フォード社は本日 5月23日から一週間、
エクスプローラーを組み立てている、
ケンタッキー州・ルイスビルとセント
ルイス・ハーゼルウッド両工場を
一週間、操業停止すると発表しました。
原油・ガソリン価格高騰のあおりを
受け、EXの4月の販売台数は前年
同月比約 23 %近くの販売減となって
おり、その在庫調整のために短期生産
停止に入るのが目的。
年初から積み重なった在庫数は一時
10万台を超えるところまで膨らみ、
その後大幅値引きなどで減少したものの、未だ 8万 4000台が売れ残っていると見積もられています。
同社は 2006年の新型が発売されるまでに在庫一掃を目論んでおり、今年に入ってから一時的な
シャット・ダウンが数回繰り返されています。 またルイスビル工場は 6月 27日から 3週間の操業
停止も計画。これは伝統的な夏期休暇のための 2週間休止と、次の新車組み立てプラント変更の
ため、追加の 1週間を加えた 3週間の休止となる予定。
ケンタッキー・ルイスビル工場では 4000人の作業員が働いていますが、この EXの操業停止に
かかわっている従業員は正規失業者扱いとなり、会社都合の一週間のあいだフォード社から失業
給付金 手当てなどを合算して、正規給料の約 95 % が支払われ、また残る 2週間も行楽給付金が
受け取れる規定になっています。
ハーゼルウッド工場は 期日は違うものの8月から同様に 3週間の操業停止。 これは 7月 18日から
ルイスビル工場で V-8 6速の2006年型 EXの生産がいよいよ開始される計画であり、ハーゼルウッド
工場では 8月中旬からで、この操業に合わせて3週間の工場休止の期間が組まれたとのこと。
最近ニュースが全くないため、こんなどうでもよいことでお茶にごしです。
あー、つまんないっすね~。
もうひとつ、本日自動車税を払い込んできました。 88,000円也。
自分の道楽の一つと考えれば、たいした金額ではないのですが、昨年一年間の車にかかる総費用を
改めて考えてみると....、結構掛かっているんですねー。
自動車税でしょ、月極駐車代、ガソリン代、高速道料金、SAでの飲食代、カー用品代、洗車料金、
毎月のセキュリティ代、たまに都心で停める駐車料金、年間車保険、都筑の帰りに満足感で必要
以上にコンビニで買ってしまっている、ビール・弁当、もしくは立ち寄りラーメン代...その他諸々。
まさに「贅沢三昧じゃ」と高枕を決め込みながらも、毎年この時期は憂鬱になってしまいます。
「来年も高額税金払うためにも頑張るぞー」、と決意した矢先、今日の仕事は終日超暇。
こりゃ来年の納税は36ヶ月の分割払いが似合いそう....。
2002年型から 3rd generation の
デザインとなったエクスプローラーの
写真を初めて見たとき、「なんか
アゥディを連想するなぁ」と思った方が
多かったのを思い出します。
このエクスプローラーの最終デザイン
監修は J Mays氏 (50歳: 詳しくは
2月 15日付けのアップ をご参照
下さい) が担当していますが ( 2006年
新型エクスプローラーは、フォード社
生え抜きの パトリック・シャボーン氏が
バトン・タッチ)、それに付随するかのようなニュースが5月 2日にフォード社からアナウンスされています。
勝手に題して、 「プロジェクトX ~挑戦者達~、今後のフォードを描く男達、パート II」。
今爆発的な売れ行きとなり、ダイムラー・クライスラー社の収益の屋台骨となっている300C、この
デザインを手がけたトーマス・フリーマン(Thomas Freeman) 氏 47歳を 4月21日に引き抜き、
6月 1日からフォード社で新たに新車および現モデルのデザインを担当する運びとなったとのこと。
同氏のクライスラー社在籍期間は約 6年でした。
フリーマン氏は、1990年代にフォルクスワーゲン社でアウディTT・ロードスターと現ニュー・ビートルの
デザインを担当。 その後D・クライスラー社カリフォルニア・デザイン・スタジオに移り、同社300Cの
デザインを手がけていました。
フォード社は経費節減が緊急課題となっている中、やはり車の売れ行きの最大要素はデザイン
そのものにあることを再認識。 今回あえてライバル企業で好調な販売となっている車のデザイン
担当者に注目しフリーマン氏をスカウトしたようですが、実は90年代にフォード社の最終デザイン
監修者であるJ メィズ氏と同じ職場で、アウディおよびニュー・ビートルの設計をしていたということも
