8月の米国フォード社、新車販売台数が昨日発表になった。 全ブランドの総販売台数は
28万 8,429台、前月比 + 6.3 % と増えたものの、当初予測を下回る結果となった。
8月フォード社の販売台数に大きく寄与したのが、マスタングが 10,921台と前月比 + 67 %もの大幅
アップ。 クラウン・ビクトリアの 5,056台 + 56.9 %、フォーカスの 20,476台 + 39.4 % と乗用車
販売が大きく寄与し、全体で 90,126台と7月比 + 22.2 % もの大幅伸びとなった。
一方トラック・SUV部門は、急騰を続けるガソリン価格と 2006年モデル発売開始前で 2005年
モデルの在庫一掃という悪材料を背景に、従業員割引価格販売など大幅値引きを催したにも
かかわらず、その落ち込みを止めることが出来ず。 全体で 19万 8,303台と前月比わずか
0.3 %の伸びにとどまった。
SUV ブランド別で特に落ち込みが激しいのが、
* エクスプローラー 17,151台 – 44.0 %
* エクスペディション 8,488台 – 40.2 %
* エスケープ 15,023台 – 0.1 %
と、エクスプローラーとエクスペディションが 7月比軒並み 4割販売減という惨憺たる結果。
小型かつハイブリッド・モデルを有するエスケープでさえも、かろうじて前月の販売台数を確保
するのに精一杯の状態であった。
ブランド別のより詳しい販売台数 (出所: 米国フォード社)
この止まらない販売減を受け、同社は 9月 6日に終了する予定であった従業員向け割引販売
価格セール (ファミリー・プラン) を 9月一杯まで延長することを発表。
ただ 2006年モデルのエクスプローラーには割引率縮小を検討しているものの、大型 SUVで販売
懸念の残る 2006年エクスペディションについては、引き続きこの制度を適用すると述べている。
さていよいよ新型モデルが投入になるエクスプローラー、どれだけ販売を伸ばすか興味ある
ところです。 こうご期待か !
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