ポルシェ・カイエン S と、911 カブリオレ。 ヨメと家族とポルシェたちに囲まれ、仕事に精出すサラリーマンの ぬる湯 顛末記。
Posted by フラン - 2008.05.28,Wed
昨日の補足になります。
昨日開かれたドイツ閣議においてドイツ・メルケル連立政権は、欧州高等裁判所から違憲
判決の出ていたフォルクスワーゲン法の改正を承認しました。 ただ今回の改正法案は、
未だ部分的にせよ地方政府にアドバンテージを残す内容となっており、ポルシェ社広報は、
「不当性は解消されていない」とのコメントを表明しています。
判決の出ていたフォルクスワーゲン法の改正を承認しました。 ただ今回の改正法案は、
未だ部分的にせよ地方政府にアドバンテージを残す内容となっており、ポルシェ社広報は、
「不当性は解消されていない」とのコメントを表明しています。
今回ドイツ政府が発表した改正 VW法案は、旧法案に付与されていた議決権の上限である
20 %を撤廃する内容となりましたが、引き続きニーダ・ザクセン州に株主議決の拒否権を与え、
かつ労組代表に取締役会の議席を用意。 工場閉鎖や主要議題に対して防御する権利を
付与する内容となりました。
20 %を撤廃する内容となりましたが、引き続きニーダ・ザクセン州に株主議決の拒否権を与え、
かつ労組代表に取締役会の議席を用意。 工場閉鎖や主要議題に対して防御する権利を
付与する内容となりました。
結果改正 VW法に大きな進展が見られず、ポルシェ社は昨年欧州高等裁判所が示した
違憲部分となっているニーダ・ザクセン州政府の拒否権破棄を、司法判断に委ねるために提訴。
未だ改正 VW法が欧州憲法に合致していないため、今後欧州委員会が再度の改正指示を
出してくる可能性も残り、ドイツ政府は更なる法案修正に迫られるかもしれません。
違憲部分となっているニーダ・ザクセン州政府の拒否権破棄を、司法判断に委ねるために提訴。
未だ改正 VW法が欧州憲法に合致していないため、今後欧州委員会が再度の改正指示を
出してくる可能性も残り、ドイツ政府は更なる法案修正に迫られるかもしれません。
一方ニーター・ザクセン州政府は、拒否権保持はドイツ株式会社法に沿ったものであり、欧州域内
憲法と対立するものではないと表明。 ドイツ国内でVW社の従業員は約 17万人存在し、
うち 8万人がニーダ・ザクセン州の VW社で働いていることもあり、地方政府による雇用保護の
現状維持が当面続くと思われます。
憲法と対立するものではないと表明。 ドイツ国内でVW社の従業員は約 17万人存在し、
うち 8万人がニーダ・ザクセン州の VW社で働いていることもあり、地方政府による雇用保護の
現状維持が当面続くと思われます。
ポルシェ社の提訴により、改正VW法の解釈がどのように進むのか きわめて流動的ながらも、
その判決は欧州自動車メーカーの再編にとって大きな意義をもたらすことになるでしょう。
なおポルシェ社は5月 26日(月曜日) の午後遅くに、 VW法の欧州憲法違反について ドイツ・
ブラウンシュワイク地方裁判所に正式提訴をしています。
どうやら日本から約 9,500 km 離れたゲルマン地域で、国家と一企業との熱い論戦が
始まったようです。
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Posted by フラン - 2008.05.27,Tue
本日 5月 27日、ポルシェ社はプレス・リリースを発表し、今年 4月 28日に開催されたフォルクス
ワーゲン社の株主総会の席上、同社定款の変更の提案否決に対し、ついに法廷闘争で
解決する案を選択したと公表しています。
解決する案を選択したと公表しています。
その内容によると、「 昨年 10月 23日に欧州高等裁判所 (ECJ) は、48年前に制定されたドイツ
国内VW法が欧州域内の資本の流動化を妨げる要因となっているとして違憲判決を下したにも
かかわらず、先月開催されたVW社の株主総会では 未だVW法が効力を持ち、発行済み
株式総数の 20.0 % を持つニーダ・ザクセン州の否決により、31% を所有するポルシェ社は
株主としての正当な権利主張が出来ない事態に陥った 」 とし、ブラウンシュワイク地方裁判所に
提訴し、法的根拠と照らし合わせこの点を明確にしたいことを表明しました。
昨年 10月 23日に欧州高等裁判所が、VW法が抱える 3つの矛盾点を指摘。 これを持って