大きな要因となったようです。
現クライスラー社はこの一年半の間に主要デザイナーがフォルクスワーゲン、ゼネラル・モータース、
トヨタおよびヒュンダイ・モータース社に次々と引き抜かれ、ほとんど草刈り場状態。 GM、
フォード社が大幅に販売を落とす中、唯一クライスラー社は今年第一四半期に 5.6 % もの販売増と
なったことが逆効果となり、主要デザイナーが櫛の歯が欠けるように好条件で同業他社に転職して
いるといいます。
米国ニッサンもしかり。ガソリン高騰にもかかわらずMuranoと Titanが絶好調の売れ行きのため、
早急に米国デザイン・センターを大幅拡大する計画。今後各社の主要車デザイナーの引き抜きに
ますます拍車がかかる気配。
フォード社は昨年フル・モデル・チェンジされたマスタングの販売が大きく伸びている反面、同年新規
投入されたファイブ・ハンドレッドやフリー・スタイルが伸び悩み、その設備稼働率は 85 %前後に
とどまり脆弱さが露呈。 今回のフリーマン氏の引き抜きでデザイン変更とトラックおよびSUVの
販売てこ入れの一環とし、今後もデザイン・タレントの採用途上にあると述べています。
フリー・スタイルとエクスプローラーおよびエクスペディションの顔面が酷似し、さらにヨーロッパ・
フレーバーが重なり、将来ラジェター・グリルが下部までだらりと落ちたデザインが主流になって
くるのであれば、路上ですれ違がった時に、いったいどこのメーカーの車で何という車種名か
分からなくなってしまう可能性もありますよね。
反面これからどんなデザインの車が出てくるのかちょっと楽しみ。 こうご期待です。
上記写真 スーツ姿のおぢさまは、今度フォード社に転職するデザイナー、
トーマス・フリーマン氏です。
すでに巷でそろそろ写真が出始めているように、マィナー・チェンジされた 2006年型エクスプローラーが
徐々に明らかになってきました。 初の全体写真を掲載した 5月4日の「AutoWeek」ウェッブ・ページ。
その全体写真をちょっと拝借。
あと英文で恐縮ですが、下記アドレスはほぼその線に沿った、新型エクスプローラーの仮受注
シートです。 写真は唯一ホィールのみですので、足元に関心がある方、ワシだったりして...、
足フェチの方は必見。
なお 仮オーダー・シート はPDFファイルになっておりますので、そこだけご注意くださいね。
今日は手抜き工事の寄せ集めでアップでした。
GWの残り二日、何をしようか持て余している寂しいおぢが一人...。
「24」、12全巻見倒したろかなぁ。 フォード車ばかりですものね....。
ジョニー・デップにそっくりと言われたことは...ある訳ないわな~。
「シークレット・ウィンドウ」?、わしゃF車の回し者か!
見る価値ありかもです。
大手マス・メディアではまだ取り上げら れていませんが、今年一月に話題となり発火の要因を
招くとされたクルーズ・コントロール部品不良のリコール。 ひよっとすると拡大し、エクスプローラーも
含まれる可能性も出てきたようです。
下記 2社の記事によれば、今年 1月エクスペディション、F-150トラック、およびナビゲーターなど、
2000年型モデルを中心に(1995 - 2002 年型) 約 75万台に対しフォード社はクルーズ・コントロール
部品の不良により発火を誘発する可能性があるためリコールを宣言。 その後3月に、全米ハイウェイ
安全局(NHTSA)は370万台の SUVおよびトラックにも同様の不都合の調査を開始。
さらにフォード社は多岐年式にのぼるエクスプローラー、エスケープを含む同社多車種、総数600万台
以上にも同一の部品が使用されていることを認めています。
上記エクスペディションなどの 2000年モデル以外では、幸いにも発火事故はまだ起きておらず、
またフォード社も現在のところ追加リコールには否定的な見解とのこと。 このクルーズ・コントロールの
不都合、やっかいなのは走行中に起こるのではなく、走行後駐車して暫く経ってから発火する場合が
大半のため、事故確認が遅れるという問題をはらんでいます。
全ての車がこの不都合を背負っているということはありませんが、EXにも同一部品が使われて
いるというなら、決して気持ちがいいものではありませんね。 ドライブに行った深夜に、わざわざ
自分の車が大丈夫か見に行く人はいないとは思いますが、ちょっと気になるニュースです。
