ポルシェ・カイエン S と、911 カブリオレ。 ヨメと家族とポルシェたちに囲まれ、仕事に精出すサラリーマンの ぬる湯 顛末記。
Posted by フラン - 2008.04.08,Tue
先週末、ポルシェ社は今年もトランスシベリア・ラーリーへの参加を表明しています。
このラリーはモスクワからモンゴル・ウランバートルまでの 4,400マイル (6,200 km) を一般道、
未舗装道路、河川、およびゴビ砂漠などを駆け抜けるコースが用意してあり、
今年は 7月 11日 ~ 25日の 15日間に渡って繰り広げられる予定です。
昨年ポルシェ社は合計 25台のカイエン Sを用意。 結果 1, 2, 3, フィニッシュと、上位3席を独占する
という快挙を達成しました。 今年の参加台数はまだ決定されていないようですが、パリ・ダカール・
ラリーが中止となったこともあり、昨年以上にトランスシベリア・ラリーに注目が集まると考えられます。
9メートルの牽引ロープなどが積み込まれ、6速オートマチック・ギアボックスと共に PTM ( Porsche
Traction Management) で、エンジン・トルクを前輪 38 % 、後輪 62 % に制御されます。
さらにエア・サスペンションも強化。 速いだけでなく、悪路にバランスがとれた車体に大きく進化を
遂げています。
タイヤは BFグッドリッチ社 265 / 65 サイズを履き、地上クリアランスは 昨年と比べ 3センチ向上。
また最大深さ 78センチの河川を渡ることになるため、サイド・ウインドの高さまで防水加工され、エア・
インテークはルーフまで移動し、シュノーケル・タイプで設置されるといいます。
今年も大活躍が予想されそうです。
今年初め、カイエン・トランスシベリア市販の観測記事が一時流れましたが、うやむやになって
しまいましたね。 もし現実化すれば、結構売れそうな気がします。
米国を中心とした景気後退の波が襲っている世界経済。 ことカイエンに関してのポルシェの
マーケッティングは、米国から中近東にシフトした方が得策かもしれません。
マーケッティングは、米国から中近東にシフトした方が得策かもしれません。
この雄志、1986年のパリ・ダカール・ラリーで大活躍した 959 に重ね合わすことができるのでしょうか。
砂漠を駆け抜ける、ロスマンズ・ポルシェは結構有名になりましたね。
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Posted by フラン - 2008.04.07,Mon
さて、ここは何処なのでしょう ?
どこかのホテルの前で、車が停まっているようですが、よーく見ると....
ここはモスクワ市内。 そしてこのタクシーは、げっ カイエンです !
1998年の金融危機でロシア経済は奈落の底に陥り、一時デパートの商品棚には並べるものが
ない程の景気低迷を経験しましたが、プーチン大統領の登場と石油価格の上昇で見事に立ち直り、
現在は世界第 10位の国民総生産を有する国に蘇りました。 特にロシア国内の資源エネルギー
関連企業が巨大化し格差社会が広がったものの、エリート層の所得大幅増で個人消費の伸びが
著しいといいます。
日本でもカイエンのハイヤーがありますが、タクシー仕様のカイエンは、まず存在しないでしょう。
仮に”運悪く” このようなタクシーを拾ったとした場合、乗車してからが大変でしょうね。
初乗り運賃一万円。 その後 700m ごとに 1,000円加算。 深夜割増料金 3万円だったりして。
初乗り運賃一万円。 その後 700m ごとに 1,000円加算。 深夜割増料金 3万円だったりして。
おちおち座っていることが出来ず 眠ったフリをして、もう料金メーターに目が釘付けとなってしまうと
思います。 こんなタクシー乗りたくな~い。
しかもこの写真をじっくり見てください、このカイエンただのカイエンではないのです。
なんとあのテックアート社がモディファイした 600馬力を有する、「テックアート・カイエン・ターボ」を
これらカイエン・ターボやマイバッハを導入しているモスクワのタクシー会社は、果たして採算が
取れるのでしょうか。 また運転手はシューマッハか、はたまたアラン・プロスト (古~っ)
あたりでしょうか。
あたりでしょうか。
いったい誰が乗るのだろうと思い、ふと気が付いたことがありました。
米国にフォーブス (Forbes) という著名経済誌がありますが、毎年 3月に「世界の富豪ランキング」と
いう特集を掲載します。 今年も 3月 5日に発表になり、こちらでベスト 1,000位まで見ることが
出来ます。
今年のランキングの特徴として、過去連続 13年にわたり一位となっていたマイクロ・ソフト社創業の
ビル・ゲイツ氏が初めて 3位に後退。 一位は個人で株式投資からスタートし、一大金融グループの
バークシャーを作り上げたウォーレン・バフェット氏がトップとなりましたが、その他様々な富豪が
個別に紹介してあります。
バークシャーを作り上げたウォーレン・バフェット氏がトップとなりましたが、その他様々な富豪が
個別に紹介してあります。
そのベスト 9位に、ロシアン・アルミ社の会長であるデリパスカ氏 ( なんとまだ 40歳 総資産
約 2兆 8,700億円 ) が入り、ベスト 100位以内には合計 19名ものロシア人富豪がランク・イン
しています。
