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ポルシェ・カイエン S と、911 カブリオレ。  ヨメと家族とポルシェたちに囲まれ、仕事に精出すサラリーマンの ぬる湯 顛末記。
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Posted by - 2024.11.24,Sun
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Posted by フラン - 2006.12.20,Wed

- 上ページからの続き -


もう一つ面白い話がある。

今回のトーラス生産終了の最終決定をしたのは今年ボーイング社から移籍し、フォード社の
最高責任者に就任したムラリー氏であるが、同氏とトーラスとの間に過去奇妙な縁があった。

1990
年代ボーイング社はジャンボ・ジェットである B-747 の後継大型機として B-777
の製造を計画した。 このコンセプトをまとめる良い方策が見いだせず、当時ボーイングに
在籍していたムラーリ氏はなんとフォード社のチーム・トーラスのディスカッション・アイデア
などを借り受け、ユーザーとカスタマー・ニーズにあったB-777 の製造へと進めていった。
さらにこのアイデアをもう一段進化させ、現在は新機種でドリーム・ライナーのニックネーム
を持つ B-787 を開発中とのこと。

   10013326042.jpg


90
年台当初 全く違った市場ではあったが、フォード社はトーラスで、ボーイング社は B-777
その開発にしのぎを削り、一方で密接な協力関係が出来上がっていた
時代のようだ。

ボーイング社で働いていたムラーリ氏が何故にフォード社の最高責任者に就任したか、
このチーム・トーラスのアイデア借り入れも大きな要素になっていたのではないか。

   10013326069.jpg


さて今年
10月最後に生産されたトーラスは、アトランタに本社を持つレストラン・オーナー
が購入希望を申し入れたという。 このオーナーは 1946年に最初のお店をジョージア州に開き、
その後アトランタへと進出。 フォード従業員を中心に数え切れないチキン・サンド・
ウイッチを販売。 レストランの規模を拡大して行ったことが縁となり、フォード社も最後の
トーラスの販売を快諾したとニュースは伝えている。



さらにすごい話。
 ( 最終日に大幸運 / デトロイト・フリー・プレスより

フォード・アトランタ工場のトーラス操業が停止された
10 27日、その従業員の一人である
ジェローム・マクルニス (Jerome McInnis) 52歳。  

その朝ガソリン・スタンドで給油のついでにスクラッチ宝くじを
5ドル出して購入。 
こすってみると....なっ、なんと225,000ドル ( 2,600万円) の大当たり !!!
あまりの興奮に、給油を忘れて立ち去ったそうな。 
ツキのない日に、めっちゃツイてましたなぁ~。

日本でもたまに道ですれ違うトーラス、その車の大半が手入れ良く乗っていらっしゃる
ような気がするのは私だけでしょうか。
今度トーラスを見かけたら、ボーイングのジェット機と宝くじでも思い出して下さいませ。

 
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Posted by フラン - 2006.12.20,Wed

懐かしい
トーラスという車名が出てきましたので、ほんじゃまあ 今日もまた
聞きかじりのお話を一つ


Ford Taurus
 「トーラス」って「牡牛座」という意味見たいですね。 
牡牛座というネーミングにも、ちゃんとした理由があったようです。

このトーラス、ジョージア州フォード・アトランタ工場
 で主にレンタカー用として生産
されていたのだが、同工場の閉鎖に伴い今年
10 27日についに全面生産終了となり、
1,950人の従業員が職を失った。


1985
年に 1986年モデルとして発表されたフォード・トーラスは当初前輪駆動で発売。
一年後後輪駆動へと変更され2.5L エンジンから 3.0L V6へとパワー・アップ。
また「トーラス」の名付け親は Lewis Veraldi 氏と John Risk 氏で、トーラスのコンセプトを
作り上げた当事者。 偶然にも両氏の奥さんの誕生星座が牡牛座であったため、
この
ネーミングになったという。

トーラス誕生から今年までの
21年間、フォード社は約 700万台のトーラスを売り上げ、
兄弟車であるマーキュリー・セーブルは約 100万台を販売している。
誕生翌年の 1986年には早くも 21万台を記録。 1992年には 41万台が売れるという
年間販売台数第一位となり、 1997年にトヨタ・カムリにその座を奪われるまで、5年連続
販売台数一位を獲得している。

