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ポルシェ・カイエン S と、911 カブリオレ。  ヨメと家族とポルシェたちに囲まれ、仕事に精出すサラリーマンの ぬる湯 顛末記。
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Posted by - 2024.11.24,Sun
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Posted by フラン - 2007.01.07,Sun

1990年から継承され続けてきたトラック・タイプのボディ構造を持つ Explorer が、
あと 2,3年の年限を経た後、次世代モデルでその雄姿を大きく変えようとしている。


昨年 12月 16日にブルムバーグ社が配信した記事 ( 参考記事 ) によると、
昨年 11月に
フォード社従業員及び退職関係者内で、次期 Explorerに関する
プレゼンテーションが開かれ、
1990年から続いた Explorer の箱型形状である
トラック・ベースのプラットホームを止め、
乗用車形状プラットホームにその
デザインの変更を計画中と発表されている。

これまでフォード社でF-シリーズ・トラックに次いで販売台数を誇った Explorerで
あったが、
昨年一年間の販売台数は前年比 25 % 減。 イラクに次ぎイランにも
問題を抱えていることで
原油価格が急速に下落する兆しも少なく、さらにファィアー
ストーン製タイヤ破裂事故でいくつもの
訴訟を抱え、イメージ・ダウンとなったことも
要因。 このまま凋落を示す Explorerに対しフォード社も
ようやく重い腰を上げようと
しているようだ。


同社はすでにスウェーデンに於いてボルボ社との子会社で、Volvo XC90の
フレームを使用した
新デザイン・モデルを開発中とのこと。 
さらに驚く点は、より軽く、よりコンパクト化を目指し、
新プラットホームは
エスケープ、フリースタイル、およびファイブハンドレッドと共有される予定
とのこと。  
どうやら見た目 SUV、ドライブ感覚は乗用車というクロス・オーバー・タイプに
その
デザインは大きく変更される可能性が高い。

この計画はより燃費向上を求めているユーザーに対する Explorer そのものの
方向転換と、
プラットホームを共有化することでコスト・カットを狙ったものだと
言える。
ただ一方で 「 SUV で郊外に遊びに行こうよ 」 という週末の過ごし方がすでにオールド・
ファッション化し、大衆迎合に向かなくなってきているのも大きな理由の
一つでもありそうだ。

一方エクスペディションは今なおボートやトレーラー・ハウス牽引のニーズがある
カスタマーが
多いため、車両フレームの変更は当面しない予定。

2000年、Explorerの販売台数は 445,157台というとてつもない記録を達成し
35億ドルの純利益を
フォード社にもたらした。 邦貨換算で約 4,150億円の利益
である。 また当時 フォード社における
5年間の総累積利益は 240億ドル
( 約2兆 8,000億円 ) に達したが、直近 1.25年は逆に赤字が
76億ドル強と
大きく膨らんでいる。
 
さらに数百件に及ぶファイアーストーン・タイヤの破裂事故訴訟で、その賠償請求額は9億ドルに
達し、今では Explorerそのものが同社の将来に対し足を
引っ張る存在となっている。

また日本名ブランドを含む米国内メーカーが昨年 Explorer と同様の SUV
総販売台数は 122万台。
それが今年の見積もりでは 100万台に減り、
さらに5年以内に 50 % 減少するとみられている。 

昨年 12月から新しく売りに出されたエッジはマツダ 6 のプラットホームと共有
しているが、これを
そのまま Explorerに使用せずに Escapeと共有する計画から
考えると、現行の Explorerより
一回り小さいサイズになる可能性が高そうだ。


昨年12月から新発売となった Edge は好調な滑り出しだという。 これに近い
デザインになるので
あれば、すでに非常に売れているマツダ CX-7, あるいは
今月から発売予定の 3.5Lのエンジンを
積んだ一回り大きい CX-8に似たような
形になるのであろうか。
 
次世代モデルのキャッチ・フレーズは、
「さっ、Explorer に乗って繁華街に行こう !」
になるかも.......。
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Posted by フラン - 2007.01.05,Fri

