昨日 (9月 7日)、米国フォード社はクルーズ・コントロール
制御装置の過熱から発火を招く恐れがあるとして、
380万台の車に対してのリコール を当局に届けた。
(クルーズ・コントロール装置の発火要因に関しては
ここのブログ、2月 23日、3月 3日、3月 25日および
5月 01日に詳しい記事を載せていますので、気になる
EXオーナーの方はそれをご参照頂ければ幸いです。
何らかのヒントになるかもしれません。)
今回リコールの対象となった車種は、
1) 1994-2002年モデル フォード・ピックアップ・トラック F-150
2) 1994-1996年モデル フォード・ブロンコ
3) 1997-2002年モデル フォード・エクスペディション
4) 1998-2002年モデル リンカーン・ナビゲーター
の 4モデルに装着されているクルーズ・コントロール制御装置の回収・修理をする。
また総額 380万台のリコールというのはフォード社が北米で販売する年間販売台数に相当し、
同社が創立以来第 3番目の規模、米国リコール市場第 5番目の規模でもある。
ちなみに米国で最も大きかったリコールは 1996年に同じくフォード社が実施した 790万台で、
イグニッション・スィッチの不都合から来るものであった。
しかしながら同日、タイム・ワーナー社ケーブル・ネットワーク・テレビは 「380万台ではなく、
1,600万台に類似品のクルーズ・コントロールが装着されている疑いがあるため、その 4倍の台数が
リコールの対象者となるのではないか」と報じた。 また消費者保護団体のリーダーでかの有名な
ラルフ・ネーダー氏は、「自動車会社としての責任を持つフォード社が重い腰を上げるように、しかも
ばらばらの対応しているようでは、運転者の安全を裏切ることになる。1,600万台全ての車を
リコールの対象とすべきである」とコメントしている。
一方フォード社広報は、「今回のリコールでクルーズ・コントロールからの出火はなくなると確信
している」とインタビューに答え、「今回の 380万台以上の追加リコールの必要はない」と語っている。
CNN、ニューヨーク・タイムス、およびデトロイト・ニュースによると、クルーズ・コントロール・スイッチ
からの出火で少なくとも 3名が死亡していると述べているが、フォード社は、「アイオワ州での事故は、
スイッチの不都合からによるものではない」と反論。 「アーカンサス州及びジョージア州で起こった
2件の事故も、スイッチからの失火が起因となる証拠が見当たらない」と述べている。
このクルーズ・コントロール制御装置不都合 (発火)を解決するために、フォード社は制御装置と
クルーズ・コントロール・スィッチの間にワイヤード・ハーネスを咬まして対応を取る予定。 ただその
ハーネス部品供給が間に合わないため、車のオーナーはディーラーへ自社を持ち込み、一時的に
このスイッチ系統を遮断し対応願いたいとしている。
全米ハイウェイ交通安全局 (NHTSA) が実施し、今年3月 22日に発表した報告書によると、
「クルーズ・コントロールからの発火は 214件確認されている」と述べている。
同様に昨日米国トヨタ社も約 100万台のライト・トラックのリコールを公表。 同社によると対象
車種は 1989-1996年モデルの
1) SUV 4-ランナー 375,000台
2) 小型T-100ピックアップ・トラック 535,000台
3) T-100トラック 68,000台
の計 97万 8,000台で、ステアリング部分の破損から、最悪運転時に制御が
効かなくなると述べている。
うっ、車を使用した後に加熱から来る発火だそうで...ということは、寝てる間に「ボッ」っつう
ことですか...。
駐車後に起きているようで、どう対応すればいいんでしょうね?
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