ところが悲しいかな
 フォード社は1990年半ばから V8 SUVが急上昇で売れ始め、より利益を
生む
Explorer などの生産・開発へと力を向けたため、トーラスの進化が減速。
大幅モデルチェンジもされないまま、同社による乗用車の広告費の減少、石油ショックも
重なり、氷河期を迎えた恐竜のようにその力を弱めていった。
最近ではレンタカー用中心の生産となっていたが、今年フォード車が子会社レンタカー
会社であるハーツ社売却を決定した時点で、使命がほぼ終わっていたようだ。


ただトーラスは米国自動車生産に画期的なあることを残した。 元来米国の自動車メーカ
ーは
あるモデルを発売する前の準備段階に置いて、車のデザイナーはそのアイデアを

エンジニアへと伝え、それが組み立て作業員へと指示されるだけで完成車が出来上がり、
販売営業担当者の意見は一切取り入れなかった。
ところがこのトーラスによって初めて営業関係者との協議により、出来上がった初のモデル
となり、それが爆発的なヒットとなった主要因とされている。

                                      - 次ページへと続く -

         10013326027.jpg


     10013326082.jpg


* 上記写真は今年 10 27日、フォード・アトランタ工場で最後に生産されたトーラスと、
  従業員
およびトーラス販売台数 推移  ( The Detroit News より

Posted by フラン - 2006.12.19,Tue


ジェリーさんお好みのマーキュリー・マリナーを眺めてみると、コンパクトで大人しいデザインに
仕上がっているんですね。 さり気なく乗るにはちょうど良いかも。 


2年ほど前、千葉のらら・ぽーと先で、旧型でしたがグリーンぽいマウンテニアにばったりと遭遇したことが
あります。 第一印象は、「わっ、マウンテニアも日本に入ってきているんだ」 という印象と共に、
「よくぞ輸入したんだなぁ」 という驚きの気持ちが沸いてきたことを思い出します。

行きつけのディーラーで、たまに F-150 を見かけますが、このオーナーの方は転勤で米国で勤務
していた時に現地で乗り回していたものを、あえてわざわざ帰国と共に持ち帰り 乗っていらっしゃるとのこと。
偶然出会ったマウンテニアも、そういう経路で入ってきたものかもしれません。
ただマリナーはまだ一度も見たことなし。  宝くじに当たるよりも出会う確率が低いのかしらん。
そういや明日水曜日が年末ジャンボ発売最終日だったっけ....すこし買っておきますか  !

ということで 改めて 2008年型、マリナーと、

   10013312399.jpg


2007年型マウンテニアおよび

   10013312413.jpg


おまけで Fordで一番大型の F-650 です。
(運転できるとは思えないけど、、一度シートに座ってみた~い )

10013312419.jpg


Posted by フラン - 2006.12.17,Sun


日本では半年ほど先に発表になった新型エスケープ、見事にシェィプ・アップされた心地よいデザインに
変更されました。 試乗でも、結構きびきびきびきび走るなぁというのが第一インプレッション。

良い車に仕上がっていると思います。 ↓ 日本で発売されている 「 エスケープ 」

10013187634.jpg
またこれまで米国や日本などで発売されていたエスケープはほとんど同じフェイスを持っていました。
ところが半年遅れで発表された北米で発売される 2008年型エスケープは、関西タレントの 
「まな・かな」とは違い、全く別のフロント・フェイスを持つデザインとなるようです。

まるで新エクスペディションを縮小したような顔立ち。 これでフォード車 SUV の Eシリーズがまさに
「ブラザースだなぁ」と、遠くからでも判別できるようになったのかも知れません。


下記フォトは北米仕様 「 2008年型エスケープ 」 ↓  どちらをお好みでしょうか。

         10013187692.jpg


10013187675.jpg


10013187659.jpg


10013187695.jpg


Posted by フラン - 2006.12.16,Sat

久方ぶりにまったりとした土曜日、終日家でごろごろ。
システム変更が面倒で暫くほったらかしにしていた ISDN回線、 LANで家中のみんなが PCを各自
使っていると
めちゃくちゃ遅く、息子の猛抗議が続いて早 2年。  とうとうその圧力に屈し金曜日に
光回線に変えたら、
もうサクサク状態。  会社で慣れているものの自宅でこれを経験すると
めっちゃ楽しく、一日中ウェッブで
遊んでいました。 ルーターもポートが 4箇所あるので、ヨメも
自分のパソコンで一日中きゃあきゃあ言ってました。