なお同部品不都合による発火関連ニュースは、このブログ 1月29日 (土)、および 2月 27日 (木) の
記事をご参照下さい。
下記はリコールの可能性を報じたニュースです。
(1) WIStv.com社から 、 (dated on April 27)
(2) NBC-2.com社から 、(dated on April 27)
また上記写真は antony-anderson.com社より、エクスペディションに使用されているクルーズ・
コントロール用 Cruise Brake Pressure Deactivation スイッチです。
上記写真: about.com から拝借しました
2005年型 エクスプローラー・スポーツ・トラック、今年夏で生産終了。 2006年型、結局発売されず。
2007年型モデルを 2006年 2月頃に投入。
斬新な内装とシャープな外装でデビューを飾った次世代 Explorer Sport Trac、現行モデルでさえも
フォード車トラックの中で順調な売れ行きを示しているにもかかわらず、2005年型は今年の夏で
早々と生産終了が決まりました。
昨日 (4月 26日) 同社の発表によると、今回の生産中止は7月にケンタッキー州ルイスビル工場で
新型モデルが数種類デビューすることになっており、その下準備を前提とした前向きの生産中止との
こと。 同工場では毎年定例となっている 2週間の夏休み生産休止のあと、2006年型エクス
プローラー、およびマウンテニアの生産を開始する予定。 次年型の両ブランドは 2005年と
デザインの大きな変更はないものの、新型フレームと新エンジンが搭載されることになっています。
このため 2006年モデルのスポーツ・トラックを現行の組み立て設備ですることが出来ず
(新フレームでの設計が必要になり、今年後半にも発売予定であった 2006年型モデルは、結局
設計し直しで今年の販売に間に合あわすことがほぼ不可能。 最終的にフォード社は 2006年型
モデルの今年の発売を延期。 再デザインされたスポーツ・トラックが 2006年 2月に2007年型
モデルとして新規投入されることになるとし)、新しいモデルが出るまでとりあえずショー・ルーム
だけには現行モデルを展示しておく予定だそうです。
(2006年型モデルはまぼろしの形式となる予定)
またこの生産中止がルイスビル工場のレイオフを意味するものではないとのコメントも追加。
さらに「2006年型の エクスプローラー、マウンテニア、続く 2007年型 Sport Tracの生産が軌道に
乗れば 3,500名の従業員が復帰することになる」と、売れ行き不振との憶測を否定するコメントも
出しています。
ただ自動車業界関係者からは、今年開かれたデトロイトおよび NY自動車ショーで2007年型
Sport Tracを出品していたものの、しばらくの現行モデルの生産中止はファンが遠のく危険性も
指摘されており、今年入手できないような事態になるのであれば Sport Tracユーザー離れ現象も
考えられるとしています。
反面同社は年間 6万台の販売台数である同トラックはエクスプローラー全体の販売数から見れば
20 %以下であるため、今回の決定は撤回することはないとコメント。
今年に入りエクスプローラーの米国内販売台数は、2004年 前年比 9 % の落ち込みを示しており、
新型エクスプローラーが発売されなければ、今年全体で前年比 25 %の減少となると見込まれて
います。 このため 新型 SUV生産を最優先させる必要性に駆られており、ニッチモデルである
トラックを擁護する余裕がもはやないのが現状のよう。
フォード社はセントルイス・ハーゼルウッド工場で、エクスプローラー生産のために実施していた
2交代制を売上不振で今年 1月に廃止。 またルイスビル工場も含め生産調整のために、今年に
入ってすでに数回の一時的操業停止を実施。 さらに 5月 2日からハーゼルウッド工場では一時的
操業停止を実施したあと、5月に再び2週間の停止を計画中とのこと。
ハーゼルウッド工場のある関係者が完成車駐車場を見ながら、チャーリー浜か鶴田浩二のように
一言呟いたそうです。
「右を向いても左を向いても、エクスプローラーばかりじゃ あ~りませんか」。
筆者も一言、「日本向けの左ハンドル真っ黒が、なぜに売れ行きが好調なのか、
不思議、”未発見” !!」
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