ポルシェ・カイエン S と、911 カブリオレ。 ヨメと家族とポルシェたちに囲まれ、仕事に精出すサラリーマンの ぬる湯 顛末記。
Posted by フラン - 2008.07.23,Wed
今年の夏休みを取る時期を、私は少し読み違えたようです。
あと一ヶ月 計画を遅らせていれば、どうやら そのコストを少し押さえることが出来たような兆候が
見え隠れしています。 先週から原油先物価格が、暴落に近い下げを演じ始めました。
あと一ヶ月 計画を遅らせていれば、どうやら そのコストを少し押さえることが出来たような兆候が
見え隠れしています。 先週から原油先物価格が、暴落に近い下げを演じ始めました。
というのは、今年に入り右肩 45度の角度で上昇を続けていた原油価格に、やっと天井感らしき
動きが見え始めたような雰囲気となっています。 自らが夏季休暇に入った翌日の 7月 15日 (火)、
動きが見え始めたような雰囲気となっています。 自らが夏季休暇に入った翌日の 7月 15日 (火)、
ニューヨーク商業取引所 (NYMEX) における原油先物価格は、147ドル 31セントの史上最高値を
付けたあと急落。
夏休みをあと一ヶ月遅らせていたら、もう少し安いガソリン価格に巡り合えていたのかもしれません。
現在原油価格が下落を始めているのは いくつかの理由があり、
1) 米国住宅金融 2社 (FNMA, FHLMC) の信用不安から、米国政府が救済に乗り出す
と発表したことで安心感が広がり、ドル高が進み 原油価格の売り材料となったこと。
と発表したことで安心感が広がり、ドル高が進み 原油価格の売り材料となったこと。
2) バーナンキ米国連銀議長が、米国経済先行き見通しに対してやや悲観的な見通しを表した
ことで、景気の落ち込みから来る 将来の原油需要の減少が予想され始めたこと。
ことで、景気の落ち込みから来る 将来の原油需要の減少が予想され始めたこと。
3) 同様に OPEC が、今年から来年にかけて世界の原油需要は予想を下回ると発表したこと。
などの重要な売り材料が重なり、私が夏休みに突入した週初 15日 (月) から大きく下落。
原油先物価格はその日の高値であった 1バレル 147.31ドルから、安値 136.53ドル、引けは
139.37ドルと、前日比 ▲ 6.41ドルもの急落。 結果 1991年以来、17年振りの大幅な下げとなりました。
原油先物価格はその日の高値であった 1バレル 147.31ドルから、安値 136.53ドル、引けは
139.37ドルと、前日比 ▲ 6.41ドルもの急落。 結果 1991年以来、17年振りの大幅な下げとなりました。
翌 16日 (火) には、ブラジルでストに突入していた原油採掘従業員の復帰と共に、生産量が
回復したことや、ナイジェリアで武装勢力の攻撃を受けたパイプラインが復旧したニュースで、さらに
▲ 4.05ドル下げ、15,16日のわずか 2日でなんと 10ドル強の下落。
回復したことや、ナイジェリアで武装勢力の攻撃を受けたパイプラインが復旧したニュースで、さらに
▲ 4.05ドル下げ、15,16日のわずか 2日でなんと 10ドル強の下落。
7月17日 (水) は、週末に開催予定のイランと欧州連合会談に米国も参加。 さらに米国はイランに
外交官を駐在させる予定があるとの報で中東の緊張緩和が連想され、引け値は 130.18ドルと
前日比 ▲ 5.14ドルの 3日連続の大幅安。 この日は 129.90ドルの安値を付け、今年6月 6日以来
約 1ヵ月半振りに 1バレル 130ドルの大台を割り込んでいます。
先週は平行して、米国議会が原油価格の沈静化を狙い、一歩進んだ討議を本格化。 投資ファンドに
よる投機的な資金が、原油価格を意図的に押し上げているとの議論が出始めていることを原油市場は
警戒。 新規資金が入りづらい環境になっていることも、下落要因の一つと思われます。
よる投機的な資金が、原油価格を意図的に押し上げているとの議論が出始めていることを原油市場は
警戒。 新規資金が入りづらい環境になっていることも、下落要因の一つと思われます。
さて昨日 7月 22日 (火) の NIMEX における原油価格引け値は、1バレル 127.95ドル 前日比
▲ 3.95 ドルと今年 6月初旬のレベルまでその取引価格を戻しています。 原油価格はまだ下落
基調が続いていると思われ、恐らくトリシェ欧州中銀総裁が利上げ発言をし、ドルが急落した
6月 5日の安値である122.27ドルを下限目標に、しばらく軟調な展開が予測されそうです。
基調が続いていると思われ、恐らくトリシェ欧州中銀総裁が利上げ発言をし、ドルが急落した
6月 5日の安値である122.27ドルを下限目標に、しばらく軟調な展開が予測されそうです。
ではその先、今年後半の原油価格はどうなるのでしょうか。
一つ面白いチャートがあります。 下記グラフは過去約 5年間の原油先物価格 ( 緑線 ) と
小麦先物価格 ( グレー線 ) の過去の推移を一緒に表したものですが、小麦価格の推移から
約 60日遅れで原油先物価格がそれに追随する兆候があります。
( 出所: Reuters社 )
