今年 9月に開かれるパリ・モーターショーで正式デビューが決まった、フェラーリ 「カリフォルニア GT 」 の
スペックが昨日発表になっています。 ニックネームはミニ・フェラーリ。 ついこの間ミニ・カイエンが
スクープされたばかりだというのに、世界的に ミニが流行ということでしょうか。
パッと見、ちょっとクラシカルなデザインとの印象を受けるものの、中身は 4.3 L V8 直噴のエンジンを
ミッド・フロントに搭載した、マラネロの後継モデルのような存在感。
7速デュアル・クラッチ・トランスミッションを採用し、後部はマルチ・サスペンションで足固め。
二酸化炭素排出量は 310g / km と、排気量の割にはクリーン・エンジン。
( それでもロンドン市内に入るときには、 25ポンドの渋滞税支払いを免れることは出来ませんが...)
その性能はかなりのもので、出力460馬力 / 7,500 rpm を発し、 0 ~ 100 km/h は 4秒を下回る
そうです。
完璧コンバーチブルで、どこかで出会ったら必ず振り返って見てしまうと思うのですが、
ただ一つ疑問点が...。
フェラーリになのに、何故に 「 カリフォルニア GT 」 というネーミングになるのでしょう。
同社の主要販売ターゲットが米国のため、ウケをねらったネーミングとなったのでしょうか。
ならばトランクにゴルフバッグ、横積み 2個が鉄則なのですが、どうでしょう。
この車名 本来のフェラーリのイメージから、ちよっとかけ離れているような気がしないでもなしです。
そのうちどこかの高速道で遭遇するのでしょうね。 そのときは負けていませんから~。
右側追い越し車線は ご自由に使って頂けるように、80km/h 左側走行車線キープの 亀の子走行 という
私の高度なドライビング・テクニックでお迎えしたいと思います。
しかしインテリアのエアコン排気口の形状など、何故か今乗っている私の車のようなレイアウト...。
といいながらも シート後ろにロール・バーがないため、すぐに区別は出来ますが。
これからより詳細なフォトが出てくると思います。 まずは初お目見えということで..。
覚えていらっしゃいますでしょうか。 今から約一年半前商船三井所有のカーゴ船、
「 クーガー・エース – Cougar Ace 」 がバラスト調整に失敗。 カナダ・バンクーバー手前の
アリューシャン列島沖で転覆。 その積み荷はマツダ社の新車4,703台の 「マツダ - 3
– 別名アクセラ 」、および 「 CX-7 」 で、米国およびカナダへの輸送の途中でした。
船は 60度に傾きほぼ横向き状態。 当時の記事は過去ログ 2006年 8月 10日と、8月 19日に
アップしていますが (ご興味がございましたらご参照ください)、商船三井の船舶運行
オペレーションにおける、信じられないようなミスによって引き起こされた事故であったのは
言うまでもありません。
この海難事故が起こった当初、マツダ北米オペレーションズ (MNAO) は、「今回のクーガ・エースに
搭載されていた車の全ては、新車として販売しない。 修理可能な車両については、中古車として
販売する可能性はあるが、その場合も詳細な調査を行った後に決定する」とのコメントを即座に発表。
同時に、 「クーガー・エース搭載車両 全ての VIN コードをウェブに掲載し、その車両を明確化。
カスタマーとの混乱を避ける」 と非常に厳格な対応をとりました。
( 2006年 09月 12日、当時マツダ車からのプレス・リリース その 1 )
その後マツダ車は再びその対応を公表。 「 カスタマーへの最善の策として、クーガー・
エース搭載車両 4,703台全てを市販せず、廃棄処分とする。 この決断がマツダ・ブランドの
維持向上につながると確信している 」と、4,703台全ての廃棄を正式発表しました。
( 2006年 12月 15日、マツダ車から "全車両廃棄" のプレス・リリース その 2 )
さてその後、この事故の経緯はどうなったのでしょうか。 ( 参考記事 )
北米マツダ (MNAO) は事故当初、修理できる車は中古車やレンタル・カーなど用に再販を
考えていたようです。 しかしながら米国ポートランド港に陸揚げされた各車両を同社エンジニア・
チームがそれら車両を点検。 そして引き出した答えは、「海水を浴びた車両は、その後どんな
アクシデントが起こるかもしれず、カスタマーに対して責任ある状態で販売することはできない。
クーガー・エースに搭載された新車は、全て廃棄処分とする 」 との最終決断を下したのです。
クーガー・エースに搭載されていた 4,703台の新車全ては、現在米国オレゴン州、ポートランド港
近くの保管場所に集められ、全ての海難保険適用手続きが終了。
タイヤを取り除かれ、今後 2ヶ月かけて全ての車がスクラップされると言います。
この作業を請け負うのが 「 シュナイザー鉄工所 – Schnitzer Steel 」。 26基の粉砕マシーンを
備え、一時間に 200台の処理が可能とのこと。 4,703台のマツダ車の新車が全て解体されると、
2,900トンのスクラップ製鉄に生まれ変わり、さらにこれを別の精錬所に搬送。 再度加工され、
防御壁、ワイヤーや補強鋼などに再利用される予定。
これら車はすでにマツダ社の権利から移転をしていますが、「 その一台たりとも市場には
出回っていない」と北米マツダの広報部は公表。
さらに一言、素晴らしい言葉で締めくくっています。
「一企業として 信用を落とすようなことを、顧客に与えるようなことを我々は望んでいない 」
何かを感じませんか ?
