以前から思っていたかなりの偏見を含んだ自分の考えとして、「 2 シーター」 の車の役割が
理解できませんでした。 「 荷物もさほど載せることが出来ない、ましてや二人しか乗ることが
出来ない車にその社会的使命と存在感など無いのでは …」 と現ボクスターに乗るまで、
ほとんど同じ気持ちを持っていたのは事実です。
例えば路上でそういう車とすれ違っても、「限りある資源であるガソリンの無駄遣い 」から始まり、
「 ああいう車を選択するドライバーは何を考えているのだろう ? 」 などなど。 今でもその考えは
残っていますが、別の角度から見ると 2シーターの存在意義がそこにあると思います。
かって 藤本義一 の 著書に 「 酒飲みの自己弁護」 と言う作がありました。 私以外の
2 シーター乗りの方はもっと崇高な考えをお持ちの方も多いかとは思いますが、今となっては
「 2シーター乗りの自己弁護」 かも知れません。 でも私なりに理解できたことがあります。
とにかく楽しいのです。 今酷暑の最中なので早朝あるいは日が落ちた夕方オープンで高速道や
一般道をヨメと 2人で走ってみました。 草の臭い、海の臭い、追い抜いていく車のきしむ音、
ボクスターが発する 「 ボボボ~ 」っという独特のポルシェ・サウンド。
地上高が低くなったせいか、視覚も違います。 走行中 右か左に傾いている車のなんと多いこと。
また上を見上げれば、星空を見ることが出来るんです。 これまでサン・ルーフの着いた車に乗った
機会が多かったのですが、視界が全く違います。 視聴嗅覚 全てを取り入れることが出来る
2シーターの車に完敗です。
ミイラ取りがミイラになった典型的な一人ですが、ふと気が付けばなんとオープンの車が多いことか。
目から鱗の世界です。
2人の子供に手がかからなくなった、ヨメの毎回の言葉がそれを表現していると思います。
「 オープン・カーって、なんでこんなに楽しいの ! 」
未だならし運転でもっぱら高速道の左端走行車線をタラタラ走っていますが、本当に楽しいですよ。
ボクスターにして大正解でした。
8月 3日 友引の金曜日、めちゃ暑い日にボクスター Sの納車となりました。当日とある PCの
お世話になった K営業担当の方から、ボクスターの使い方や装備の説明を受けましたが、気分ここにあらず。
( 早く終わってね 、って言うのが本心だったかも。 Kさん すみません )
その後高速道で自分の車の初試乗。 この時の感想は後日にアップしますね。
途中早くもトラブルです。
あまりの暑さにサービス・エリアで買った 500ml のお茶のペット・ボトル、こいつがとんでもないことを
してくれました。
ボクスターには便利なカップ・ホルダーが装備されています。 助手席のダッシュ・ボード中間に
装備されており ここのシルバーのプレートを押せば、2つのカップ・ホルダーが出て来ます。
このリングを手で調整すれば小さな缶でも大きなボトルも置くことが可能です。
ところがヨメはやってくれました。 リングを締め付け過ぎたため、ボトルを取り出すのが困難な
状態にもかかわかず、おもいっきり引っ張ってくれました....。
バキバキという音とともに、何かが飛んだ !
そうなんです。 缶やボトルをバネで支える、黒い爪が飛んじゃいました。 ↓
( それでもちゃんと使えるのが不思議。 ボクスターをお持ちの皆様、 500ml のペット・ボトル装着時、
リング締め付けには十分ご注意下さい。 でもどうやって直せばよいのか...)
突然のアクシデント ? が発生しながらも、ボクスターの初試乗を経験し、当日が終わりました。
初めてのブラザースの対面です。
カイエン S : 「 おう、よう来たのぅ 」
ボクスター S : 「 よろしくお願いしゃ~す 」
ヨメ と楽しみたい自分にとって、「 暑い一日の終わり 」 であり、「 熱い始まり 」 の一日でした....
ご無沙汰しておりました。 皆様お元気でしょうか ?