NY原油が大幅続落している。
例年にない米国北東部の暖冬の影響を受け昨日のNYMEX原油先物価格は 1バレル 
55.59 ドル 前日比 2ドル 73セント安と この 2日間で 5ドル以上の急落。2005年 6月以来
1年 7ヶ月ぶりの安値を付けた。

これを当時の日本国内ガソリン小売価格に引きなおすと 1リットル 120円前後であったため、
この傾向が続くのであれば、ガソリンスタンドの価格はあと 5~10円下がってもおかしくないかも。


                                           過去 3ヶ月の原油価格動向  (futuresource.com より拝借)

   10014019872.png


ただ米国内は引き続き原油高による後遺症が大きく出ており、1月 3日に発表された昨年
12月のフォード・グループの 旗艦SUVは引き続き販売不振が続き、 Explorerは13,384台と
前年同月比 ▲ 29.5 % 減。 2006年全体でも前年比 ▲ 25 % 強の販売減。

唯一フル・モデル・チェンジとなったナビゲーターとエクスペディションが 10 % 強の販売増、
低燃費の エスケープも 18 % の増を示しているものの、フォード社全体の販売総数は 14 % 減で
あった。  F-シリーズ・トラックも 21 % のマイナスで、立ち直りの
兆しさえ見えずの状態であった。


下記はその主な販売台数ですが、全車種販売額はこちら をご覧ください。

               2006年   2005年     増減       2006年     前年比
                12月     12月                全体       増減

Explorer   13,384    18,996    - 29.5 %    179,229      - 25.3 %
Expedition   10,772      9,585   + 12.4 %      87,203     - 23.6 %
Escape     14,603    12,370   + 18.1 %    157,395      - 4.7 %
Edge        2,201        0      N.A.        2,201       N.A.
F-Series    70,580    89,491    - 21.1 %    796,039     - 11.7 %

Navigator    2,980      2,664   + 11.9 %     23,947     - 7.3 %
MKX        859        0      N.A.        859       N.A.
Mark LT     1,155      1,779   - 35.1 %     12,753     + 24.1 %
Mountaineer  2,488     2,320   + 7.2 %     29,567     - 9.0 % 


Explorer は今後どうなるのか、名前は残れど ついに「トラック型モデル消滅」の
可能性が高まった、エクスプローラーのお話を明日ご紹介します。

 

 
Posted by フラン - 2007.01.01,Mon

謹 賀 新 年



今年も新鮮な Ford 関連ニュースや、時にはドキっとするような なにかを
お知らせ出来ればと思っています。 

今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

Posted by フラン - 2006.12.26,Tue


中学の英語の授業、みんなが習ったあの文節。 仮定法未来形。

「 If 主語 過去形、主語 would  原型  = もし私が○○○ だったら、 私は ○○○ していただろう....」
はいその典型的な事例です。
「もし私が欧州のカー・デザイナーだったら、私はこのようにマスタングを描いていただろう。 いや描いて
しまいました」。 あはっ、いつの間にか過去完了になっていましたね。

週末 Explorer の 6ヶ月点検で某都内にあるディーラーに出向くと、なんとブルー・カラーでセンター
2本白線が入った 「デイトナ・マスタング」 が鎮座されておりました。

 ↓ 下写真全く逆ののブルー・カラーでホワイト 2本線。

10013268796.jpg


担当営業の人に、「これ、どうしたの ? 」 と尋ねると、限定でこれから売りに出すという。
(カメラを持っていなかったため、アップできないことをご容赦)
付けてるのは「豊橋」ナンバー。 フォードは名古屋に試験場を持っているせいか、新車の珍しい車は
決まって「豊橋」ナンバーであることが、おろし立てを物語っているような気がした。
結構綺麗で迫力が出ている Mustang でしたよ。


さて今日のご紹介は 「マスタング」 。 通常ごつい形をした定番の Mustang をイメージしますが、
かの有名なイタリアのカー・デザイナー、「 ジウジアロー 」 が描いた 
「 ヨーロピアン・デザイン・マスタング 」 です。

「もし欧州人の私がマスタングを作るなら、こんなデザインにしたいな~」という、仮定法未来 + 過去完了で
「作っちゃったよ~」という、美しい車体をご紹介致します。


    10013268813.jpg


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10013269915.jpg


10013269839.jpg


ちょっと欲しくなりませんか ?