夕方からはテレビ三昧。  フィギァ・スケートロシア大会を見ていたのですが、画面直ぐ前でハアハア
言いながら
見ているお気に入りの 「安藤 美姫」選手は 2位で地団駄。 「浅田 真央」 選手も
良いのですが、やっぱりミキティの
応援に思わず力が入ってしまいます。
 
ところでテロップの漢字を見ながらふと思ったのですが、惜しくもメダルに手が届かなかった
「村主章枝」選手の
「 村主 」 は、「 すぐ・り 」 とカナを振るのか、はたまた 「 す・ぐり 」 とカナを
ふった方が良いのか、悩み始めると
寝付くことが出来ず、またこうしてパチパチキー・ボードを
打っているという不埒さ。
 
ヨメは、「頭がノロ・ウィルスだ ! 」 と褒めてくれました。
上京した直後、「御徒町」 を 「ごとちょう」と読んでいた頃が懐かしく思い出された週末でした。

+++++++ 


さて、来年 (2008年モデル) はほとんど変化のない Explorer、その次どうなるのと思いながら
ネット・
サーフィンしていると、見つかりました。
再来年ではないですが、「遠い将来」変化があるかも知れません。
今年9月までに約 70億ドル (約 8,000億円) の損失を計上したFord 社、83,000人の全従業員に
対しインセンティブを提示し希望退職を募ったところ 38,000人、なんとその46 % が応じ、Ford社が
考えていた 2.5 ~ 3.0 万人を大きく上回ったといいます。


唯一Explorer の右ハンドル車が作られていたセントルイス・ハーゼルウッド工場は今年 3月に閉鎖され、
残るは左ハンドルの Explorer が作られているケンタッキー州ルイスビル工場のみとなりましたが、
このルイスビル工場は 3,380人の従業員を要し、Explorerのみを製造しています。 最近少し売れ行きが
回復してきたものの、今年の原油高高騰で、 SUVの売れ行きは惨憺たる状態。 
来年 1月と春先に、
ルイスビル工場も一時的製造中止のための操業停止が予定されている
そうです。

 
ではついに Explorerもそのうち製造中止になるのか。 同社首脳部はルイスビル工場の閉鎖も
否定できないと述べていますが、 11月末に 「次期 Explorerはこれまでの形ではなく
よりスポーティな
デザインとし、オン・ロードを重視したモデルとしたい」と発表し、かつ
「ボディ・オン・フレームではなく、
カー・プラットホームを車台にする」と答えています。
2009年にモデル変更が予定されていますので、次期「 Explorer 」は 「 エッジ 」のような
ややミニバン・モデルのようなデザインになるかも知れませんね。

それを前に 12月01~ 10日に開催されたロサンゼルス・オート・ショーで久方ぶりに
Explorer
ネクスト・ジェネレーション・モデルの出展がありました。
現行モデルの変更点だけだったのですが、ついに出ましたエコ・カー転換モデル試作車。
それは、「水素燃料 + 蓄電池 」で走る 「 Explorer Hydrogen Fuel Cell 」ハイブリッド・
タイプ。  下写真 ↓  。

10013179621.jpg


ガソリンでなく、その燃料は水素 + バッテリー。 トヨタ・ハリァーの水素燃料使用と考えて
良いと
思うのですが、すでにテスト走行に入り 6人乗り。 衝突時安全のため床下中央近辺に
水素ボンベを
配置し、バッテリーとの駆動で現在は約 300km走行可能だそうですが、
政府により大型タンクの
搭載が許可されれば、350マイル (約 560 km ) 走行可能との
ことですので、東京 ~大阪 給水素無し
走行可能ということでしょうか。

10013179655.jpg


ガソリンよりも燃費効率が良く、なおかつ電気モーターを 2機搭載するということですので、
加速も良さそうです。

10013179672.jpg



ついでに GM社のハイ・ブリッド、「 Equinox 」 です ↓ 

    10013179686.jpg


実用化に至ると経済的に なかなか よさげな Explorer になりそうですが、エンジン音が無くなるような
気がしないでもない。 どろどろ音というより、「ひゅ~ん」という音だけでなんかつまんなさそうかも。
マフラーを付け替えるコストが省けて、結果良しかも知れませんが......。

もっと大きな問題がありましたよね。 いつ東名・名神高速道に「水素ガス・ステーション」 が
出来んねん。

ガス欠、いや水素ガス欠のために、岩谷の卓上ガスコンロ用ボンベを山ほど車に持ち込んだりして..。
あっ、あれはメタン・ガスか !  これでは動かんやろな (笑) 

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