今年春前からまた仕事が忙しくなり、ブログも滞ってしまい大変申し訳ございません。
さて突然で恐縮ですが、ひとつご報告させていただきます。
最近我が家の子供も一定の年齢に達し、週末など家族全員で外出する機会がめっきり減ってしまいました。
ドライブしているようだね 」 とのつぶやきが増え始め、最終的に現在 2台所有する SUV のうち、1台を
手放すことを決断。 フォード・エクスプローラーかポルシェ・カイエン S のどちらと別れるのか悩んだ結果、
センテニアル → 2006年型 左ハンドル Limited と合計 4台のエクスプローラーを乗り換え、
私の車歴の約半分が EX で占められたことになります。
2006年型 EXが来る前に カイエン S を購入したため、途中から 2台の SUV を所有することに
なりましたが、米国車と欧州車のフィーリングの違いやメリット・デメリットを十分享受することが出来、
楽しい思い出として残っています。
今年の春頃から、スポーツ・トラック 購入も真剣に考えました。 これもエクスプローラー売却方向へ
影響を与えた一因かもしれません。 ただ現在借りている駐車場の規定で、1ナンバーの駐車は
不可とのことで断念。
そうこうしている 7月にカイエンの車検を迎え、ポルシェ・ディーラーに出向き車を預けたあとショー・
ルームを散策。 そこには光り輝く 3種類のカレラ、ケイマン、ボクスターの新車が鎮座しておりました。
私が何気なくヨメに語った一言 「 これなら “ 空気を運ばず ” に “ 空気と遊ぶ ” ことが出来るかな 」
しげしげと眺めている最中、そのスタイルに一目ぼれしたのか ヨメが一呼吸おいて切り返して来た。
「 いいわねぇ、買っちゃおうか これ ! 乗れるうちに乗っておきましょうよ 」 と、予想もしなかった意外な
返答に 私もだんだん気分が高揚。
営業担当者の Kさんに、「 仮にこれを買うとして、納期までどれくらいかかりますか ? 」 と尋ねると、
「 オプション選択での注文を入れた場合、デリバリーは年末もしくは来年になります 」 との返事。
「 え~ 4ヶ月以上も待つの ? 注文入れたことを忘れるかもしれませんね 」 とボケをかますと、
「 ご希望に近い在庫があるか調べて見ましょうか ? 」 と、営業担当者の方がツッコミを入れてくるじゃ
ありませんか。
じゃあ「 ホワイト・カラーで右ハンドル、PASM、バイキセノンなどのオプション付きを希望 」 と試し話したら、
担当者の方がその場で端末を操作。 しばらくして…..、
私が希望したタイプにほぼ近い、「 右もしくは左ハンドルが各一台ずつ、在庫があります 」 との返答。
意欲が高まったことで今年の冬まで待つのもしんどいものもあり、その場で購入を決めてしまいました。
そのセカンド・カーは、「 ポルシェ・ボクスター S 」。 8月 3日に我が家に到着したばかりです。
これで カイエン S と ボクスター S のポルシェ・ブラザースとなってしまいましたが、
「 雨の日と家族一緒の行動はカイエン S 、 晴れたらヨメとボクスター S 」 で
週末を楽しもうと思っています。
日本時間本日 (米国時間 昨日)、シカゴ・モーター・ショーで 「新トーラス」 が発表された。
また今年夏から 2タイプの 「 トーラス 」、マーキュリーから 「 セブル 」 がデビューすることにも
なったといいます。
* 2008年型 「 トーラス Taurus 」
これはセダン・タイプで現 「ファイブ・ハンドレッド」 の生まれ変わりとしてデビューする予定。
またエンジンは 60馬力アップし、AWDスタビリティー・コントロールなどを装備。
フォトは 「 こちら 」
* 2008年型 「 トーラス X Taurus X 」
こちらのモデルは現 「 フリー・スタイル Freestyle 」 の後継モデルとして上記トーラスとほぼ
同じ装備。 パワー・リフト・ゲートも付いてくる。
下記写真は トーラス X ですが、追加フォトは 「 こちら 」
* 最後に 2008年型、「 マーキュリー・セブル Sable 」
現 「 モンテゴ 」の後継車であり、上記トーラスと兄弟車となるが、テール・ランプは LED
装着し、一部パーツにカーボン・ファイバーを使用するという。 写真は後日ということで....。
ということで、昨日の米国各メディアは、興奮したような数々の記事に埋め尽くされ、「 トーラス 」 という
ネーミング、まだまだ底堅いブランド力を持っているようです。 またこのネットの配信も非常に多く、
「フォードの復活 」 というタイトル記事もそこそこ目立ちました。
これがフォード社の起爆剤になることを願いつつ、次の一手は同社 SUV の改革に向かうことに
なるのが確実になってきた様子。
さて、一番気になる次世代 「 エクスプローラー 」 は........?