Posted by フラン - 2006.12.21,Thu

21年間生産が続けられたトーラスと同じように、今年を持って同じく生産中止となった
フォードの
有名ブランドがもうひとつある。 誰もがご存知の Ford GTだ。 
ミシガン州にある同社工場が 2007年春で閉鎖が決定されたことに伴い、今年 9月に最後の
Ford GTがロール・アウトされ、その生産を終えた。

        10013382270.jpg


2004年 10月~ 2006年 9月までのたった 2年間のあいだに作られた Ford GTは
総台数
わずか 4,038台。
いまさらこの車のスペックなどを取り上げてもほとんど周知の事実となるため、また左 45度から
見たようなお話を一つ。


Ford GT の市販第一号車が販売されたのが 2004年 8月 4日。 それを購入したのは
シアトル在住のジョン・シルレー (Jon Shirley)氏。 マイクロソフト社の元上級取締役という、
想像しただけでも「持っていらっしゃる」中年男性。 
ただ購入「権利」を得たのが遡ること 1年前の 2003年 8月 21日にカリフォルニアで行われた
チャリティー・オークションの席上であった。

          10013382448.jpg


フォード社は市販第一号車をこのチャリティー入札に出展。 当時の市販予定価格は
約 15万ドルであったが、落札このシルレー氏が落札した金額はなんと 55万7,500ドル。
もっとも第一号車には入札諸経費 + いくつかのオプション (ボディ・カラーの選択など) が
ついており、結構競争が激化すると見られていたが、予想をはるかに超える金額となった。

同氏はボディ・カラーにミッドナイト・ブルーを希望。 その他グレーのキャリパー、BBSホィール
マッキントッシュ製オーディオなどをミシガンのフォード本社で 2日間かけて協議。
そして完成車両が出来上がり、同氏の手に渡ったのが一年後という長期購入予約。 
ただフォード社は最初に完成した Ford GT 9台をテスト用などで自社に保有したため、
市販車としては第一号であったが実際は製造番号第 10番目の車両が市販第一号となった
そうだ。  ↓ Ford GT 市販第一号車

         10013382438.jpg


当初 Ford GTは同社 100周年の記念モデルとして 2002年に計画。 当時その総販売
総数を 4,500台前後までと見積もられていたこともあり、Ford GTに関していえば決して
売れ行き不振で生産が終了となったわけではなく、ほぼ計画通りに生産がなされたというのが
正しいであろう。

そして最後の Ford GT生産となったのが下記のモデル。 レッドにホワイトのストライプの
カナディアン・フラッグ・カラー。 そう、カナダ在住のオーナーに渡る GTが最後の車となり、
今年 9月でその生産を終えてしまった。 
(写真 2名は SVTデザイン・エンジニアリング・
マネージャーと、Ford GT生産工場長)


      10013382408.jpg



         10013382381.jpg


最後にトム・スカルペロ (Tom Scarpello) セールス・マネージャーは、
「 Ford GTは、我々に
実利以上のものをもたらしてくれたと確信する。 例えば15歳の
少年が寝室に車のポスターを
張ったり、偶然にも道路上でお気に入りの車に出会ったり
することで、その人の夢が膨らむ。 
1960年代に Ford GT40がル・マンで 1-2-3 フィニッシュなどの活躍したのを見、いつかは
このような車を持ってみたいと思った少年が、長期的な印象を膨らまし、年を重ね
そして今の
Ford GT のオーナーとなっている。
我々はユーザーが望むのであれば、毎日乗りたいと思う、美しく 楽しい車を今後も作り
上げたいと考えている。」と結んでいる。

いいコメントですね。

追加
私の少年の頃 目の前にあったスーパー・カーは、「ヰセキ」とか「ヤンマー」、はたまた
「クボタ」のブランドが多かったような……。 みんなカタカナだったから、外車と思ってました。

 

 

 

 
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