社は、両社とも創立 100周年を迎えるに当たり、
1999年から友好業務提携を実施。4年間にわたって両社の
100周年記念事業や製品化に取り組んできました。
結果その期間の市場戦略は見事に成功。予想以上の成果となったため提携期間をさらに3年間
延長。2007年まで現企業関係を続けると昨年発表しました。
フォード社は 1999年に発表した F-150シリーズ、ハーレー・ダビッドソン・モデルを 2002年までに
約 4万台を製造。 顧客からの強い反響にこのまま終わらすことが出来ないとし、今後も記念
モデルの製作を是非続けていきたいとしています。
1999年 ハーレー社との最初の業務提携開始となった翌 2000年、フォード社はまず F-150シリーズ、
スーパー・キャブを発表。 2001年にフォード/ハーレー・スーパー・クリューを追加。 さらに
2002年と 2003年には F-150スーパー・クリュー・モデルの一つであるスーパー・チャージド・
モデルを次々と投入していきました。
2002年両社は 5年間の業務提携期間を完了。 2004年にその最終記念成功モデルとして
F-シリーズ・スーパー・デューティ・モデルの製造で完結偏となる予定となっていました。
2004 年スーパー・デューティ・モデルは、F-250 および 350シリーズ、スーパー・キャブもしくは
クリュー・キャブ・モデルに投入されており、現在ディーラーでは4X4 リミテッド・エディションに
ハーレー・モデルが追加、その販売を実施しています。
このモデルは2002年 11月から製造が開始され、 2004年型となっていますが、わずか 4ヶ月で
製造予定台数の 50 % の受注が舞い込み、その予約の 90パーセント以上が 6.0 L ジーゼル・
エンジンのクリュー・キャブ・モデルの購入を希望しているといいます。
フォード/ハーレー・スーパー・デューティ・記念モデルはオレンジ色をベースにブラック・カラー、
もしくはブラックをベースにダーク・カラーのツートン・カラーか、黒単色カラーの 3種類があり、
18インチ・アルミ・ホィール、記念エンジン・デカール、クローム排気口、ハーレー社とシールド・
ロゴが刻まれたパイプ状ステップ・バー、車体ツートーンおよび黒単色カラーにマッチしたグリルを
装着。 フロントとリアにはフォード/ハーレー・スーパーデューティ・モデルのバッチが付与されて
います。 さらに前後の牽引フックもクローム仕上げとなっています。
また室内のドア・トリム、ハンドルは黒檀仕上げ。 フロア・マットにはハーレー社のマーク。前部及び
後部シートには「Harley-Davidson」のロゴが入っています。
フォード社は今後 2007年までの3年間、更なるハーレー社とのコラボレーション・モデルを発表して
いく予定であり、同社の屋台骨を支える戦略車のひとつとなりそうです。
写真は 2005年のフォード F-シリーズ・トラック、ハーレー・ダビットソン・モデルです。
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