違憲との結論を下したのですが、その問題点として、
違憲との結論を下したのですが、その問題点として、
1) ドイツ連邦政府とニーダ・ザクセン州政府の 2人の公務員がVW社の取締役会メンバーと
なっていること。 かつドイツ地方政府が VW社の株式を保有していることの意義。
なっていること。 かつドイツ地方政府が VW社の株式を保有していることの意義。
2) ドイツ国内の株式会社法において、大半の企業は株主による 75 % の賛同が得られれば
会社定款を変更することが出来るものの、VW法においては全株主数の 80 % + 1株の
賛同が必要。 かつ VW社の大株主となっても、上限 20.0 % の株主権利 (定款変更の
投票権など) しか与えられていないこと。
会社定款を変更することが出来るものの、VW法においては全株主数の 80 % + 1株の
賛同が必要。 かつ VW社の大株主となっても、上限 20.0 % の株主権利 (定款変更の
投票権など) しか与えられていないこと。
3) 上記理由により、本来ドイツ株式会社法では株主提案に対して拒否権が発動出来るのは
総株主の25 % 以上の 賛同を必要としますが、VW社においては 20 % で拒否権発動が
可能となること。
総株主の25 % 以上の 賛同を必要としますが、VW社においては 20 % で拒否権発動が
可能となること。
欧州高等裁判所が明らかに違憲とした 3つの不公正が、VW社株主総会におけるニーダ・
ザクセン州の拒否権によって部分的にせよ履行されたことで、この問題がまだ解決がなされて
いないこと。 さらにVW社の株主、一般従業員および資本市場iは、どのような法的根拠で
欧州高等裁判所の判断が VW社に適用されるのかを明らかにしたいと、ポルシェ社はその
提訴理由を述べています。
ザクセン州の拒否権によって部分的にせよ履行されたことで、この問題がまだ解決がなされて
いないこと。 さらにVW社の株主、一般従業員および資本市場iは、どのような法的根拠で
欧州高等裁判所の判断が VW社に適用されるのかを明らかにしたいと、ポルシェ社はその
提訴理由を述べています。
長引くユーロ高で収益見通しに不透明感が漂う VW社。 同社取締役の多くがポルシェ・グループに
入り、原材料費や人件費の削減を望んでいることも事実。 一方ドイツ連邦および地方政府は、
利権を失いたくないとする意識が働き、法改正は最小限にとどめたいとする両者の意識対立の溝が
まだ埋っていません。
スケジュールどおりであれば、本日メルケル・ドイツ連邦政府は改正 VW法の公表をする予定と
なっているものの、事前に漏れている話では小幅変更に留まり、拒否権もそのまま残るようです。
企業は生き物。 ポルシェ社の主張が何処まで汲み取られるか否かは今後の司法判断の
成り行き次第となってきました。
成り行き次第となってきました。
ただ これから出てくる結果は、VW車、Audi車 および Porsche車のユーザーにとって、結構
大きな問題になりそうです。 3社共通のプラットホームやパーツなどの計画が繰り延べされて
行くのであれば、今後の新車開発の工程に大きく影響すると思われます。
大きな問題になりそうです。 3社共通のプラットホームやパーツなどの計画が繰り延べされて
行くのであれば、今後の新車開発の工程に大きく影響すると思われます。
911への PDK 導入、パナメーラ発売、ボクスターのフル・モデル・チェンジ。 そしてカイエンの
ハイブリッド化。 ここまでは先がある程度読むことが出来ます。 ではその後は ? となった場合、
やはり前記諸問題が足かせとなり、各車ユーザーが次にとるべきスタンスに二の足を踏んで
しまうかもしれません。
しまうかもしれません。
本日のドイツ閣議が決定したその内容が発表されるのであれば、分かる範囲で 引き続き
アップしたいと思います。 決して特定の会社が、間違っているのではないことは事実です。
アップしたいと思います。 決して特定の会社が、間違っているのではないことは事実です。
時代にそぐわなくなった規則をいつまでも引きずるのは、何処の国においても国家や公務員の
既得権益が付きまとうものなのでしょうね。
既得権益が付きまとうものなのでしょうね。
ここは一つ しびれを切らして提訴に踏み切った、ポルシェ社の同行に注目してみましょう。
明日また !
