2008年 12月、 米国内 自動車販売台数 その 1

 

昨年 12月 20日、米国政府はゼネラル･モータースとクライスラー救済のために、
最大174億ドル( 約 1兆 6,200億円) の政府支援策を決定。　年末から年始にかけて
まず134億ドルの政府救済を発表。

 

+ 昨年 12月 31日、GM社本体に 40億ドルの政府融資

+ 昨年 12月 31日、金融子会社である GMAC社に 60億ドルの公的資金注入

+ 今年 01月 02日、クライスラー社に 40億ドルの融資

+ 今年 02月 (予定) 、GM社に約 40億ドルの政府融資実施予定

 

などの巨額政府救済で対応。　これがなければ、両社とも今月 1月に運転資金が

枯渇するという非常事態に陥る危機一歩手前でしたが、何とか破綻が回避出来 安堵感。　

 
 
 

ただ米国経済を取り巻く環境に明るい兆しは依然見えておらず、昨年12月の各主要自動車

メーカーの販売実績は、各メーカーいずれも前年同月比 30 % を越す大幅減。　ガソリン価格は

急落してはいるものの、自動車ローン審査の厳格化が依然尾を引いていること。

それ以上に現経済環境と米国政府によるGMとクライスラー社の救済措置などを背景に、

センチメントが悪化。　購入手控え感が広がっていることが、新車販売大幅減の主要因と

なっているみたいですね。

 

昨年 12月における各社の販売実績がまだ出揃っておらず、総新車販売台数は途中集計の

数字となりますが、2008年全体の総販売台数は年間 1,000万台を下回る恐れがあるとのこと。

ちなみに 2007年における総販売台数は 1,610万台であったため、昨年は米国市場全体で

約 35 % 以上の販売減を記録するのが 濃厚との予測。

 
 

下記は各メーカーの昨年 12月の販売実績と、2008年通年の販売実績です。

 

- to be continued -