既にいくつかの海外メディアが報じていますが、ドイツ・シュタットガルトにあるポルシェ・
ツッフェンハウゼン工場の塗装行程部門で爆発事故があり、2名の従業員が軽症。 病院へ
搬送されたという事故が起こっています。
現地時間 2月 25日 (月) 午前 5時ごろ、車両生産ラインの一つであるポリ塩化塗装乾燥オーブン
工程でガス漏れが発生。 被災の規模はまだ明らかになっていないものの、引火と共に
スプリンクラーが自動作動したことで、この塗装部門と別部門数ヶ所が水に漬かったとのことで、
組み立てラインが停止。 検査・復旧に少なくとも 2,3日、長ければ数日の日数を要するため、
ポルシェ社はツッヘンハウゼン工場で作られている 911の生産を しばらく停止すると 公式
発表しています。
ただカイエン およびボクスター・ケイマンは別工場で作られているため、その影響は全くなしとのこと。
同工場は一日あたり 160台の 911モデルを生産。 幸いなことに今回の事故では 車体組立部門、
またエンジン設置部門へ被害が及んでいないこともあり、短期間での復旧が可能のようです。
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(注: 上記写真は、今回の事故とは無関係です 参考記事 1 2 3 )
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最近ポルシェの塗装は環境を配慮して水溶性ペイントを使用し始めたようで、早期劣化を懸念する
噂を耳にすることがたまにあります。 しかしながら個人的な感想として、実際手で触った
各ポルシェ車のペイントは自動車メーカーの中でもトップ・クラスのペイント技術と質感を施して
いるのではないでしょうか。
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この硬質な車体塗装に、ポリマー・コーティングをかければその後のメインテナンスに手間は
かからず。 少々の汚れは、洗車場のウォーター・ガンでほぼ落とすことが出来ますし、特に
ホィールに付くブレーキ・ダストの洗浄には、抜群の威力を発揮します。
エンジンの性能共々、ポルシェの塗装は化粧いらずの素肌美人かも知れません。
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