会社の入っているビル全体が禁煙になっているので、いつものようにコソコソと入り口の喫煙場所へ。
顔を下げてタバコに火を付け、ふと前を見ると...、 なにこれ?
たまにベンツやボルボのトラックを見かけますが、前面は全て寸胴。 長距離バスと同形のため、
いつの間にか記憶の中から消えてしまいます。
ところがこのトラック、もう自分の記憶の中から消えてしまったイメージの復活でした。
ボンネット・バスと同じ。 前にそそり出ている鼻のボディが、「これぞトラック」 を主張しているよう。
いゃ~、見た目ゴツい! しかもド派手イエロー・カラー。
左ハンドル、黄色のトラックが目の前を横切ろうとしています!
さすがに軽いカルチャー・ショックですね。
残念なことにトラックの全体像は往来の車にさえぎられ 撮ることが出来ませんでしたが、
某アイスクリーム屋さんの CMトラック。
「左ハンドル、こんなん運転出来んの~」 と思ったと同時に、「採算合うのかな?」 が第一印象かも
知れません。
でも日本経済、着実に回復方向に向かっていますね!
8月 10日に書き込みました、カーゴ船 (自動車運搬船) 「クーガー・エース - Cougar Ace 」 転覆の件につき 、
その後商船三井から好評されたプレス・リリースをまとめてみますと、何とか元の状態に戻ったとのことです。
( 8月 15日時点での クーガー・エース )
商船三井社のプレス・リリースをまとめてみますと、
* 自動車運搬船 クーガー・エース が転覆したのは 7月 24日 (月) 日本時間午後 5時頃。
アリューシャン列島南方で 左に大きく傾き航行不能に陥った。
* 翌 7月 25日 (月) 15時にシンガポール人 2名、ミヤンマー人 8名、フィリピン人 13名、計 23名の
乗組員全員を救助完了 (うち一名が脚を負傷)。 ただ船は傾いたままで原因不明。
* クーガー・エースの船長曰く、船の安定のために船内に積み込む海水のバラスト水の入れ替え作業を
している最中に、船底部にあるタンクの海水を誤って必要以上に排水し過ぎたために、うねりによって
船のバランスが崩れ、一気に傾き横転したそうです。
* 7月 30日 (日) に商船三井がチャーターしたサルベージ船が転覆現場到着。 船体姿勢を復元
するために米国沿岸警備隊 (USCG)、アラスカ州環境保護局、商船三井の 3団体で合同対策本部を
設置。 救助策を協議。
* 8月 02日 (水)、天候悪化で船尾を風下に向けるため船の姿勢を曳航により変更。
* 8月 14日 (月)、バラスト水調整で 60度左に傾いたクーガー・エースは同日 10時の時点で
25度の傾斜まで回復。
* 8月 16日 (水)、前日 15日に船体傾斜をほぼ元通りに戻すことが出来たため、その後曳航。
現在アリューシャン列島、ダッチ・ハーバーにに係留中 (上記写真)。 今後船内確認後、
バンクーバーに向けて曳航を計画中。
とのことです。
ただ積み荷の状況に関しては守秘義務もあるのでしょうか、一切報道されていません。
商船三井はきれいな言葉で言うと、最近ついていないよう。 まともな日本語で言うと社内安全体制が
腐りきっているようで、 8月 14日 (月) にはスリランカ沖で、原油タンカー「 ブライト・アルテミス
- Bright Artemis 」 が遭難船救助中に接触事故を起こし、原油流出事故を起こしています。
救出しょうとした船名は 「Amar」。 皮肉なことに、この船もシンガポール籍とのこと。
詳しくお知りになりたい方は、商船三井 の プレス・リリース [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9]
[10] [11] [12] へ訪れてみて下さい。
まるで他人ごとのような説明文が満載されています。
その後も商船三井は 10月 6日に鉄鉱石専用船 “GIANT STEP” (ジャイアント ステップ) 号が
茨城県沖で座礁。
また 2006年を遡ると 4月 3日、コンテナ船 “MOL INITIATIVE” が根室沖南方で機関室から火災。
なんとこの商船三井は、一年で四半期ごと ( 3ヶ月に一回) に事故を起こしているんですよね。
この会社の企業倫理はゼロ以下でしょう。
追記:
最近の船って、日本人が一人も乗っていないことが改めて判りました。
コストが前面に出るのでしょうが、積み荷はそれ以上の高額商品であるはず。何か起これば
遙かに上回るダメージを受けるのは間違いなく、果たして現状が正解なのでしょうかねぇ。
私が口にすることではないでしょうが....。 ねぇ、商船三井さん !