これら一連の動きから想像するに、どうやら現行モデルより小型化されそうな予感.......。
12月 20日の Blog でご紹介しましたが、1985年から生産され昨年 10月に生産を終えたフォード
「トーラス」 が、今年夏頃復活する。
今シカゴで開かれているモーター・ショーの席上において、明日もしくは今週中に正式発表になる予定だ。
21年間で生産された台数はほぼ 700万台。 米国でベスト・セラーとなり1992年には年間 41万台の
とてつもない販売記録を作り、1997年にトヨタ・カムリその売り上げ台数を抜かれるまで、ほぼ独走の
売り上げを記録した。
1980年代初期 フォード社は現在と同じように数十億ドルの赤字を記録したが、これを救ったのが当時
斬新なデザインでデビューしたトーラス。 その形状からくる連想で、一時 「ジェリー・ビーン」 とか
「空飛ぶポテト」 と形容されていたのであるが、どっこい昨年の販売台数も 17万 5,000台の販売を維持。
フォード車売り上げにおいては第 2位と健在であったが、コスト高で作れば作るほど赤字の現状に生産が
中止となってしまった。
ところが昨年ボーイング社副社長から転職し、新たにフォード社でその地位を固めようとしているムラーリー
最高責任者 (CEO)の一言があったようだ。 「 なぜ乗用車に " F " を頭文字としたネーミングに固守して
いるのだ」ということらしい。 ボーイング社が次期新型機で悩んでいた頃、ムラーリー現 CEO はトーラス
開発チームからそのノウハウの伝授を受け、今やどこにでも見ることが出来る B-777 を作り上げた。
結果ムラーリー氏の鶴の一声が、トーラスの復活につながったようである。
ただ、それは全く新しい車を作りあげることではなかった。 現在販売されている 「ファイブ・ハンドレッド」の
名前を、「トーラス」にしようという試みである。
つまり下記写真のファイブ・ハンドレッド ( 下記写真 ) を、
昔のイメージとだぶらせて、旧 「トーラス」 の車名で蘇らせようというのである。
ファイブ・ハンドレッドは 2005年、ボルボ社のデザイン・チームの協力を受け、社運をかけてデビューした。
初年度こそ 10万 8,000台の売り上げを記録したが、昨年は毎月頭打ちとなり、年間販売台数は
8万 4,000台の平凡な売り上げに止まってしまった。
この売り上げを一気にのばそうという試みと、ムラーリー最高責任者の 「トーラス」 のネーミングは
「カウチ・ポテト族にも浸透している良い名前だ」 というのが微妙に合致した結論になったと思われる。
置き換えると、昔日産で大ヒットした「ブルー・バード」という車名を、今の 「ティーダ」 に置き換えたと
いっても良いのかもしれない。
あっ、日産も今年減益で、 ゴーンさんは、「経営者の一部を変更しても良い」 と一昨日コメントしていました。
売れる車を作るのは、難しいようですね。 でも目立たない車に乗るのが趣味の人のほうが多いかも。)
今年夏にモデル・チェンジ予定の 「ファイブ・ハンドレッド」、一段パワフルなエンジンを搭載し、マイナー・
チェンジされるという。
一世を風靡した車名 「トーラス」 ブランドの復活、心から「おめでとう」 !
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