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もう一つ面白い話がある。
1990年代ボーイング社はジャンボ・ジェットである B-747 の後継大型機として B-777
90年台当初 全く違った市場ではあったが、フォード社はトーラスで、ボーイング社は B-777 で
その開発にしのぎを削り、一方で密接な協力関係が出来上がっていた時代のようだ。
ボーイング社で働いていたムラーリ氏が何故にフォード社の最高責任者に就任したか、
このチーム・トーラスのアイデア借り入れも大きな要素になっていたのではないか。
さて今年 10月最後に生産されたトーラスは、アトランタに本社を持つレストラン・オーナー
が購入希望を申し入れたという。 このオーナーは 1946年に最初のお店をジョージア州に開き、
その後アトランタへと進出。 フォード従業員を中心に数え切れないチキン・サンド・
ウイッチを販売。 レストランの規模を拡大して行ったことが縁となり、フォード社も最後の
トーラスの販売を快諾したとニュースは伝えている。
さらにすごい話。 ( 最終日に大幸運 / デトロイト・フリー・プレスより )
フォード・アトランタ工場のトーラス操業が停止された10月 27日、その従業員の一人である
ジェローム・マクルニス (Jerome McInnis) 氏 52歳。
その朝ガソリン・スタンドで給油のついでにスクラッチ宝くじを 5ドル出して購入。
こすってみると....なっ、なんと22万5,000ドル (約 2,600万円) の大当たり !!!
あまりの興奮に、給油を忘れて立ち去ったそうな。
ツキのない日に、めっちゃツイてましたなぁ~。
日本でもたまに道ですれ違うトーラス、その車の大半が手入れ良く乗っていらっしゃる
ような気がするのは私だけでしょうか。
今度トーラスを見かけたら、ボーイングのジェット機と宝くじでも思い出して下さいませ。
懐かしいトーラスという車名が出てきましたので、ほんじゃまあ 今日もまた
聞きかじりのお話を一つ !
Ford Taurus、 「トーラス」って「牡牛座」という意味見たいですね。
このトーラス、ジョージア州フォード・アトランタ工場 で主にレンタカー用として生産
されていたのだが、同工場の閉鎖に伴い今年 10月 27日についに全面生産終了となり、
1,950人の従業員が職を失った。
1985年に 1986年モデルとして発表されたフォード・トーラスは当初前輪駆動で発売。
このネーミングになったという。
トーラス誕生から今年までの 21年間、フォード社は約 700万台のトーラスを売り上げ、
ところが悲しいかな フォード社は1990年半ばから V8 SUVが急上昇で売れ始め、より利益を
生む Explorer などの生産・開発へと力を向けたため、トーラスの進化が減速。
ただトーラスは米国自動車生産に画期的なあることを残した。 元来米国の自動車メーカーは
あるモデルを発売する前の準備段階に置いて、車のデザイナーはそのアイデアを
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従業員およびトーラス販売台数 推移 ( The Detroit News より )
ジェリーさんお好みのマーキュリー・マリナーを眺めてみると、コンパクトで大人しいデザインに
仕上がっているんですね。 さり気なく乗るにはちょうど良いかも。
2年ほど前、千葉のらら・ぽーと先で、旧型でしたがグリーンぽいマウンテニアにばったりと遭遇したことが
あります。 第一印象は、「わっ、マウンテニアも日本に入ってきているんだ」 という印象と共に、
「よくぞ輸入したんだなぁ」 という驚きの気持ちが沸いてきたことを思い出します。
行きつけのディーラーで、たまに F-150 を見かけますが、このオーナーの方は転勤で米国で勤務
していた時に現地で乗り回していたものを、あえてわざわざ帰国と共に持ち帰り 乗っていらっしゃるとのこと。
偶然出会ったマウンテニアも、そういう経路で入ってきたものかもしれません。
ただマリナーはまだ一度も見たことなし。 宝くじに当たるよりも出会う確率が低いのかしらん。
そういや明日水曜日が年末ジャンボ発売最終日だったっけ....すこし買っておきますか !