しています。
えっ、日本人は ? 残念ながら、ベスト 100位には誰も入っておらずゼロ、ゼロです。
一人もいらっしゃいません。
ギリギリ124位に森トラスト会長、149位に任天堂会長、194位にパチンコ・メーカー三共の会長、
そして 201位にソフト・バンクの孫社長という序列ですので、いかにロシアには富豪が多いか
一目瞭然です。 もっとも一番人数が多いのは、米国人であることは間違いありませんが。
一人もいらっしゃいません。
ギリギリ124位に森トラスト会長、149位に任天堂会長、194位にパチンコ・メーカー三共の会長、
そして 201位にソフト・バンクの孫社長という序列ですので、いかにロシアには富豪が多いか
一目瞭然です。 もっとも一番人数が多いのは、米国人であることは間違いありませんが。
こういう方々が、カイエン・ターボやマイバッハのタクシーを利用しているとすれば妙に納得できます。
ただ見たい気持ちはあるものの、乗ってみたい気持ちが全く沸いて来ないのは、どうしてでしょうね。
「ちょっとねぇ」 という気がしないでもなし.....。
Posted by フラン - 2008.04.01,Tue
4月に入り春めいた気温になってきたことを 肌で感じることが出来るようになってきましたが、いろいろな
商品価格が一斉に値上げとなったようですね。 エタノール製造のため トウモロコシ価格上昇の余波を
受け、小麦粉、牛乳、マヨネーズ価格が値上げ。 こりゃたまらんと、関西では お好み焼きの値段が
上がったとか。
唯一下がったのは、道路特定財源税法の期限が切れたガソリン価格くらいでしょうか。 ただスタンドに
よっては給油の車が殺到し、売り切れ続出で一時閉店するところも多かったようですが、やはり 1 リットル
25円の違いは大きいですよね。
海外でも値上げが始まったようです。 食品価格のみならず鉱物価格の上昇や為替レートなどの
レベルが じわりと効き始めたのでしょうか、ついにポルシェ社も売れ筋・高収益をもたらしてくれる
カイエンの値上げを、6月 1日よりまずドイツ国内から適用することを昨日発表しています。
いずれその他モデルも、同じように値上げとなるのではないでしょうか。
下記はそのカイエン各モデルの改定価格ですが、ドイツ国内の販売価格を邦貨換算にし、また
現在日本での販売価格を比べてみると、おもしろいことが判明しました。
なお対ユーロ / 円の為替レートは、本日の仲値 1 ユーロ = 157.00円で計算しています。
えっ、なんでこうなるの.... ?
ドイツ国内のカイエンの販売価格は、日本と比べ遙かに高い !
現販売価格 |
邦貨換算 |
値上げ価格 |
上昇率 |
邦貨換算 |
日本の販売価格 |
価格差 |
|
カイエン |
E 51,735 |
812万円 |
E 52,449 |
+ 1.4 % |
824万円 |
692万円 |
-120万円 |
カイエン S |
E 66,610 |
1,046万円 |
E 67,681 |
+ 1.6 % |
1,063万円 |
885万円 |
-161万円 |
カイエン GTS |
E 76,725 |
1,205万円 |
E 78,034 |
+ 1.7 % |
1,251万円 |
1,020万円 |
-185万円 |
カイエンターボ |
E 108,617 |
1,705万円 |
E111,711 |
+ 2.8 % |
1,754万円 |
1,398万円 |
-307万円 |
( 注: 右項目 "価格差" は、ドイツ現販売価格と日本での販売価格の差額です )
邦貨換算に計算し直すと、なんとドイツ国内のカイエン各モデルの販売価格は、日本での販売価格を
大きく上回っているのです。 通常海外輸送費や諸経費がかかり、日本での販売価格の方が高いと
思っていたのですが、全然違っていました。 意外と思う反面、なんと恵まれているのでしょうか。
びっくりです。
それでは ついでにボクスターおよび、ライバル社も比べてみましょう。
|
ドイツ販売価格 |
邦貨換算 |
日本販売価格 |
価格差 |
差額 率 |
ボクスター |
E 45,309 |
711万円 |
582万円 |
- 129万円 |
- 18 % |
ボクスター S |
E 54,710 |
859万円 |
709万円 |
- 150万円 |
- 17 % |
|
|
|
|
|
|
メルセデス SLK 200 |
E 36,503 |
573万円 |
562万円 |
- 11万円 |
- 1.9 % |
SLK 280 |
E 41,858 |
657万円 |
626万円 |
- 31万円 |
- 4.7 % |
SLK 350 |
E 46,975 |
738万円 |
735万円 |
- 3万円 |
- 0.4 % |
|
|
|
|
|
|
BMW Z4 2.5i |
E 32,900 |
516万円 |
446万円 |
- 70万円 |
-13.5 % |
BMW Z4 3.0i |
E 42,250 |
663万円 |
598万円 |
- 65万円 |
- 9.8 % |
如何でしょう、ボクスターのドイツ国内販売価格と、日本での販売価格の違いがはっきりと現れています。
実際ボクスターを買うとすればちょっとした決意が必要になりますが、ドイツでの販売価格と日本での
価格を比べてみると、ある意味 「 安い ! 」 と感じませんか ?
