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ポルシェ・カイエン S と、911 カブリオレ。  ヨメと家族とポルシェたちに囲まれ、仕事に精出すサラリーマンの ぬる湯 顛末記。
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Posted by - 2024.11.23,Sat
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Posted by フラン - 2008.06.17,Tue
 

まるでバリバリ チューンを施したレース・マシーンのように、原油価格が再度急上昇をし始めて
います。  
ニューヨーク商業取引所 (NYMEX) の限月となる7月 米国産原油価格 (WTI) は、
それまでの高値で
あった、1バレル 139.12 ドル (今年 6月 6日) をあっさりと更新し、昨日は
139.89 ドルと最高値を記録。 
瞬間ながら140ドル台に迫る水準まで買い上げられてしまい
ました。

 
20080617_Oil_000.jpeg


昨日原油価格が大幅上昇となったのは、
* ノルウェー沖の北海油田で火災事故があり、供給が懸念されたこと。 
* 先週末開かれた G-7 財相会合で、ドル安対策を示す共同声明が発表されなかったことの反面、
  欧州中央銀行が金融引き締めに走る公算が強まったことで、再びユーロ高、ドル安警戒感が
  強まったこと。 
  (下記チャートのようにユーロ高 / ドル安と原油価格は、ほぼ同じ動きとなっています様に、
   ドル安 = 原油高がはっきりと読み取れるのではないでしょうか)
                                             などを材料に、大きく反発。 


ただ今月 22日にサウジアラビアで OPEC臨時会合が開催されるため
、その席上増産が決定
されるとの観測があり、引けは 134.61ドルと前週末比 25セント安で
終了しています。

 
20080617_Oil_020.jpg
注)  グリーン線 : 原油価格の推移 ( 2002年 11月 ~ 2008年 5月 )
    ブラック線  : ユーロ対米ドル推移 (上昇するほど、ドル安 / ユーロ高 ) 
 
 

 
ご承知のようにガソリン価格の急騰から、代用エネルギーとしてのエタノールへの需要が急増。
この原料となるとうもろこし価格が急騰し、世界の食料品価格も大きく上昇したことはまだ記憶に
新しいところです。
 
ところが連想ゲームのように世界は再び動き出しており、今度は 「タンポポ」 にその需要が集まり
はじめています。 実はこのタンポポの花や葉っぱが、自動車燃料と家畜飼料に利用が可能と
いうことで注目。 実際米国ホーボーゲン有機農業取引所 (HOAX) でこのタンポポが取引されており、
1ブッシェル 6.76ドル。 先週だけで 21 % 上昇。 今後 10ドルを超え、15ドル前後まで価格が
上昇すると予測する向きも出ています。
 
さらに北米ではトウモロコシから作るエタノールプラントの一部をタンポポ燃料生産に設備変更を
するところが増えてきているそうです。 
日本テレビ系で放送されている番組、「鉄腕ダッシュ」の中で、
てんぷら油で何キロ走ることが
出来るかのコーナーがありますが、既に世界の自動車の一部は
タンポポ油で走っている車も
あるようですね。 ( Bloomberg 記事 参考 )
まさか排気ガスは、綿帽子だったりして…。 (ありえませんが…)
 
 
行楽シーズンを迎え、米国のガソリン平均店頭価格は 1ガロン (約 3.8 L) 4.082ドルと、2週連続
4ドル台が定着。 下がる気配が一向に見えそうもありません。
もう一つ英国国営放送の BBC が、面白い資料を発表しています。 なんと日本のガソリン
店頭価格は、
世界の中でも安い部類に入るようです。
 
下記のグラフは国際エネルギー機構 (IEA) などが発表しているデータから作成されたものですが、
今年 5月の 1リットル当たりのガソリン価格を、英国ポンド換算表示でグラフにしたものです。
各国 5月の価格を用いていますが、日本のみ 4月の価格となっています。 そう暫定法案切れで、
1リットルあたり約 25円値下げになった月の価格ですので、日本のみ条件が違います。 この点だけ
ご注意下さい。


                
20080617_Oil_002.jpeg

 
以外なことに、産油国であるノルウェーのガソリン価格が最も高く、1リットル当たり 1.30ポンド
(約 275円)、その後オランダ、フランスと続き、ポルシェの母国であるドイツが 1.10 ポンド (約 233円)。
暫定法案切れ時の日本のガソリン価格は、1リットル当たり 0.68ポンドで、円換算で 138円。現在
170円前後ですが、それでもドイツより 60円ほど安い価格となっています。  もちろん例外は米国。
高くなったと言えど 1リットル 116円程度ですが、国土が広く日常生活において代替交通手段が
少ないこともあり、ガソリン価格上昇 = 直に家計直撃となっていると思われます。
 
