毎月会社に送られてくるニュース・メディアの一つである Bloomberg社 の今月号の雑誌を読んでいました。
「 カナダ・アルバータ州のタール・サンドから採掘することが出来る原油が、これからの世界の石油需要を
賄う 」 などの記事にフムフム。
なるほど、一昨日 「 チャベス・ベネズエラ大統領が、米国への原油輸出を停止したニュースが流れても、
原油価格がほとんど無反応なのは、こういう代替エネルギーが豊富に あるためか 」 、などと思いながら
パラパラとページをめくっていくと、次にある記事 ( 広告記事 ) に目が点。
まず飛び込んできたのは、Porsche という単語でした。
( このような固有名詞に身体が直ぐに反応するのは、もはや病気の世界かも知れません )
その記事とは、「おっさんに この価値が判ります ? 」 と、問いかけてくるような言葉を失うもの。
これです !
渋い光を放った立方体。 実はこれ、ポルシェ・デザイン・センターが作り上げたワイン・セラーだったのです。
ところが続く記事を読んでいくと、もうついて行けません。 写真のワイン・セラー、高さ約 2m、12の個別
ドアを持ち、貯蔵庫の温度は 12度にキープ。 なおかつ個別保存カ所には、それぞれライトが備えてあり、
自分好きな時に気に入ったボトルを取り出せるという優れもの。
磨き上げられたワイン・セラーは、ポルシェがデザインし、ハンド・メイドで丹念に作られたステンレス製とのこと。
ただここからがもっと凄い 。
シャンペンのディストリビューターで有名な ヴェルヴェ・クリコット社が、 4世代のソムリエにより
選りすぐった、例えばルイ・ビトン社傘下のシャンパン、モェット・シャンドンなど、とびきり上等の超高級
シャンパン 12本のマグナムをセットにして販売するというもの。
主に米国の富裕顧客向けということですが、わずか 15組のみの販売。
そのお値段はなんと 7万米ドル。 欧州での価格は 5万ユーロ。 バブル期のような価格です。
本日 1ユーロ = 158 円 15銭。 158.15 円 X 5万ユーロ = 小売価格は約 790万円 !
通の方から言わせると、ワイン・セラーに納められている 12本のシャンペンだけで、販売価格の半分
以上の価値があるいうことですが、私の感覚からすると、キャッチ・アップはもはや不可能。
世界限定 15組の発売ですが、何方がお買いになるのでしょう。
全体の概要は こちら で見ることが出来ます。
標準小売価格 790万円のワイン・セラー、日本での ボクスター S の販売価格を軽く上回ります。
小売価格 1,000円台のスパークリング・ワインと、これらビンテージ・シャンペンを飲み比べたとしても、
その違いの判別は難しいかも知れません。 ワタシの味覚は少しはあるとしても、焼酎 「吉四六」 か、
日本酒 「久保田 」 の味が判るくらいで、それ以上は無理でしょうね (笑)
仮にこのワイン・セラーとボクスター S の新車のどちらかを差し上げると問われた場合、20,000 % の
確率で間違いなくクルマを選びます !
わしゃ、眼鏡をかけなくなった大阪府知事か.....?
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