Posted by フラン - 2008.05.26,Mon
日本に正規代理店がないため、あまり目立った企業ではありませんが、ドイツ国内でアウディや
フォルクスワーゲン、そしてポルシェ車のボディ・チューンを手がけて 20年強の歴史を持つ
フォーフレ社 ( Hofele ) が、新型カイエンのチューン・キットを発表しています。
ゲンバラ社のような派手さを押さえた、どちらかといえばモデスティなエアロ・デザインとなっており、
フロント・マスクはメッシュと横長のポジションおよび円形ドライビング・ランプを組み入れた
フロント・スポイラーでモディファイ。
リア・ビューのスポーツ・エグゾースト・パイプもやや細めで 大きく手が加えられていないようですが、
どことなく清楚なイメージもあり、思わず見とれてしまうデザインではないでしょうか。
今回のモデル名は、「Stylingkit "Ceyster GT 600 "」。
実際見ると かなりの迫力も感じられそうですが、ベース・デザインを残しながらも 自車にちょっと
手を加えてみようかとお考えの方には参考になりそうですね。
Posted by フラン - 2008.05.23,Fri
ドイツ・ゲンバラ社、早々と GT2 および 997 Turbo をベースとしたチューン・キットを発表しています。
モデル名は 「 Gemballa Avalanche 600 GT2 Evo 」。
GT2 は 600hp へと引き上げられ、トルクはなんと 840Nm。 結果 0 - 100km/h への加速時間は
わずか 3.5 秒。 大きく口を開けたエア・インテークが、まさにその性能を物語っているようです。
その他手を加えられたところは、
* 専用ペイントを施した、2トーン・カラー。
* スポーツ・エグゾースト・システム および 20インチ・レーシング・ホイール
* コイル・オーバー・サスペンションと 強化ブレーキ ( 380 / 350 mm もしくは 405 / 380mm )
* 特別;レザー・インテリア・トリム
* F1 パドル・シフト ( オプション )
* フロント・リアの専用スカートとスポイラー
などなど。
すっきりとしたお顔立ちと、グラマラスな後ろ姿。 さらにインテリアも明るく、まるでサーキットに
華を添えるようなデザインとなっています。
「 3.5秒ですか。 」 ← とキー・ボードを打っている間に、時速 100 km / h に達してしまうのですね。
一行分の文字を打った時にはすでに、300 km / h over ....。
変な表現かも知れませんが、笑わしてくれる一台です。
Posted by フラン - 2008.05.22,Thu
まったりとした昼下がりの社内。 お昼ご飯も食べたあと、することがほとんどありません。
朝方読み切れなかった日経新聞の残ったところに目を通し、午前中完了した仕事のまとめを整えたら、
あとは緊張感から解放される、一時の脱力が可能となる短い合間。 カイエンが入院中とのこともあり、
本日ポルシェ・ジャパンの Web をぶらぶらと眺めていたら、おっ 新しい企画が始まったようです。
その新メニュー、「 ポルシェ モバイル始動 」。
結構楽しめます。 空メール送信などの諸手続を完了すると、あとはポルシェ全ブランドのフォトを
ダウン・ロードすることが出来、待ち受け画面に使用することが出来ます。
簡単なゲーム・ソフトやニュース配信などを受けることなど、お遊び気分を楽しめることが出来るようです。
私も早速試してみました。
余った時間が出来たとき、是非覗いて見て頂くことをお勧めいたします。
一人満足が出来る、大人の無邪気なお遊び Web ということで.... !
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よう来てくれはりました !
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