 
さらに BBCはもう一つのニュースを伝えています。 今後原油価格の動向の鍵を握るのは、
中国とのこと。 その中国は遡ること 15年前、国内石油需要が少なかったことと、国内生産で
原油の輸入量はゼロに等しい量でした。 それが今日、米国に次ぐ世界第 2位の原油輸入国と
なっています。  
現在中国国内での自動車総台数は約 300万台。 毎日千台以上が販売されて
おり、市場
予測では 2020年までにその数 1億 4,000万台に達すると見られ、米国の現台数以上の
車が
道路に溢れることになります。
 
最近新たな油田がブラジル沖に見つかった以外、原油の新規産出拡大が見込めない今、
原油
およびガソリン価格が大幅に下がると言うのは、もはや夢物語と言えそうです。
原油価格の先行き見通し分析
で有名な、米国ゴールドマン・サックス証券、5月 6日に発表した
とする見通しに、現実味が出始めたようです。  
また円安に振れていることや、原油価格のピークが
見えていないことを考えると、やはり年内に
日本のガソリン価格は、1リットル 200円台に入るかもしれません。


    20080617_Oil_001.jpeg

 
 
恐らく 10年後にはあまりのガソリン高で、各地の高速道路がガラガラになっているのでは...。
極端な話をして恐縮ですが、皆さんがガソリンを燃料として走る車を使える、最後の世代になる
可能性も無きにしも非ずかもです。 

 
やがて来るガソリン価格の急騰に備え、田舎に帰ってタンポポ栽培に励む人生計画などを、
立ててみようかと思っています。 ひまわりの種も、植物油燃料に使えそうな気が…..。
 
 
2020年代になり ガソリン・スタンドに行くと、店員さんが恐らくこう問いかけてくるでしょう。
 
「菜種にしますか、それともタンポポ ? 」 この質問に対する ドライバー返答は、
「給料日あとだから、今日は奮発して トウモロコシにするワ。 それとハイオク 5L 混ぜておいて ! 」
店員さん、「 ごっつう羽振りの良い お客さんや ! 」 
 
 
 
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Posted by フラン - 2008.06.16,Mon

 
昨年 8月にボクスターが私の手元に来てから、ほぼ一年が経過しようとしています。
ヨメ共々オープン・カーの面白さの虜となり、この間走った距離は、13,400km強。 週末だけの
使用で一ヶ月当たり1,000キロを軽く越す走行距離は、過去経験したことがないほどの楽しみと
なってしまいました。 

 
一方ふと振り返れば一年があっという間に過ぎ去り、今を考えると そろそろ歳を意識する
ジェネレーションへと差し掛かって来た自分に気が付いたことも事実です。  これから何を
したいのだろう。 子供もさることながら、この先ヨメとどんな楽しみを持とうかと考え始め、
家族と語る日が日増しに増えてきました。 結局ヨメと私のほぼ結論が一致した夢、
 
「 将来必ず 911 に乗ってみたい 」。
 
いつの間にか我が家の生活に密着した 食卓で交わす一番大きな目標が、 911に乗ってみる、
しかもオープンで....。  同時にそれが、自分の仕事の励みともなって来たことも事実です。 
家庭内でのささやかな夢の実現、どさくさに紛れたように2009年ではなく、現行モデルの
カレラ・カブリオレを 、気合いと共にとうとう買ってしまいました。
ボディ・カラーは全く違いますが、下の写真と同じモデルです。

 
   20080616_911_Cab_03.jpg 
 
 
ウエッブなどでPDKを搭載した、 997の後期モデルが 7月に発売されるとの情報が流れ始めた
頃からでしょうか、かなり意識をし始めヨメに 「 これどう ? 」 と打診。 ヨメは、「 ボディ・デザインと
販売価格を確認した後でもいいのでは」と言います。 
そして 6月 6日に発表された 911の新モデルを見て、「 いいかも ! 」 との気持ちが高揚。
ただ自分の予想を超えた価格改訂と、カブリオレの場合 一年以上かかると思われる納車期間。
さらにこれは好みの問題でしょうが、新 911のテール・ランプのデザインが、私にとって受け入れる
ことが難しかった、ことなどがありました。
 