がんばれマツダ !
と言い、個人年金の未納を うやむやにされた総理大臣がいらっしゃいましたが、それには
関係なく、単にカラーのお話です。
毎年この時期大手化学メーカーのデュポン社が クルマのカラーに関する、ちょっと面白い
調査レポートを発表しています。 その内容は世界全体、および各国別にどんな車の色が
ブームとなっているかを調べた内容で、こちらで詳しい記事を見ることが出来ますが、
簡単にご紹介です。
世界各国の傾向として車種を総合してみてみると、2007年は過去と比べホワイト・カラーの
新車が人気となったとのこと。 特に 1990年代初期からハイテク・ブームが進んだこともあり、
シルバーが一番の人気カラーとして 7年連続第一位。 これが昨年、ホワイトおよび
パール・カラーに取って代わったそうです。
下記チャートは 2007年の自動車カラー人気を % で示してあります (デュポン社調査)
特にホワイト・カラーに人気が集中したのが、日本、米国そしてメキシコ。 一方欧州各国は
ブラックもしくは黒系統カラーの新車が全体の 25 % を占め、白色の占有率はわずか 8 %に
留まるという、各国でそれぞれ違う傾向が見えているといいます。
またシルバー・カラーの伸び悩みに反し、ここ数年グレー、レッドなどのボディ・カラーがやや
増えてきたことも一つの特徴となっていますが、引き続きシルバーは車購入者にとって人気
カラーであることは間違いないとのこと。 さらに米国を中心とした世界的な景気後退が
忍び寄ってきていることを背景に、無難なカラーの車を選択するユーザーが増加すると推測され、
シルバー・カラーは近い将来再度人気カラー No. 1 になると見る向きが多いようです。
一方ホワイト・カラーの増加は車産業だけではなく、家具、雑貨、ファッション、工業デザインなど
多岐の産業にわたりその傾向が見えるといいます。
一方ホワイト・カラーはレンタル・カーや商用車に多用されていること。 また汚れが目立ちやすい
ことや大衆迎合が連想されることなど、白色を避けたいとするドライバーも多いことも事実の
ようです。
ちなみに昨年 日本で人気のあった 「 スポーツ・カー 」のボディ・カラーの順位は、
1) シルバー 6) パープル
2) ホワイト / パールホワイト 7) レッド
3) グレー 8) その他
4) ブラック / ブラック系統 9) ブラウン
5) ブルー
だそうです。 そういやワタシの車のボディ・カラーもホワイトでした。 無難というか、
社会に埋没してしまうカラーの選択かも。
それでは最後に、すごいカラーのボクスターです。
ドイツの装飾会社が金箔を貼って作ったそうで金価格が上昇している現在、
ペイント費用の方が高いかもしれません。
いやー これに乗って走るには、かなりの勇気が必要みたいです。
最近タイトルが、まるで東スポのような見出しになって済みません。
日本では数年前から、自車に付与されるライセンス・プレートに好きな番号が選べるようになりました。
よく目にし 視覚に残るのは、「7777」 や「8888」のぞろ目番号。 また自車のモデル・タイプを
そのままライセンス・プレートに採用していらっしゃる方や、「 1188 (良いパパ) 」 や
「 1122 (良い夫婦) 」 など、家族愛を表現したプレートもチラホラと見かけます。
既存プレートは陸運局に返却し、新たに申請をすることになります。
ニュースなどを目にする場合があります。
( 本日 1ポンド = 212.35円 約 7,030万円 )。 第 2位が 「 VIP1 」 の 28万 1,000ポンド
( 約 5,967万円 )。
そして今回過去の記録を大幅に上回った 「 F1 」 のライセンス・プレートの落札額はなんと
今回このプレートを売却したのは、英国エセックス郡 (日本で言う県) 議会が所有し、知事が
使用している メルセデス・ SLR・マクラレーンに取り付けられていたのですが、このプレートを
取得。 その後初代 エセックス議会 議長が継承し、現在まで使用していたといいます。
アフザル・カーン代表取締役。 エセックス知事もカーン代表取締役も、「交通安全に役立つので
あれば、これに越したことは無い」と、双方満足感を表したそうです。
致します。 お気軽にご連絡下さいね。 ( 陰の声: そんなもん誰が買うか ! )
バラスト調整に失敗。 アリューシャン沖で転覆し、マツダ社はその搭載新車 4,700台全てを廃棄
処分にした海難事故がありました。
欧州から BMW,メルセデス およびVW車を載せ米国に輸送中、大西洋で嵐と大シケに遭遇。
この影響でカーゴ船が大きく揺れたことで、積荷であったカー・メーカー 3社の新車が荷崩れを
起こし、米国東海岸 ニュージャージー港に到着したときにその総被害が判明したといいます。
参考記事
BMW社は M3と 1シリーズ、合計470台の新車が影響を受け、うち 120台は損傷がひどく廃棄処分。
残る 350台は港湾で修理をした後、その旨を記載した書類を添えて各ディーラーに搬送予定との
ことですが、大半の車は試乗車や展示車として使用される予定。
ただ購買予定者にオプションが付くようで、それを承知して受け取るか納車を拒否。 あるいは
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