先月 7月 25日あたりから報道され始めた少し古いニュースで恐縮ですが、アラスカ沖で転覆し
ほぼ真横に傾いた船の写真です。
その事故は 7月 24日に起きました。 たまに新聞などでこのような事故の写真が掲載されますので、
「ふ~ん」などの言葉が出たきりすぐに記憶から消えてしまいますが、この船はすごい積荷を
運んでいたのです。その数 4,700台強……。
船が転覆したのはアラスカ沖、積荷はバンクーバーへと運ばれていく途中に起こりました。
乗組員 23名は全員救出されて無事。 沈没していないため、現在サルベージ船が船そのものの
救助を行い、アラスカまでえい航するとのこと。
カーゴ船 その名を 「クーガー・エース - Cougar Ace 」といい、シンガポール籍となっていますが、
実際は商船三井の船舶。 そして積荷の依頼者はマツダ社……。
そう、なんとマツダの新車 4,700台強が積み込まれ、カナダ・米国へと航行途中でした。 地道な努力で
最近 RX-8や MPVなど、売れる車が多くなったマツダは海外でも右肩上がりの売れ行き。
全生産台数の 7割を海外輸出に回しており、船舶での輸送は欠くことのできない行程。
この 4,703台の新車うち 6割が「Mazda-3 (アクセラ) 」 ↓ で、
残り4割のうち 3割が 今年 5月から新しく投入され、米国で カイエンとタメを張ることが出来るとの
評価も得た SUV 「CX-7」 ↓ でした。
(残り一割は他社メーカー) 4,700台の総金額は約 1億 2,000万ドル (約 138億円)。
保険がかけてあると思いますので相当額は後日カバーできると思いますし、積荷である何台かの
新車は無事でしょう。
しかし悲痛な思いをしているのは、一台一台を丹精こめて作り上げた工場関係者であり、販売に
勤しんだ営業担当の方々。 さらには新車購入で首を長くして納車を待っているオーナーの人たちで
あることに違いはないと思います。
また被害にあったマツダ社が受けたダメージは、金額で計り知れないものがあると想像します。
後書き:
最初この写真を見たとき「あっ」という気持ちくらいでしたが、その内容がわかったとき、いろいろな
ことを考えさせられる一枚の写真となりました。
アテンザ、RX-8、MPVなど、最近売れ行き好調な車が登場で元気が出てきましたね。
頑張れマツダ !!
注 : 写真は米国沿岸警備隊 (USCG) からお借りしました。 あと マツダ社からもです。
先週末、10月 15日に記載しました「ドライバーとスプーン」タイトルの記事に関し、ある方から
メールを頂き、補足および訂正させて頂きます。
私の勘違いで本当に申し訳け無しですが、新型形式の車両に関しては、すでに補助ミラーの
設置は今年 1月から義務化されていました。 と言うことは 2006年「新型」エクスプローラーは
この補助ミラーが付いてくるかもしれません。
2006年型を新型車両か継続生産車両かの判断は登録申請するフォード社とそれを受ける官庁に
よって、申請授受の駆け引きがあると思いますが、すでに補助ミラーの付いている輸入車が
販売され始めているとすれば、かなり境界線の攻防になろうかと思います。
下記はアドバイスを頂きましたメールの原文です。 メールアドレスが文字化け
(・ユ・ゥ。シ・ノ。。・ユ・。・・@inter7.jp) していましたので、お礼のメールをお送りできないことをお許し
頂きますようご了解を頂くと共に、深くお礼申し上げます。
またこれからもアップを続ける所存ですが、間違いがありましたら皆様、ご遠慮なくご指摘下さい。
ふらっと、見て頂けるブログになればと思っています。
HNが文字化けなどに判明できず、ご指摘を頂きました方、本当にありがとうございました。
引き続き Fieldを宜しくお願い申し上げます。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++
頂いた原文をそのまま掲載させていただきます。ありがとうございました。以下頂いたメールより ↓。
ドライバーとスプーンの記事の補助ミラーの件で補足説明させて頂きます。
(後で頂いたメールを主体として、前後のメールを混合して引用させて頂きますね。)
いつもすごい情報網だな~と感心して拝見してます。 フォードファンです。
視界基準に関しては、2種類の技術基準が存在します。
1、直接前方視界の技術基準
2、直前直左確認鏡の技術基準
1の基準の適用時期は、全車2005年1月から
2の基準の適用時期は、新型車:2005年1月から
継続生産車:2007年1月から 適用となります。
新レンジは、今年車両認可を取得した新型式なので、補助ミラーが装着されていると思われます。
また、販売済みの車両(RV)に関しても、直接前方視界の基準は既に適用されているので、この
基準に適合しない車両は、車検時に車高を低くしなければ車検に受かりません。
1、の基準は改造車(車高を高くしている)の締め出しが理由と思われます。(幼時の死亡事故等)
エクスプローラーは、2の基準に適合しなければ2007年1月までには装着しなければいけないと
思われます。
+++++++++
後書き: ご指摘、本当に嬉しかったです。
誰かに読んで頂いていると感じたことと平行して、色々な方々のご協力を頂けることに
大感謝です。 今後も書き込む励みにもなります。
ご指摘頂いた方は元より お立ち寄りの皆様、今後とも 「追い越し車線」 を宜しくお願い
します。
絶好のゴルフ日和になってきた今日この頃、週末のゴルフ・プレーに備えてドライバーやスプーンの
手入れに勤しんでいらっしゃる方も多いと察しますが、そのスプーンについての話題。
秋を感じさせるやや肌寒い一昨日の昼下がり、いつものようにお昼のお弁当を買いに行くために外出。
その途中にあるある秀和ビルの前を通りかかったところ、地下駐車場から新型レンジ・ローバー・
スポーツが勢いよく駆け上がってきた。
私が昔乗っていた 02型と同色のダーク・ブルーで、懐かしさと新車独特の輝きを放っていたこと。
またその斬新なデザインに引きつけられ、しばらく眺めていたのであるが…….