PDKには魅力を感じつつも、結局取り止め。 また友人から、「 なぬっ、現行モデルの 911 ?
何という世の中の流れに反した行動に出るの ? 新モデル登場で、下取り価格の下落を考えた
ほうが良いよ」 とのアドバイスも頂きましたが、待つことの出来ない私は結局直ぐに乗ることができる
「吊るし」、 いわゆるポルシェ・ジャパンに既にストックされている中のカブリオレ購入に決めました。
 
 
先々週の土曜日、いつもお世話になっているPC に出向き、営業担当の方に最低限 RH、Tip、
キャララ・ホワイトのカレラもしくは S カブリオレ購入を打診。 暫くして帰ってきた答えが、
「 まだ入港先通関検査が済んでいませんが、ご希望のカレラ・カブリオレRH, Tip が一台だけ
見つかりました。 どうされますか ?」 との回答。 
うーんまだ新モデルに後ろ髪を引かれるため、
一日返事を保留して頂き帰宅の途へ。
再度ヨメと相談するも、最終結果はやはり現行モデルにすることに決めてしまいました。 
翌日 ポルシェ・センターの営業の方に、「そのカレラ・カブリオレを押さえて頂くことが出来ますか ? 」、
これでほぼ決まってしまいました。

そして昨日正式契約。 電光石火の一週間です。 
購入した車体には、最低限のオプションしか付いていません。 シート・ヒーター、PASM、そして
どういう訳か、パーク・アシストが付いています。 ヨメの一言、「 あはは、おぢに最適の仕様ね ! 」。
おっしゃるとおりのオプションに、思わず苦笑。 ホィールやその他パーツは、全て標準のままでした。
  
流石に 「 少し寂しいかな ? 」と思い、スポーツ・エグゾースト・システムを追加発注。 テール・
パイプが
2本 X 2 の 4本出しとなり、自分の中のイメージにピタリと合致。 そのうち少しだけ
手をかけて
あげようと考えています。
 
 
納車は 7月初旬になる予定です。
ただ一番気になるのは、これまで親しくしていただいたボクスター・オーナーの皆様方です。 
色々と
アドバイスを下さったり遊んで頂いたにもかかわらず、一年も経たないうちに手放すことに
なりました。 
ヨメ共々ボクスターは、すごく気に入った車です。 少し寄り道を致しますが、
いずれまた所有できればと
思っています。 同時に引き続き同じオープン・カー所有の延長軸として、
お話できる関係を、是非続けさせて
頂ければと願っています。
 
 
7月に入ればカレラ・カブリオレとカイエン S の新しい取り巻きとなり、仕事に対して更に自分を
追い込む環境を作ってしまいました。 人生は一回限りと思う反面、自分にとってもう一段の
飛躍が
必要になってきたことは間違いありません。 これまでと同じように週末は乗り倒し三昧の
日々が
続くと思います。 この楽しみの維持が出来るよう、ウィーク・デーは己にハッパを
かけながら、仕事に没頭したいと思っています。
 

 
小さな夢の実現とともに、当 Blog のタイトルも若干変更しました。 ただ今後アップする内容は、
これまでと大差ないものになろうかと思います。 
現在一日当たり約 200件前後のクリックを頂いています皆様、ごく小さな発信場所ではありますが、
よろしければ引き続きご訪問いただければ幸いです。
 
 
新たなスタートとなった、「day by day with.... 」を、今後とも宜しくお願い申し上げます。
 
 
 
Posted by フラン - 2008.06.13,Fri


6月 6日、先週金曜日に発表になった PDK を搭載した 2009年モデル ポルシェ 911 の動画が
ぽつぽつとアップされ始めました。

下のムービー、実際の走行とエンジン音、テール・ランプの光り方やインテリアなどを味わうことが
出来ます。 


        



美味しそうなサウンドのお披露目、お楽しみ下さい。


Posted by フラン - 2008.06.12,Thu


今年4月 10日 世界最高速度に挑戦するため 911 GT3 をモディファイし、GT9を生み出した
ドイツ 9ff GmbH。 結果は 時速 409 km / h と、世界最高速である 米国 SSC社の
Ultimate Aero
( シボレー製 ) が記録した 411.7 km / h には届かなかったものの、それまでの
欧州内最高速度であった
ブガッティ・ベイロンの 407 km / h を更新するという快挙を演じています。
 