小麦先物価格は原油先物価格より先に大幅下落を辿ったあと、現在 1ブッシェル 800セントの
支持線でヘッド・アンド・ショルダーというフォーメーションを形成して小康状態となっています。
このラインを割り込んでいくのであれば、小麦先物価格は更なる下落トレンドに入る傾向が強いと
考えられます。
小麦先物価格 ( グレー線 ) の過去の推移を一緒に表したものですが、小麦価格の推移から
約 60日遅れで原油先物価格がそれに追随する兆候があります。
( 出所: Reuters社 )
小麦先物価格は原油先物価格より先に大幅下落を辿ったあと、現在 1ブッシェル 800セントの
支持線でヘッド・アンド・ショルダーというフォーメーションを形成して小康状態となっています。
このラインを割り込んでいくのであれば、小麦先物価格は更なる下落トレンドに入る傾向が強いと
考えられます。
一方の原油先物価格は、下落トレンドが始まったばかり。 下値を確認するチャートを形成して
いないため、先行きを予測するには、「 どちらかと言えば暫く下落するかな ? 」 程度の判断しか
出来ないと思われます。
いないため、先行きを予測するには、「 どちらかと言えば暫く下落するかな ? 」 程度の判断しか
出来ないと思われます。
ただ過去のパターンがそのまま当てはまるのであれば、原油先物価格は小麦先物価格に
追随するかのように、 1バレル 90 ~ 100ドル近辺にまで下がってもおかしくないかも知れません。
追随するかのように、 1バレル 90 ~ 100ドル近辺にまで下がってもおかしくないかも知れません。
反面これからの原油価格の動向にはには、まだまだいくつかの不透明要因が残されています。
* ナイジェリアの武装勢力の活動に、沈静化が見えないこと。
* 米国・イラン情勢より、イスラエル・イラン情勢の緊張が解けていないこと。
イスラエルはイラクの核施設を、何時でも攻撃できる態勢を取っていると言われています。
イスラエルはイラクの核施設を、何時でも攻撃できる態勢を取っていると言われています。
* 米国・メキシコにハリケーン襲来の時期を迎え、原油採掘施設の多いメキシコ湾に 今年も
被害が出る可能性が残っていること。
被害が出る可能性が残っていること。
* 世界各国が行楽シーズンと猛暑を向かえ、ガソリンおよび電力用の燃料増が増すこと。
などがマイナス要因とされ、原油価格の反発材料にいつ使われるか判りません。
平行して原油価格動向の分析と予測で著名なゴールドマン・サックス社が、 7月 17日に原油価格
動向に関する最新レポートを公表しましたが、「 米国と日本を筆頭に主要国の在庫積み増しが
進んでいるため、短期的には原油需要が落ち込み価格下落要因となる。 しかしながら世界全体を
見ると、原油在庫は低水準であるため、原油価格は当初見通しどおり 149ドルに据え置く 」 と
しています。
動向に関する最新レポートを公表しましたが、「 米国と日本を筆頭に主要国の在庫積み増しが
進んでいるため、短期的には原油需要が落ち込み価格下落要因となる。 しかしながら世界全体を
見ると、原油在庫は低水準であるため、原油価格は当初見通しどおり 149ドルに据え置く 」 と
しています。
ついこの間まで、何処まで上昇するかわからない原油価格でしたが、ようやく落ち着きを取り戻し
始めたようです。 ただ この価格下落が直ぐにガソリン店頭価格に反映するには、まだ少し時間が
かかると思います。 また最近の円安が、この原油価格下落を相殺しているのも事実です。
8月のお盆シーズンの時期、少しでもガソリン価格の低下が見られることを望みたいですね。
始めたようです。 ただ この価格下落が直ぐにガソリン店頭価格に反映するには、まだ少し時間が
かかると思います。 また最近の円安が、この原油価格下落を相殺しているのも事実です。
8月のお盆シーズンの時期、少しでもガソリン価格の低下が見られることを望みたいですね。
先週末の 3連休のとき、関東近郊をうろうろしていて気が付いたこと。
やはり群馬、茨城県のガソリン価格は安いと思います。 レギュラーで 165 ~ 168円のガス・
スタンドが、かなり多いのです。 その中で あるところにあったセルフ・スタンドは、なんと 163円の
価格標を出していました。 私の場合ハイオクなので、適応外となりましたが、ハイオク価格は
そこそこの値段で、あまり代わり映えがしなかったような気がします。
やはり群馬、茨城県のガソリン価格は安いと思います。 レギュラーで 165 ~ 168円のガス・
スタンドが、かなり多いのです。 その中で あるところにあったセルフ・スタンドは、なんと 163円の
価格標を出していました。 私の場合ハイオクなので、適応外となりましたが、ハイオク価格は
そこそこの値段で、あまり代わり映えがしなかったような気がします。
年内ハイオク価格で 150円くらいになってくれることを願って止まない、今月のカード使用明細書の
到着待ちに怯えている 過剰日焼けの おぢ が、ここでうごめいているようです。
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