やはりこれも販売戦略なのでしょうか。
「 世界と比べ、日本の物価は低い。 デフレはまだ続いている 」 とでも、結論付けておきましょう。
Posted by フラン - 2008.03.12,Wed
どうやらポルシェ社は 2012年の欧州排ガス規制 20 % 削減に向けて、カイエンのジーゼル・
エンジン搭載車デビューに本気モードとなっているようです。
2009年にカイエン・ハイブリッドに加え、カイエン・ジーゼルも視野に入れ始めたことを証明する
ような、初ショットがお目見えしています。
場所は昨日のパナメーラと同じスウェーデン北部。
目撃した人のコメントによると、とあるガソリン・スタンドを通過したとき、4台のカイエンがそこに
駐車していたとのこと。 特に気にも留めない光景であったものの何かを感じよく見ると、そのうち
一台のカイエンがジーゼル用給油ポンプを挿していたのではと思えたそうです。
その後目撃者は、とっさに跡をつけようと思い暫く追跡を実行。 4台のカイエンは途中の
レストランで停車。 そのときに初めてテール・パイプの形状の違いに気が付いたそうです。
それが上段のフォト。 そうです、本来であれば大きくて光った威圧感のある 2本のテール・
パイプが目に入るのですが、今回はまるでトラックに付いている様なまさにパイプそのものの
粗末な丸型経口の排気口。
ガソリン・スタンドでのジーゼルと思われる給油や貧弱な排気パイプに疑問を持ち、ドライバーの
食事が終わるまで待つことを決めたといいます。
そして出てきたドライバーがエンジンをかけると、紛れもないジーゼル・エンジンの音が響き、
走り去ったとのこと。
仮にカイエン・ジーゼルが発売されるとすれば、アウディ製、3.2 L V6 ツイン・ターボ
300馬力のジーゼル・エンジンを搭載する予定とのことですが、果たしてどんなサウンドが
響いていたのでしょうか。 気になるところです。
Posted by フラン - 2008.03.03,Mon
最近世界各国、特に欧州諸国で CO2削減問題が急速に広まり、ついにポルシェ社も早ければ来年、
もしくは 2010年までにカイエンにジーゼル・エンジン搭載車の導入を 決定したと一部メディアが
報じています。
現在のところポルシェ社はジーゼル・エンジンの技術がないため、恐らくアウディ社の V6エンジンの供給を
受けると見られており、その後 V8, V10, V12エンジン搭載車も考慮中のようですが、車重が増すため
導入に至るには困難であるようです。
アウディ社は出力 300馬力を超える 3.2 L V6 ツイン・ターボチャージ・ジーゼル・エンジンを現在開発中で、
カイエン搭載にジャスト・フィットの第一候補といわれています。
カイエン、パナメーラのハイブリッド・エンジンに平行し、ジーゼル・エンジン採用も視野に入ってきた
ポルシェ社、もちろん環境に配慮した車を作ろうと模索している最中なのですが、実は 1ヶ月程前から
下記のようなとんでもない問題がのしかかっていたのです。
場所は英国・ロンドン、現在ロンドンの市内中心部に車で入るには、コンジェスチョン・チャージ
(Congestion Charge) という渋滞税を支払わなければならず、リビングストン・ロンドン市長は現行
一台あたりの渋滞税を改正し、二酸化炭素をより多く出す車に より高い渋滞税を課すことに変更。
今年 10月 27日から、1キロメートル当たり 120グラムの二酸化炭素を排出する車に対しては無税
措置となるのですが、225グラムを越える車の渋滞税は通常の 8ポンド ( 約 1,640円 ) から一挙に
25ポンド ( 約 5,100円 ) への引き上げが決定。
これに対してポルシェ社は、「市長がこのような政策を用いるのは暴挙であり違法である」 との声明を発表。
「 法的措置も辞さない 」 としていますが、ロンドン当局は「正々堂々と受けて立つ」とし、両者対立の溝は
全く埋まっていません。
現在ポルシェ社は 46モデルを販売。 ただ 225グラム以下の二酸化炭素排出する車はボクスター
およびケイマンの 2.7 L モデルしかなく、911と カイエンはロンドン規定の 1.5 倍前後。
ジーゼル搭載車でも達成は難しいと思われますが、これも環境対策の第一歩でしょうね。
ポルシェ社はロンドン市の規制に対抗し、条例の改正、廃止、もしくは延期を求める予定では
あるものの、敗訴した場合 ボクスターとケイマンのみが走り回るロンドン中心部となりそうです。
いやアメ車も難しいでしょうね。 市を挙げて、「プリウスとローバー・ミニに乗ろう」 のキャンペーン
かもしれません。
一ヶ月渋滞税支払いだけで 10万円を越すこのコスト、これに中心部の駐車料金、および日本より
高いガソリン代を加えると....恐ろしすぎるかも....
ガソリン税が廃止されるかもしれない日本が、なぜか良く見えてくるようです。
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