その 9ff 社 がこれまで構想を暖め、ポルシェ・ケイマンをチューン・アップした
9ff Cayman CT-78 E85 」 が、ドイツ自動車雑誌  「 SportAuto 」 からリーダー賞を授与
されました。


20080612_Cayman_01.JPG

 

この 9ff ケイマン CT-78 はとにかく凄い。  まずはおなじみのスペックですが、
 
      * 出力 : 780 hp
      * トルク : 870 Nm / 4,860 rpm
      * 0 ~ 100 km / h 到達速度 : 3.6 秒
      * 最高速度 : 350 km / h
 
3.6L にボア・アップされたエンジンに、ツイン・ターボを搭載したことで、ケイマンはドラゴンのように
変身。 
その性能は、ほとんど新幹線 「 のぞみ 」 の領域です。
 

20080612_Cayman_02.JPG

 
ところが話はここで終わりません。 なんとこのケイマン CT-78、使用燃料は今話題となっている
とうもろこしやサトウキビから作られるバイオ・エタノール・フレックス車なのでした。

 
上記タイトル最後に 「 E85 」 という記号が入っていますよね。 このE85というのは燃料の統一
基準
指標となっており、その燃料の 85 % がエタノール、残り 15 % がガソリンと言う意味を持つ
混合燃料を
表しています。 E85はとうもろこしなどが成長する過程において 二酸化炭素 ( CO2 ) を
すでに
吸収しているため、これを使用する車の排気ガスは差し引きCO2 ゼロとカウントされます。
 

 
もうお解かりですね、9ff ケイマン CT-78 E85は 780 hp もの出力を発揮し、最高速度 350 km / h の
走行も可能な性能を有しながらも、 CO2 の排出ゼロの無公害車なのです。 さらに 「 なるほど 」 と
思うところは このケイマン、タンクを 2つ積んでいるんです。 一つは高オクタン価、そしてもう一つは
バイオ・エタノール用タンク。 走行時において どちらかの燃料使用を専用に使用することも
出来ますし、
両タンクを一緒に混合して使用することも出来るという優れもの。


20080612_Cayman_04.JPG


植物燃料を使いながらも、良くぞここまでの高出力を引き出せたのか、本当に驚きです。
下記写真どおり、ボディにはっきりと 「 E85 BIO-ETHANOL 」 と入った文字が読み取れます。



20080612_Cayman_03.JPG

 
 
これならたとえロンドン市内へ侵入しても、コンジェスチョン・チャージ (渋滞税) を払う必要も
ありません。 
おまけに安価な燃料代で時間の経過とともに、その維持費の絶対的効果が現れて
くるでしょう。 
さらにスポーツ・カーと、言うことなしの一台です。


20080612_Cayman_00.JPG

 
 
バイオ・エタノールで走り、しかも高性能を秘めた ケイマン CT-78 E85。 
LEDランプもなかなか似合います。 是非の購入、ご検討を !


Posted by フラン - 2008.06.11,Wed



援交、いや縁故じゃなかった、ドイツ ニーダー・ザクセン州にある ポルシェ車モディファイを得意とする
ENCO 社。 新型カイエン・ターボをベースにカスタムを施した、「 550 GT Biturbo カイエン 」 を発表
しています。


20080611_ENCO_01.jpg



20080611_ENCO_00.jpg


315 / 25 R23 という、黒い珊瑚が開いたようなホィールがその凄さを表しているようです。。


エンジンは 550 hp / 6,100 rpm。 トルクも 730Nm / 2,300 ~ 4,500 といういで立ちで、加速は
0 ~ 100 km / h 、4.9 秒。  最高速度はなんと 282 km / h という SUV とは思えない性能。


20080611_ENCO_03.jpg



20080611_ENCO_02.jpg



20080611_ENCO_04.jpg


エクステリアは前後・左右のスポイラーとスカートが定番となりますが、インテリアはオーディオにも
気を配り、DVDプレーヤーと共に、ゲーム機の接続も可能です。 また円形でないハンドルがアクセント。


20080611_ENCO_07.jpg


20080611_ENCO_08.jpg



あえて感想を言うのであれば、ブラック・カラーよりシルバーかアルミ・カラーのホィールの方が
似合っているように思うのですが....。  
少し胃もたれ感を感じるのは、私だけでしょうね。  ( 過剰老爺心的 感想。 決して中国語ではなしと...)


20080611_ENCO_05.jpg


20080611_ENCO_06.jpg



うーん、これも趣味の世界ですから、一青 窈 。 何のこっちゃ です。


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