ということで 改めて 2008年型、マリナーと、
2007年型マウンテニアおよび
おまけで Fordで一番大型の F-650 です。
(運転できるとは思えないけど、、一度シートに座ってみた~い )
日本では半年ほど先に発表になった新型エスケープ、見事にシェィプ・アップされた心地よいデザインに
変更されました。 試乗でも、結構きびきびきびきび走るなぁというのが第一インプレッション。
良い車に仕上がっていると思います。 ↓ 日本で発売されている 「 エスケープ 」
またこれまで米国や日本などで発売されていたエスケープはほとんど同じフェイスを持っていました。
ところが半年遅れで発表された北米で発売される 2008年型エスケープは、関西タレントの
「まな・かな」とは違い、全く別のフロント・フェイスを持つデザインとなるようです。
まるで新エクスペディションを縮小したような顔立ち。 これでフォード車 SUV の Eシリーズがまさに
「ブラザースだなぁ」と、遠くからでも判別できるようになったのかも知れません。
下記フォトは北米仕様 「 2008年型エスケープ 」 ↓ どちらをお好みでしょうか。
久方ぶりにまったりとした土曜日、終日家でごろごろ。
システム変更が面倒で暫くほったらかしにしていた ISDN回線、 LANで家中のみんなが PCを各自
使っているとめちゃくちゃ遅く、息子の猛抗議が続いて早 2年。 とうとうその圧力に屈し金曜日に
光回線に変えたら、もうサクサク状態。 会社で慣れているものの自宅でこれを経験すると
めっちゃ楽しく、一日中ウェッブで遊んでいました。 ルーターもポートが 4箇所あるので、ヨメも
自分のパソコンで一日中きゃあきゃあ言ってました。
夕方からはテレビ三昧。 フィギァ・スケートロシア大会を見ていたのですが、画面直ぐ前でハアハア
言いながら見ているお気に入りの 「安藤 美姫」選手は 2位で地団駄。 「浅田 真央」 選手も
良いのですが、やっぱりミキティの応援に思わず力が入ってしまいます。
「村主章枝」選手の 「 村主 」 は、「 すぐ・り 」 とカナを振るのか、はたまた 「 す・ぐり 」 とカナを
ふった方が良いのか、悩み始めると寝付くことが出来ず、またこうしてパチパチキー・ボードを
打っているという不埒さ。
+++++++
さて、来年 (2008年モデル) はほとんど変化のない Explorer、その次どうなるのと思いながら
ネット・サーフィンしていると、見つかりました。
唯一Explorer の右ハンドル車が作られていたセントルイス・ハーゼルウッド工場は今年 3月に閉鎖され、
回復してきたものの、今年の原油高高騰で、 SUVの売れ行きは惨憺たる状態。 来年 1月と春先に、
ルイスビル工場も一時的製造中止のための操業停止が予定されているそうです。
否定できないと述べていますが、 11月末に 「次期 Explorerはこれまでの形ではなくよりスポーティな
デザインとし、オン・ロードを重視したモデルとしたい」と発表し、かつ「ボディ・オン・フレームではなく、
カー・プラットホームを車台にする」と答えています。
それを前に 12月01~ 10日に開催されたロサンゼルス・オート・ショーで久方ぶりにExplorer の
ネクスト・ジェネレーション・モデルの出展がありました。
ガソリンでなく、その燃料は水素 + バッテリー。 トヨタ・ハリァーの水素燃料使用と考えて良いと
思うのですが、すでにテスト走行に入り 6人乗り。 衝突時安全のため床下中央近辺に水素ボンベを
配置し、バッテリーとの駆動で現在は約 300km走行可能だそうですが、政府により大型タンクの
搭載が許可されれば、350マイル (約 560 km ) 走行可能とのことですので、東京 ~大阪 給水素無し
走行可能ということでしょうか。
ガソリンよりも燃費効率が良く、なおかつ電気モーターを 2機搭載するということですので、
ガス欠、いや水素ガス欠のために、岩谷の卓上ガスコンロ用ボンベを山ほど車に持ち込んだりして..。
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