うんっ….なんか変だ……なんとなく奇妙に感じる思いが頭の中を交錯。
それが判ってただ呆然。 下記写真をよく見ていただきたい。誰もが直ぐに気付くはず
(ボディ・カラーはレッドではあるが、同型車)。
そう、なんと補助ミラー (アシスト・ミラー) が着いているではないか。
これまで日本製 SUVには付いていても輸入車には付いていない、またそれが当然と思われていた
スプーン型フェンダー・ミラーが付いている。 どうやら輸入車にも補助ミラーが付き始めたようだ。
(レンジ・ローバーの場合は ”しゃもじ ”という表現のほうが合っているかも)
現状を調べてみるとこの補助ミラー設置は法制化されておらず、各メーカーの自主ルールで設置
しているとのこと。 この経緯は省略するが ( 2001年 6月 6日に行われた国会法改正審議会答弁
から始まっている。 長文だが後半部分やや下のほうに記載されている質問・答弁がきっかけ)。
また簡単な説明はこちら 。
さらに 2002年 9月 9日に国土交通省のまとめたパブリックコメント募集結果報告 において輸送
車両の保安基準一部改正に、「直前側方視界基準義務化について、新型車は 2年程度、
継続生産車については 4年程度のリード・タイムを設ける」と、これまでの「自主ルール」から
「義務化」へと変更されている。
すなわち「義務化」は法規制と同じと解釈されるため、国産車・外車を問わずその適用を受ける
ことになろう。 ただこれら公表された文章の中に、実施年月日が記載されていないこともあり、
各社の対応がまちまちと推測するが、2年という年限を足して想像するに、どうやら来年 2006年
から「新型モデル」義務化と考えてよいのでは。
その前準備として、今回の新レンジに補助ミラーが付いたのかもしれない。
また既に「販売済みの RV車には取り付けの必要がない」と明記されているので心配するところでは
ないが、これからエクスプローラーを含めた輸入車購入予定の方には一つの課題となろう。
死角を無くす安全強化が重要なことにはもちろん異論は無く、認めたい。
ただ言い分もあることは事実。
* 大きな補助ミラーが付いた場合、歩行者をヒットする恐れは無いのか。
* ワックスがけのときに、曲線に沿って滑らかに滑らせていたふき取り布が、この補助 ミラー
付け根の部分で一度カックンと止まる不愉快さ。
* 車のデザインを台無しにする不釣合いな美的感覚の欠如。
* アンパンマンに登場するバイキンマンを連想する..などなど。
今年末から発売予定の 06型エクスプローラーの初期は恐らく付いていないだろうが、来年に
なったらひょっとしてと想像すればかなりの違和感。
補助ミラーの大きさによってはスプーンをつけて走るというより、サンド・エッジかドライバー・ヘッドを
取り付けて走っているような形容しか出来ないかもしれない。
たしか日産自動車はドア・ミラーに車幅が読み取れる小型カメラをつけていたのでは。こういう装置
改良などで死角解消を解決する技術も導入出来るはずだと思うのだが….。
レンジ・ローバーをけなしているわけでも何でもなく、役所の発想の貧困さが露呈したようなこの
デザイン。 レンジも泣くに泣けないだろう。 補助ミラー取り付け以外で解決出来る方法は
いくらでもあるだろうに。
たしか昨日の新聞で、国土交通省職員の野球賭博が発覚した記事が載っていた。
何でも出来るいい官庁のようだ。 賭博で 16名が書類送検された国土交通省だ。
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